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宇津川 喬子(研究院人文科学系人文社会学領域)|研究者総覧 教員業績管理システム

宇津川 喬子

研究院人文科学系人文社会学領域准教授
Last Updated :2026/06/29

■researchmap

プロフィール情報

  • プロフィール

    ◇研究概要
    河川-海岸系における現行堆積過程,特に砕屑粒子の生産-運搬作用について形状変化と岩質特性に注目して研究を行なっています.
    コンセプト:「砂は礫からどのように生まれて運ばれていくのか」

    ◇資格
    中学校教諭専修免許状(理科)・高等学校教諭専修免許状(理科)・専門地域調査士
    【小・中・高等学校,大学の理科教育・自然地理教育活動に興味があります】
    【児童を対象とした河原の石ころ講座の経験があります】

  • アバター

    https://researchmap.jp/takako_utsugawa/avatar.JPG
  • 宇津川, ウツガワ
  • 喬子, タカコ

学位

  • 博士(理学), 首都大学東京

研究キーワード

  • 堆積学
  • 河川-海岸系
  • 粒子形状
  • 砂粒子

研究分野

  • 自然科学一般, 地球人間圏科学, 自然地理学
  • 自然科学一般, 固体地球科学, 堆積学
  • 人文・社会, 地理学

経歴

  • 2026年04月 - 現在, 奈良大学, 非常勤講師
  • 2025年04月 - 現在, 奈良女子大学, 文学部 人文社会学科, 准教授
  • 2024年04月 - 2025年03月, 駒澤大学, 非常勤講師, 「自然地理学概説」担当
  • 2022年04月 - 2025年03月, 法政大学, 文学部 地理学科, 助教
  • 2019年04月 - 2025年03月, 東京経済大学, 非常勤講師, 「自然地理学a・b」担当
  • 2017年04月 - 2023年09月, 東京電機大学, 非常勤講師, 「地学実験」(分担)担当
  • 2021年04月 - 2022年03月, 電気通信大学, 非常勤講師, 「地学実験」「地学」(分担) 担当
  • 2021年04月 - 2022年03月, 東京都立大学, 非常勤講師, 「地球環境科学概説I」「地理環境科学実習I」担当
  • 2018年04月 - 2022年03月, 立正大学, 地球環境科学部地理学科, 助教
  • 2020年09月 - 2021年03月, 聖心女子大学, 非常勤講師, 「自然地理学1」担当
  • 2017年04月 - 2018年03月, 首都大学東京, 非常勤講師, 「情報リテラシー実践I」「情報リテラシー実践IIA(統計・データベース)」担当
  • 2017年04月 - 2018年03月, 首都大学東京, 地理学教室, 特任研究員

学歴

  • 2014年04月 - 2017年03月, 首都大学東京大学院, 都市環境科学研究科, 地理環境科学域(博士後期課程)
  • 2012年04月 - 2014年03月, 首都大学東京大学院, 都市環境科学研究科, 地理環境科学域(博士前期課程)
  • 2008年04月 - 2012年03月, 首都大学東京, 都市環境学部, 地理環境コース

担当経験のある科目(授業)

  • 地理学特殊講義(十二), 奈良大学, 2026年04月 - 現在
  • 自然地理学概論B, 奈良女子大学, 2026年04月 - 現在
  • 自然環境の地理学, 奈良女子大学, 2025年10月 - 現在
  • 地形環境学特殊講義, 奈良女子大学, 2025年04月 - 現在
  • 地質・岩石学及び実習, 法政大学, 2023年09月 - 2025年03月
  • 地図学II, 法政大学, 2022年09月 - 2025年03月
  • 自然環境論, 法政大学, 2022年04月 - 2025年03月
  • 自然地理学a・b, 東京経済大学, 2019年04月 - 2025年03月
  • 地学実験(分担・集中), 東京電機大学, 2017年04月 - 2023年09月
  • 情報処理の基礎, 立正大学, 2020年04月 - 2022年03月
  • 自然計測実習, 立正大学, 2018年04月 - 2022年03月
  • 基礎地図学および実習I・II, 立正大学, 2018年04月 - 2022年03月
  • 地学(分担・集中), 電気通信大学, 2022年02月
  • 地学実験(集中), 電気通信大学, 2021年09月
  • 自然地理学1, 聖心女子大学, 2020年09月 - 2021年03月
  • 情報リテラシー実践IIA, 首都大学東京, 2017年10月 - 2018年02月
  • 情報リテラシー実践I, 首都大学東京, 2017年04月 - 2017年07月

