藤本 花音
| 研究院生活環境科学系生活情報通信科学領域 | 専任講師 |
Last Updated :2025/04/16
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プロフィール情報
姓
藤本, フジモト名
花音, カノン
経歴
担当経験のある科目（授業）
■Ⅱ．研究活動実績
論文
- 査読あり, 英語, Journal of Vision, Postural adjustment as a function of scene orientation, Kanon Fujimoto; Hiroshi Ashida, 2022年03月, 22, 4, 1, 11, 研究論文（学術雑誌）, 10.1167/jov.22.4.1
- 英語, Journal of Vision, Association for Research in Vision and Ophthalmology ({ARVO}), Postural adjustment as a function of the spatial frame tilt., Kanon Fujimoto; Hiroshi Ashida, 2021年09月27日, 21, 9, 2079, 2079, 研究論文（学術雑誌）, 10.1167/jov.21.9.2079
- 英語, Frontiers in Psychology, Frontiers Media {SA}, Different Head-Sway Responses to Optic Flow in Sitting and Standing With a Head-Mounted Display, Kanon Fujimoto; Hiroshi Ashida, 2020年10月06日, 11, 577305, 577305, 研究論文（学術雑誌）, 国際誌, 10.3389/fpsyg.2020.577305
- 英語, i-Perception, Larger Head Displacement to Optic Flow Presented in the Lower Visual Field, Kanon Fujimoto; Hiroshi Ashida, 2019年11月, 10, 6, 2041669519886903, 2041669519886903, 研究論文（学術雑誌）, 国際誌, 10.1177/2041669519886903
MISC
講演・口頭発表等
- 山本 真優; 藏口 佳奈; 藤本 花音; 森口 佑介, 国内, 日本発達心理学会第36回大会, 子どもの顔の「かわいさ」が接近・回避行動に及ぼす影響, 2025年03月06日, 2025年03月04日 - 2025年03月06日, 日本語
- Mayu Yamamoto; Kana Kuraguchi; Kanon Fujimoto; Yusuke Moriguchi, 国際, Budapest CEU Conference on Cognitive Development (BCCCD)2025, Women's Approach Behaviors Toward Children: Roles of Facial Cuteness, 2025年01月10日, 2025年01月09日 - 2025年01月11日, 英語
- 藏口佳奈; 藤本花音; 谷口康祐, 国内, 日本心理学会第88回大会, 接近するとかわいく感じるのか？－操作的な前傾姿勢が成人女性顔のかわいさ評価に及ぼす影響－, 2024年09月08日, 2024年09月06日 - 2024年09月08日, 日本語
- Kanon Fujimoto; Atsushi Wada, 国際, APCV2024 (The 16th Asia Pacific Conference on Vision), Singapore, Neural adaptation to visual background orientation: a wide-view fMRI study, 2024年07月11日, 2024年07月10日 - 2024年07月12日, 英語
- 藤本花音; 和田充史, 国内, 電子情報通信学会ヒューマンインフォメーション研究会（HI）, 広視野呈示された視覚参照枠の傾きへのfMRI順応, 2024年06月07日, 2024年06月06日 - 2024年06月07日, 日本語
- 藤本花音; 蘆田宏, 日本視覚学会2024年冬季大会, 主観的垂直における空間の縦横比と奥行の影響, 2024年01月18日, 2024年01月17日 - 2024年01月19日, 日本語
- 喜多千草; 藤本花音; 徐勤, DHSympo2023：国際シンポジウム「デジタル・ヒューマニティーズと研究基盤 欧州と日本の最新トレンド」, 人文社会系研究のためのデジタル的研究手法の普及, 2023年11月18日, 2023年11月18日 - 2023年11月18日, 日本語
- Hiroshi Ashida; Kanon Fujimoto, European Conference on Visual Perception, Perceived speed in the upper and lower visual fields, 2023年08月30日, 2023年08月27日 - 2023年08月31日, 英語
- Kanon Fujimoto; Hiroshi Ashida, European Conference on Visual Perception, Effect of room aspect ratio on verticality perception bias, 2023年08月29日, 2023年08月27日 - 2023年08月31日, 英語
- 藤本花音; 蘆田宏, 日本視覚学会2023年冬季大会, 主観的垂直における視空間の奥行きの影響, 2023年01月20日, 2023年01月18日 - 2023年01月20日, 日本語
