研究者総覧

町田 奈緒士MACHIDA Naotoマチダ ナオト

所属部署名研究院人文科学系人間科学領域
職名専任講師
Last Updated :2024/11/01

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プロフィール情報

  • 町田, マチダ
  • 奈緒士, ナオト

研究キーワード

  • 質的調査
  • 心理学
  • トランスジェンダー

研究分野

  • 人文・社会, 臨床心理学
  • 人文・社会, ジェンダー, セクシュアリティ
  • 人文・社会, 教育心理学
  • 人文・社会, 教科教育学、初等中等教育学, アカデミック・ライティング

経歴

  • 2024年04月, 9999年, 奈良女子大学, 研究院 人文科学系, 専任講師
  • 2022年04月, 2024年03月, 名古屋大学, 高等教育研究センター, T-GEx フェロー
  • 2021年10月, 2024年03月, 名古屋大学, ジェンダーダイバーシティセンター, 特任助教
  • 2021年04月, 2023年03月, 立命館大学, 衣笠総合研究機構 生存学研究所, 客員研究員
  • 2015年04月, 2020年11月, 京都大学, 人間・環境学研究科, 博士後期課程 大学院生

担当経験のある科目(授業)

  • 社会・集団・家族心理学(オムニバス), 奈良女子大学, 2024年04月, 9999年
  • 心理学卒業演習Ⅰ, 奈良女子大学, 2024年04月, 9999年
  • 心理学研究演習Ⅰ, 奈良女子大学, 2024年04月, 9999年
  • 心理実習A, 奈良女子大学, 2024年04月, 9999年
  • 心理学文献演習Ⅰ, 奈良女子大学, 2024年04月, 9999年
  • 公認心理師の職責(オムニバス), 奈良女子大学, 2024年04月, 9999年
  • 家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践, 奈良女子大学, 2024年04月, 9999年
  • 2022年10月, 2023年03月
  • ジェンダーの視点から考える21世紀の日本社会, 名古屋大学, 2022年04月, 2022年08月
  • 心理学文献演習Ⅰ, 奈良女子大学, 2021年04月, 2021年09月
  • 教育相談, 近畿大学, 2020年04月, 2021年09月
  • 心理学, 香里ヶ丘看護専門学校, 2017年04月, 2021年09月
  • こころのしくみ, 関西学研医療福祉学院, 2019年09月, 2021年03月
  • 応用心理学特講, 中部大学, 2023年08月, 2023年09月

所属学協会

  • 日本箱庭療法学会, 2023年04月, 9999年
  • GID(性同一性障害)学会

メディア報道

  • 【インタビュー】直感に導かれてみることの大切さ──町田奈緒士さん, 名古屋大学 T-GEx, 2024年04月, https://www.t-gex.nagoya-u.ac.jp/results/2563.html

Ⅱ.研究活動実績

論文

  • 日本語, 質的心理学フォーラム = Qualitative psychology forum / 日本質的心理学会『質的心理学フォーラム』編集委員会 編, 小平 : 日本質的心理学会, インタビュー パイオニアに聞く(第15回)初めに行為ありき, 南 博文; 北尾 良太; 郡司 菜津美; 町田 奈緒士; 松浦 李恵, 2023年, 15, 70, 78
  • 日本語, 同志社女子大学学術研究年報 = Annual reports of studies / 同志社女子大学学術情報部 編, 京田辺 : 同志社女子大学, 人と人との関係性を音楽的に捉えるために : 「転調」概念の理論的基盤—A Musical View of Human Relationship : Theoretical Foundations of the "Modulation", 勝浦 眞仁; 藤井 真樹; 町田 奈緒士, 2023年, 74, 41, 48
  • 査読あり, 日本語, 質的心理学フォーラム, 言語的概念の介在しない他者とのつながりの可能性 : トランスジェンダーの語り合いから, 町田 奈緒士, 2022年10月, 14, 85, 88, 研究論文(学術雑誌)
  • 日本語, GRL studies / 名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ年報編集委員会 編, 名古屋 : 名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ, 評者との対話による「質感」の味わい直し—誌上討論 町田奈緒士『トランスジェンダーを生きる : 語り合いから描く体験の「質感」』(ミネルヴァ書房、2022年3月)をめぐって, 町田 奈緒士, 2022年, 5, 103, 107
  • 査読あり, 日本語, 人間性心理学研究 = The Japanese journal of humanistic psychology, 日本人間性心理学会, トランスジェンダーを生きるという体験に伴われる実感の探索的検討, 町田 奈緒士, 2020年, 37, 2, 169, 180, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読あり, 日本語, GID(性同一性障害)学会雑誌, 性を他者関係から再考する:〈雰囲気〉として感受されるものとしての性, 町田 奈緒士, 2019年12月, 12, 7, 19
  • 査読あり, 英語, Annual Review of Critical Psychology, An explorative examination into Japanese transgender experiences, Naoto MACHIDA, 2018年11月, 14, 136, 153
  • 査読あり, 日本語, 人間・環境学, 京都大学大学院人間・環境学研究科, 関係の中で立ち上がる性 : トランスジェンダー者の性別違和についての関係論的検討, 町田 奈緒士, トランスジェンダーとは, 自らがある性別に属しているという自己イメージを意味するジェンダー・アイデンティティが, 出生時の性別に一致しない状態として定義されている. 従来のトランスジェンダーに関わる研究では, 性ないし性別違和は, 個人の内部にあるものとして語られてきた. しかしながら, 性とは, 他者との関係のうちに立ち上げられてしまうような側面があるのではないだろうか. 本論文は, 性ないし性別違和を関係論的な視座から捉え直すことを目的とし, 対話的自己エスノグラフィと語り合い法というアプローチを用いて調査を実施した. その結果をもとに, <器>という記述概念を導入し, それと類似概念との整理を行い, 他者とのあいだでどのように性別違和が体験されるのかについて論じた., 2018年, 27, 17, 33, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • その他, English Language Teaching, The Effect of Concept Mapping on L2 Writing Performance: Examining Possible Effects of Trait-Level Writing Anxiety, Naoko Machida; David J. Dalsky, 2014年08月14日, 7, 9, 研究論文(学術雑誌), 10.5539/elt.v7n9p28
  • 日本語, 質的心理学フォーラム, 研究者の偶然性と当事者性, 北尾良太; 郡司菜津美; 町田奈緒士; 松浦李恵, 2024年10月, 16, 7, 15, 研究論文(学術雑誌)