所属学協会

  • 法政地理学会
    2022年04月
  • 立正地理学会
    2018年04月
  • 日本堆積学会
    2014年02月
  • 日本地球惑星科学連合
    2010年05月
  • International Association of Sedimentologists
  • 日本地理学会
  • 東京地学協会
  • 日本第四紀学会

■Ⅱ.研究活動実績

論文

  • 査読無し, 日本語, 相模原市立博物館研究報告, 相模川(桂川)上流域における富士相模川ラハール堆積物の層相と分布, 白井正明; 宇津川喬子; 河尻清和, 2026年03月, 34, 9, 21, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 査読無し, 英語, Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University, Gravel transport estimated from changes in lithological and morphological features of pebble particles along the Seisho Coast, central Japan, Shirai, M.; Akiyama, T.; Utsugawa, T., 2026年03月, 61, 13, 22, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 査読あり, 日本語, 地域研究 = Regional studies / 立正地理学会編集委員会 編, 熊谷 : 立正地理学会, 宮城県名取川下流域における堤外地空間の利用と管理—Utilization and Administration of Riverside Land along the Lower Natori River, Miyagi Prefecture, Northern Japan, 原 将也; 横山 貴史; 宇津川 喬子; 伊藤 徹哉; 島津 弘, 2022年03月, 61, 106, 15, 28
  • 英語, Geographical reports of Tokyo Metropolitan University, Disturbance and consequent changes of riverbed environments by typhoon HAGIBIS flood in 2019 at the middle reaches of the TAMA river, central JAPAN, 2022年, 57, 39, 46, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 査読あり, 日本語, 堆積学研究 = Journal of the Sedimentological Society of Japan, 福岡 : 日本堆積学会, 2019年台風19号に伴う出水により多摩川中流域の高水敷に堆積した砂礫の分布—Distribution of gravel-sand on high water bed by Typhoon Hagibis (T1919) flood in the middle reaches of the Tama River, central Japan, 白井 正明; 宇津川 喬子, 2019年の台風19号(T1919)襲来に伴う出水により,多摩川中流域の高水敷に堆積した砂礫の堆積状況を記録した.砂礫州の上流部から中央部流路寄りにかけては基本的に礫の堆積が優勢であり,中央部基部から下流部にかけて懸濁水から堆積した淘汰の良い砂が堆積する.淘汰の良い砂は緩やかな2Dデューン状のベッドフォームを呈することがある.高水敷上に位置するトラフでは過去数10年間でも出水によりしばしば礫が堆積を繰り返しており,礫の集合部分の形状や懸濁水から堆積した砂との上下関係から,高水敷上での礫の転動・停止を含めた平均移動速度は遅く,概ね数10 m/h以下と推定された.近来まれに見る出水イベントであるT1919は,巨礫から泥まで様々な粒径の砕屑粒子を大規模に移動させ,砂礫州上での礫から砂への粒径変化が従来の事例より明瞭に認識されたが,砂礫州の外形を大きく変化させるほどの影響はなかった.今後も「想定を超える降雨」による河川の出水の頻度が増加する可能性が高いことを考慮すると,各地のT1919による出水及びそれによる砂礫の運搬・堆積の状況を記録・共有しておくことは,極めて重要である., 2022年, 80, 1・2, 11, 25, 10.4096/jssj.80.11
  • 査読あり, 日本語, 地球環境研究, 立正大学地球環境科学部, Office365を用いた実習授業の実践とオンラインSAの導入―「情報処理の基礎」の事例―, 宇津川喬子; 横山貴史; 金 延景, 2021年03月, 23, 23, 105, 114, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 査読無し, 英語, Geographical reports of Tokyo Metropolitan University, Sedimentological characteristics of gravels on refreshed gravel bar by Typhoon 1721 in the middle of the Tama River, central Japan, Utsugawa Takako; Shirai Masaaki, 2020年03月, 55, 13, 21
  • 査読あり, 日本語, 第四紀研究, 日本第四紀学会, 赤水の滝の形成過程から考える大規模土石流が安倍川上流域の地形に与えた影響, 白井 正明; 宇津川 喬子; 渡辺 万葉,