- 藤本花音; 蘆田宏, 日本視覚学会 2022年夏季大会, 視覚的な傾きによる主観的垂直の周期変化を形成する視覚要素の検討, 2022年09月06日, 2022年09月05日 - 2022年09月07日, 日本語
- 蘆田宏; 藤本花音, 日本視覚学会 2022年夏季大会, 拡大縮小オプティックフローによる頭部移動と圧力中心移動の比較, 2022年09月05日, 2022年09月05日 - 2022年09月07日, 日本語
- 藏口佳奈; 藤本花音; 谷口康祐, 日本基礎心理学会第40回大会, かわいさ知覚と接近・回避反応の関連―画像観察時の重心動揺を指標として, 2021年12月04日, 2021年12月03日 - 2021年12月05日, 日本語
- 藤本花音; 蘆田宏, 日本バーチャルリアリティ学会 VR心理学研究会 (VRPSY) ;ヒューマンインフォメーション研究会 (HI), シーンの傾斜に対する姿勢反応と主観的垂直の関係性, 2021年11月27日, 2021年11月26日 - 2021年11月27日, 日本語
- 藏口佳奈; 藤本花音; 谷口康祐, 日本心理学会第85回大会, かわいい顔は接近行動を喚起するのか：顔画像観察時の重心動揺を指標とした検討, 2021年09月01日, 2021年09月01日 - 2021年09月08日, 日本語
- Kuraguchi, K; Fujimoto, K; Taniguchi, K, 43rd European Conference on Visual Perception, Effects of cute adult and baby faces on evoking approaching behavior as measured by involuntary body sway., 2021年08月23日, 2021年08月22日 - 2021年08月27日, 英語
- 蘆田宏; 藤本花音, 電子情報通信学会ヒューマン情報処理研究会 (HIP), HMDを用いた視覚性自己運動感覚と姿勢制御の実験研究, 2021年02月19日, 2021年02月18日 - 2021年02月19日, 日本語
- 藤本花音; 蘆田宏, 日本視覚学会2021年冬季大会, 視覚的な傾斜に対する姿勢調整における固有受容感覚の影響, 2021年01月21日, 2021年01月20日 - 2021年01月22日, 日本語
- Fujimoto, K; Ashida, H, The 5th NTU-Kyoto University International Symposium of Human Science, Effects of retinotopic and gravitational frames on visually induced self-motion perception., 2019年12月22日, 2019年12月21日 - 2019年12月22日, 英語
- Fujimoto, K; Ashida, H, The 15th Asia-Pacific Conference on Vision, Relationship between vection and head displacement in sitting and standing postures., 2019年07月29日, 2019年07月28日 - 2019年08月01日, 英語
- 藤本花音; 蘆田宏, 電子情報通信学会 ヒューマン情報処理研究会 (HIP), 座位姿勢下と立位姿勢下におけるオプティックフローへの異なる姿勢反応, 2019年03月09日, 2019年03月09日 - 2019年03月10日, 日本語
- 藤本花音; 蘆田宏, 電子情報通信学会 ヒューマン情報処理研究会 (HIP), ベクションの前後方向異方性における上下呈示視野の効果, 2018年10月23日, 2018年10月22日 - 2018年10月23日, 日本語
- 藤本花音; 蘆田宏, 日本視覚学会2018年冬季大会, フリッカーする周辺ドリフト錯視がベクション強度および身体動揺に与える影響, 2018年01月19日, 2018年01月17日 - 2018年01月19日, 日本語
- 藤本花音; 蘆田宏, 日本視覚学会2017年夏季大会, 周辺ドリフト錯視によるベクションにおけるフリッカーの効果, 2017年09月06日, 2017年09月06日 - 2017年09月08日, 日本語
- Fujimoto, K; Ashida, H, 38th European Conference on Visual Perception, Asymmetric effects of stereoscopic depth on simultaneous lightness contrast., 2015年08月27日, 2015年08月22日 - 2015年08月27日, 英語
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 若手研究, 2023年04月 - 2026年03月, 23K12932, 垂直知覚の視覚統合過程を支える神経機構の解明, 藤本 花音, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究, 京都大学, 4680000, 3600000, 1080000, kaken
- 若手研究, 2021年04月 - 2025年03月, 21K13679, 連携研究者, 他者への接近動機喚起メカニズム：かわいさ知覚と身体的反応の相互作用を指標として, 藏口 佳奈, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究, 大阪大学, 4420000, 3400000, 1020000, 本研究課題は，対峙する他者への接近動機や援助行動の表出機序の一端を明らかにすることを目的としている。その切り口として，かわいさ知覚に伴う身体的反応や知覚・認知的変容の生起プロセスが接近動機の喚起と直接的に結びついている可能性に着目する。