MISC

  • 査読無し, 日本語, 日本心理学会大会発表論文集, 公益社団法人 日本心理学会, 教育現場におけるSOGIをめぐる現状と課題, 滑田 明暢; 町田 奈緒士; 樋口 亜瑞佐; 河野 禎之; 葛西 真記子; 松並 知子, 昨今では,SOGI(性的指向と性自認)という言葉の広がりとともに,私たちは必ずしも異性を好きになるわけではないこと,そして,戸籍や身体的特徴をもとに他者から認識される性とは異なる性自認がもたれる場合があることが共有されてきていると考えられる。一方で,現状でどのような課題があり,その課題にどのように対応したらよいのか,ということについての知見は今も加えられ続けている状況にあるといえるだろう。本シンポジウムでは,教育現場におけるSOGIをめぐる現状や課題に関する知見を共有し,議論することに焦点を当てたい。安心して学ぶことができる環境が想定される教育現場において,SOGIをめぐる現状や課題にどのようなものがあり,どのように対応できるかについて,理解を深める機会としたい。, 2022年, 86, SS-011, SS-011, 10.4992/pacjpa.86.0_ss-011
  • 査読無し, 日本語, 日本心理学会大会発表論文集, 公益社団法人 日本心理学会, 「ジェンダーの心理学」講読演習に関する実践研究, 町田 奈緒士, 近年,大学においてジェンダーの多様性に対する意識が大きく変化している。トランス女性の受け入れを表明する女子大学や,ダイバーシティを推進するセンターを設置する大学も見られるようになるなど,学生たちを取り巻く環境は変化の只中にある。しかしながら,心理学関連のカリキュラムにおいて,ジェンダーの多様性について学ぶ機会は未だ限定的であり,多様なジェンダーへの想定や配慮が十分とは言えない調査を卒業研究として実施してしまう例も少なくない。そうした現状を踏まえると,ジェンダーの多様性を取り上げる授業実践の中で,学生らがどのような学びや気付きを得ているのかについて明らかにすることは,今後の心理学教育のあり方を検討していくにあたり,重要な意義を持つと考えられる。そこで,本報告では,“The Psychology of Gender”というテクストの読解,ならびに受講生同士のディスカッションを通じ,学生にどのような変化がもたらされているのかを探索的に明らかにすることを試みる。毎授業において提出してもらう自由記述の分析を通じ,学生に生じている変化について,“unlearn”という切り口から考察したい。, 2021年, 85, PS-009, PS-009, 10.4992/pacjpa.85.0_ps-009
  • 査読無し, 日本語, 日本心理学会大会発表論文集, 公益社団法人 日本心理学会, 心理学における当事者性を明示した研究の可能性, 町田 奈緒士; 綾屋 紗月; 今尾 真弓; 熊谷 晋一郎; 大倉 得史, 人間を対象とする心理学研究においては,調査者の存在が,協力者の語りやその分析に大きな影響を及ぼすにもかかわらず,議論の俎上に長らく載せられてこなかった。しかし,調査者もまた固有の生活史を持つ人間である以上,協力者とのあいだには一回性・個別性を持った相互作用が生じる。とりわけ,調査者が協力者と「同じ集団」に属する場合,言い換えると「当事者」でもある場合,調査者と協力者という境界線は曖昧化され,生じうる相互作用も複雑なものとなる。こうした中,近年興隆目覚ましい当事者研究を筆頭に,自らの当事者性を調査者が論文中で明示する研究が衆目を集めている。自らの当事者性を記すことは,研究テーマを探究していく上でどのような意味を持つのだろうか。また,それに伴われる危険性とはどのようなものであるのか。本シンポジウムでは,そうした当事者性を明示した研究をめぐる可能性と課題点について議論していきたい。, 2020年09月08日, 84, SS-042, SS-042, 10.4992/pacjpa.84.0_ss-042
  • 査読無し, 日本語, GRL NEWS, DENとしての図書館, 町田 奈緒士, 2024年01月, 12, 3, 3, 記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要), GRL-News-Letter-No.12.pdf, パスワードが無い