    静岡県安倍川上流域では,1707年の宝永地震の際,大谷崩の大規模崩壊により発生した土石流堆積物が谷を埋めたとされる.土石流堆積物の分布と礫の配列から,大規模崩壊前の安倍川の谷は山地内を穿入蛇行しており,その谷が土石流堆積物に埋積された結果,安倍川の水流が一時的に谷底との高度差を失った頁岩の尾根を越えてショートカットし,赤水の滝の原型が形成されたことを明らかにした.赤水の滝以外にも安倍川上流部にいくつか存在する谷の狭窄部は,土石流堆積物によって安倍川谷が埋め立てられたことによって,流路が元の谷軸とは大きくずれ,そのまま基盤の頁岩斜面を下刻したために形成されたものである.また堆積物の記載と地形断面図の検討の結果からは,赤水の滝の約500m下流では,大規模土石流が既にハイパーコンセントレイテッド流に遷移していたと推測される.

    , 2020年, 59, 1, 17, 29, 10.4116/jaqua.59.17
  • 査読あり, 日本語, 堆積学研究 = Journal of the Sedimentological Society of Japan, 日本堆積学会, 河川砕屑物の生産-運搬過程における破砕・摩耗作用の特徴 : 砂礫の岩種,粒径および円磨度の関係, 宇津川 喬子; 白井 正明, 河川を運搬される砂礫は,破砕·摩耗作用によってより細かい粒子が新たに生産される.破砕·摩耗作用を詳細に評価するため,河川の水流·地質条件が似た渡良瀬川の2支流において径0.5〜128mmの砂礫を対象に,砂礫の岩種,粒径,円磨度の関係を検討した.粒度階ごとにチャートと頁岩の円磨度および岩種組成を下流方向へ調べた結果,細粒度階ほど円磨度が低く,チャートと頁岩の個数比が小さくなる傾向が得られ,粗い粒子の破砕·摩耗により生産された角張った粒子が細粒度階に供給されたと解釈した.下流側地点では,複数の粒度階で平均円磨度がほぼ同じ値をとる状態が確認された.これは円磨度の「飽和」であり,「摩耗作用による平均円磨度の上昇と,破砕作用による角張った粒子の増加に起因する円磨度の低下が均衡した状態」と考えられる.本研究では,チャートは0.4,頁岩は0.6の円磨度の極限値をとり,短距離かつ急勾配の島弧河川を特徴づける値と捉えられる., 2019年, 78, 1, 15, 31, 10.4096/jssj.78.15
  • 英語, 河川砕屑物の生産-運搬過程における破砕・摩耗作用の役割―礫および砂の形状変化と岩質特性を利用して―(英文), 宇津川喬子, 2017年03月, 1, 184, 学位論文(博士)
  • 査読あり, 英語, Environmental Earth Sciences, Influence of deposition in dam reservoir on the deep marine hemipelagic environment off Niigata, central Japan, Masaaki Shirai; Takako Utsugawa; Akiko Omura; Ryo Hayashizaki; Katsura Kameo; Yuichi Niwa; Hitoshi Shimizu, 2017年02月, 76, 3, 研究論文(学術雑誌), 10.1007/s12665-017-6430-2
  • 査読あり, 日本語, 地理学評論 Series A, 公益社団法人 日本地理学会, 砕屑粒子の形状に関する研究史と今後の展望──特に円磨度に注目して──, 宇津川 喬子; 白井 正明,

    粒子形状の研究は理学・工学のさまざまな分野で行われているが,長年にわたる用語の不統一や,近年における画像解析を中心としたデジタルな手法への移行といった傾向があることから,研究の現状を整理する必要がある.本稿では砕屑物の形状,特に昨今注目される「円磨度」に焦点をあて,20世紀以降の研究史を紹介する.円磨度は,半世紀以上前に提案された定義や階級区分が今日でも多用されている.中でも,短時間で半定量的に円磨度を計測できるKrumbeinの円磨度印象図は今後も活用が見込まれることから,より再現性の高い測定を行うための補助フローチャートを提案した.また,2Dおよび3D画像解析では高解像度化に伴う粒子の輪郭の評価が焦点となることから,曖昧であった円磨度と表面構造の境界を再定義した.今後,画像解析は円磨度を含めた形状研究の主軸となる可能性が高く,画像解析に対応した粒子形状の評価方法をさらに議論する必要がある.