2021年度は，主に(1)かわいさ知覚に関する研究知見の文献調査と(2)かわいさ知覚時の身体的反応生起に関する検証を行った。文献調査の成果としては，評論論文を執筆し現在審査中である。身体的反応生起の検証については，画像観察時の重心動揺と画像のかわいさ評定の相関関係を検証した。成人女性顔画像，乳幼児顔画像，人物以外の画像を観察している際の重心動揺を接近反応の指標として測定し，各画像の評定値との関連を調べたところ，女性参加者ではかわいさ評定との関連が見られ，特に成人女性顔のかわいさ評定と接近反応が負の相関を示した。一方で男性参加者ではかわいさ評定との関連は見られなかった。当該成果は国内外の学会で発表したうえで論文にまとめ現在審査中である。またかわいさ知覚時の身体的反応生起に関しては，他に瞳孔反応に着目し，画像のかわいさ評定と瞳孔変化率が相関していることを明らかにした。当該成果はすでに査読付き論文として公開されている。
以上の結果から，かわいさ知覚時に身体的反応が生起することは明らかであるが，実験条件を今後さらに精査し，かわいさ知覚に伴う身体的反応の生起機序をより詳らかにすることを目指す。, kaken - 研究活動スタート支援, 2022年08月 - 2024年03月, 22K20315, 人間の垂直知覚を形成する視覚情報の統合処理過程の解明, 藤本 花音, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援, 京都大学, 2860000, 2200000, 660000, kaken
- 基盤研究(C), 2019年04月 - 2023年03月, 19K03367, 連携研究者, 自己運動知覚を支える運動視機能と脳内ネットワークの研究, 蘆田 宏, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 京都大学, 4420000, 3400000, 1020000, 新型コロナウィルス禍が終息せず本年度も実験研究の遂行に深刻な影響が生じた。そのため、今年度は本研究に関連する書籍の章と教科書の執筆に注力し、それらは2022年度に公刊される予定である。
博士課程の学生によるVRゴーグルを用いた身体制御の研究は本課題に関わる有意義な成果となり、論文として出版することができた(Fujimoto & Ashida, 2022, JoV)。これまで、オプティックフローによる無意識的な姿勢制御と意識的な自己運動知覚（ベクション）の関係について研究を進めてきたが、姿勢制御には動的なオプティックフローだけではなく静止したシーンの情報も影響する。特に、視野全体が傾くことにより、立位姿勢の制御と垂直方向の知覚がともに影響される。VRゴーグルを着用して傾いたシーンを観察する実験の結果、頭部移動測定による姿勢制御と、垂直方向判断課題の結果はかなりよく似ていることがわかった。シーンの方向を規定する要因として90度周期の「フレーム」、180度周期の「水平線」、360度周期の「(オブジェクト)極性」の３つの周期からなる正弦波の組み合わせによるモデル(Dyde et al., 2006)が適用でき、垂直知覚に比して姿勢制御にはフレームの効果が若干大きいことが明らかになった。, kaken - 特別研究員奨励費, 2020年04月24日 - 2022年03月31日, 20J10183, 視覚誘導性自己運動感覚における自己身体の役割の包括的解明, 藤本 花音, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 京都大学, 1700000, 1700000, 0, 本年度は，前年度で明らかにした「自己運動知覚における重力中心座標の影響」に着想を受け，検討対象を空間認識全体に広げ，垂直知覚における重力中心座標と自己中心座標系の影響を調査した．実験ではバーチャルリアリティ(VR)空間に表現した室内の3Dモデルをヘッドマウントディスプレイにて呈示し，垂直知覚及び頭部角度を測定した．VR空間は視線軸に対して360度の範囲でいずれかに傾いた状態で呈示された．VR空間の傾きに対する垂直知覚のバイアスを重力軸・自己身体軸・視覚的垂直軸の3ベクトル合成にてモデリングした結果，これらの座標軸が異なる重みづけを持ちながら垂直知覚に影響していることが明らかになった．更に，視覚的垂直軸は視覚手がかりの種類によって更に3軸(幾何学的傾き，レイアウトの傾き，物体の傾き)に分割されることがわかった．VR空間の傾きに対し，垂直知覚のバイアスだけでなく頭部回転反応も生じることが示された．頭部回転反応における各軸の重みづけパターンは垂直知覚と一致したが，知覚に比べ明瞭なものではなかったことから，知覚と姿勢制御が部分的に異なる機構により処理されていることが示唆された．前年度の成果と併せ，VR空間における人間の空間認識が視覚情報，身体情報，重力情報の統合によって形成されることが示唆された．本研究成果は国内外の学会や論文誌にて報告された．今後の研究では，多感覚統合から成る空間認識の神経メカニズムを，脳機能イメージングを用いて明らかにする．, kaken
- 基盤研究(B), 2014年04月01日 - 2018年03月31日, 26285165, 視覚的運動の検出と統合メカニズムに関する研究： 時空間輝度勾配に基づく分析, 蘆田 宏; V・T・G Jakobus; 陳 建中; 上﨑 麻衣子; 山崎 大暉; 藤本 花音; 服部 実香; 楊 肸蕊; 光村 麻衣子, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 京都大学, 14950000, 11500000, 3450000, 心理物理実験と脳機能測定実験によって，視覚運動の知覚と脳内情報処理の理解を深める数々の新知見を得，論文として発表した．主な成果として，スピナー錯視が示す速度知覚の空間周波数依存性の解明（協力者：H. Ho教授，S. Anstis教授），視覚運動による自己運動知覚を支える脳領域の同定とそれらを繋ぐ白質神経繊維束の再発見（協力者：上﨑麻衣子），接近運動に特異的な視聴覚の相互作用と位置依存性の発見（協力者：山﨑大暉）があげられる．当初研究分担者であったvan Tonder博士による動く錯視の計算モデル研究は一定の成果を得て学会発表を行ったが，現在も改良を進めている．, url