書籍等出版物

  • 学び・育ち・支えの心理学 : これからの教育と社会のために, 名古屋大学出版会, 中谷, 素之; 平石, 賢二; 高井, 次郎, トピックス ジェンダーダイバーシティと教育, 2024年02月, vi, 296p, 日本語, その他, 9784815811518
  • トランスジェンダーを生きる : 語り合いから描く体験の「質感」, ミネルヴァ書房, 町田, 奈緒士, 2022年03月, xvi, 324p, 日本語, その他, 9784623094066
  • 接面を生きる人間学 : 「共に生きる」とはどういうことか, ミネルヴァ書房, 鯨岡, 峻; 大倉, 得史, 2021年05月, ix, 360p, 日本語, その他, 9784623091546
  • 学校現場にいかす特別支援教育ワークブック : 多様な子どもたちへの理解を深める, ミネルヴァ書房, 向後, 礼子; 山本, 智子(教育学), SOGIをめぐる課題, 2020年11月, x, 154p, 日本語, その他, 9784623090730
  • The semiotic field of the garden: Personal culture and collective culture, Information Age Pub., Teppei Tsuchimoto, “Qualia” of transgender experiences: What visual images tells us, 2024年05月, xxxviii, 432 p., 英語, その他, 9798887306346

講演・口頭発表等

  • 町田 奈緒士, 日本質的心理学会第20回大会, 発達障害傾向を有するトランスジェンダーの人々の体験世界ー自己のあり方と他者関係の築き方に着目して, 2023年11月05日, 日本語
  • Naoto MACHIDA; Maki FUJII; Mahito KATSUURA, IHSRC 2023 TOKYO, "Modulation" Occurred in an in-depth Talking with a Mother of a Transgender Child, 2023年08月10日, 英語
  • 町田 奈緒士, 日本心理学会第40回大会, SOGIをめぐって:概論と個人的体験から, 2022年09月, 日本語
  • Naoto Machida, Society for Qualitative Inquiry in Psychology (SQIP) 8th ANNUAL CONFERENCE, An introduction to “in-depth talking approach," a Japanese phenomenological methodology, 2022年06月16日, 2022年06月15日, 2022年06月17日, 英語
  • GID(性同一性障害)学会第23回大会, トランスジェンダーの子どもを持つ母親の体験とその実感について, 2022年03月, 日本語

受賞

  • 優秀ポスター発表賞, 名古屋大学, 町田 奈緒士;田中 秀紀, 2023年11月, 性別への違和感と発達障害の傾向が精神的健康と自己理解にもたらす影響
  • 国際フロンティア奨励賞, 日本質的心理学会, 町田 奈緒士, 2019年09月, An explorative examination into Japanese transgender experiences
  • 優秀演題賞, GID(性同一性障害)学会 第22回研究大会学術集会, 町田 奈緒士, 2019年08月, 関係論的セクシュアリティ再考─他者とのあいだに立ち上がるものとしての性別違和─

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 2022年04月, 2027年03月, 研究代表者, 発達障害を持つトランスジェンダーの人々の実態と体験世界の解明, 文部科学省, 世界的課題を解決する知の「開拓者」育成事業, 名古屋大学
  • 2022年11月, 2023年03月, 研究代表者, 発達障害を持つトランスジェンダーの人々の実態についての多元的・国際的な解明, 文部科学省, 世界的課題を解決する知の「開拓者」育成事業, 名古屋大学
  • 若手研究, 2023年04月, 2027年03月, 23K17136, 発達障害を持つトランスジェンダー当人と親の心理的課題と支援に関する研究, 町田 奈緒士, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 名古屋大学, 4550000, 3500000, 1050000, kaken

Ⅲ.社会連携活動実績

1.公的団体の委員等(審議会、国家試験委員、他大学評価委員,科研費審査委員等)

  • 日本質的心理学会, 『質的心理学フォーラム』編集委員会, 2022年04月, 9999年
  • 日本心理学会, 「多様性に関わるガイドライン」作成のためのワーキンググループメンバー, 2020年10月, 2023年03月
  • 日本質的心理学会, 日本質的心理学会 第19回大会実行委員, 2021年12月, 2022年10月


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