    , 2016年11月, 89, 6, 329, 346, 10.4157/grj.89.329
  • 査読無し, 英語, Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University, Department of Geography, Tokyo Metropolitan University, Sand grain producing–transport processes estimated from gravel–sand grain roundness on dams-constructed Tenryu River, central Japan., T. Utsugawa; M. Shirai, Fluvial sand grain producing–transport processes were examined along the damsconstructed Tenryu River, central Japan. The authors focused on downstream changes in shale grain roundness on gravel-sand size fraction with 1 φintervals. Roundness is a suitable parameter for assessing grain producing-transport processes since it reflects the extent of detritus breaking and abrasion. The effects of such physical actions on each size fraction were studied by means of a field survey (pebble gravels) and laboratory analyses (granule-coarse sand grains). The results suggest that pristine grains were produced from pebbles in both upstream and downstream reaches of the Funagira Dam, the nearest dam from the mouth of Tenryu River. Additionally, collected evidence demonstrates that grains finer than 1 mm in diameter were transported through the Funagira Dam, as indicated by their roundness. Thus, further studies on operating breaking and abrasion mechanisms acting upon detritus could enable contriving the appropriate countermeasure based on a model of "sand grain production from gravels during fluvial transport"., 2016年03月, 51, 51, 101, 108, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 日本語, 河川における砂礫の岩質と形状変化から推定される砂の生成過程―利根川支川を例に―, 宇津川喬子, 2014年03月, 1, 117, 学位論文(修士)
  • 査読無し, 英語, Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University, Department of Geography, Tokyo Metropolitan University, A study of the formation process of the Noshiro coastal dune, Akita Prefecture, northeastern Japan, T. Utsugawa; M. Shirai, The Noshiro coastal dune in Akita Prefecture, northeastern Japan, is classifiedas a superpositioning coastal dune and consists of five basic units composed of threeaeolian sand units bounded by layers of humic soil. Topographical map survey on studyarea situated south of the Yoneshiro River revealed differences in topographical characteristicsbetween the northern part of the dune and the southern part. In addition, field surveyrevealed differences in the number of humic soil layers in both the northern and southernparts of the dune. These differences cannot be entirely explained by the commonly acceptedinterpretation that crustal movement caused a dipping to the northeast in the vicinity of theresearch area. Another possible interpretation for the differences is explored here; that a shortage inthe sedimentary supply from the beach to the southern coastal dune, which decreases southwardfrom the Yoneshiro river mouth, promoted the formation of barchans. These are recognizable intopographic maps of the study area, and their accumulation has given the southern coastal dune acomplex structure., 2013年03月, 48, 1, 12, 研究論文(大学,研究機関等紀要)

MISC

  • 査読無し, 地域調査とGIS, 地域調査と市史編さん事業—現地で地形をつかむ—, 宇津川喬子, 2026年03月, 17, 4, 5, その他
  • 日本語, 日本地理学会発表要旨集, 公益社団法人 日本地理学会, ニューカレドニア・アンスバタビーチにおける海岸景観の変遷—地理学的視座からの海岸保全の重要性, 宇津川 喬子, 昨今,低緯度島嶼域で発生している海岸侵食は,温暖化をはじめとした気候変動にともなう現象というイメージが強い.しかし,温暖化が注目される以前から内陸~沿岸で行われてきた人間活動(主に開発事業)の影響にはあまり焦点があてられない傾向にある.海岸侵食には,防波堤や護岸,養浜など海岸工学的な対策の普及が進むが,そもそも島嶼それぞれの地形や気候,水文などの自然条件やこれまでの土地の利活用,総じて風土を理解した上で適切な対策を講じなければ,世界的に一様な景観を生み,かつ場当たり的な対策となってしまう.このことはSDGsの理念にもそぐわず,地域的な特性を総合的に認識する意識は学術的・社会的にも弱いと言わざるを得ない.

    本発表では,海岸侵食およびその対策が社会問題となったニューカレドニアのアンスバタビーチを例に,現地での観察および歴史的な地理写真を基に海岸景観の変遷を報告し,自然・人文両地理学的な視点からの海岸景観の評価と対策の必要性を強調する., 2025年, 2025a, 191, 10.14866/ajg.2025a.0_191
  • 日本語, 法政大学文学部紀要, 法政大学文学部, 2019年台風第19号によって運搬された巨礫の分布とその堆積学的特徴 : 多摩川中流域において, 宇津川喬子; 白井正明, 2019年10月に上陸した2019年台風第19号に伴う出水後,多摩川中流域の砂礫州上にはそれまでに見られなかった巨礫が多数堆積しているのが観察された。これらの巨礫の多くは,通常時は観察の困難な流路底に堆積していた粗粒成分と考えられ,治水事業前の多摩川の堆積物の特徴を知るだけではなく,縦断的および横断的な河道地形を理解する上でも重要な資料である。筆者らは,2020年3~5月にかけて,多摩川中流域における3地点(青梅,羽村,立川)の砂礫州上で巨礫の分布とその特徴を調査した。調査はラインセンサスで行い,長径25cm以上の巨礫を対象に,三軸の長さ(長径・中間径・短径),礫種,円磨度,欠けの程度を記録した。礫種組成は砂岩が最も多く,次いでチャート,閃緑岩,頁岩,礫岩,凝灰岩,砂岩頁岩互層そして石灰岩が観察された。この結果は全地点に共通しており,既に報告した中礫(長径3~6cm程度)の礫種組成と同様であった。青梅~立川間(約15km)で下流方向への平均粒径の顕著な変化は認められなかった。巨礫に残る欠けの程度は,巨礫が出水時に運搬される過程あるいは堆積中に他の礫が巨礫に衝突する過程で破砕して,より細粒な粒子を生産したことを示し,円磨度にも反映されている。砂岩礫とチャート礫の円磨度および欠けの程度から,運搬中の巨礫の破砕や摩耗の過程および支流からの礫の流入が推測された。, 2024年09月30日, 89, 25, 40, 10.15002/00031127
  • 査読無し, 日本語, GISNEXT, 礫の外形評価へのカーネル密度解析の適応, 宇津川喬子, 2024年, 89, 45, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
  • 日本語, 日本地理学会発表要旨集, 公益社団法人 日本地理学会, 常磐海岸南部における最終間氷期の海成段丘構成層の堆積環境, 宇津川 喬子, 常磐地域南部(茨城県北東部)の沿岸にはMIS9~2の海成および河成段丘がよく発達している.本地域ではこれまで主にテフロクロノロジーに基づく地形学的な研究が数多く行われてきた.一方,最終間氷期の段丘構成層である砂礫層は明瞭な堆積構造を呈するものの,堆積相に関する報告は乏しい状況にあった.本地域を含めた常磐海岸沿いの堆積環境の推定は,東北日本太平洋側における中~長期的な地殻変動や首都圏の地下構造の理解を深めるための基礎情報となりうる. 本研究では,段丘構成層の堆積相解析をもとに,常磐地域南部における最終間氷期の堆積環境について検討した.

    阿武隈山地と太平洋とに挟まれた低地帯には,3段の海成段丘(高位面,田尻浜I面,田尻浜II面)およびそれを被覆あるいは侵食するかたちで2段の河成段丘(桜川I面,桜川II面)が分布している. 本研究では田尻浜II面の露出する茨城県日立市大みか町の海食崖で堆積相を記載し,粒度分析と粒度別岩種組成を調べた.

    露頭では,全体的に下位から上位にかけて下部外浜~前浜の堆積環境を示す堆積相が観察された.基盤岩の直上には,基盤岩由来の角~亜角状で大~巨礫サイズのブロックと,よく円磨された中~大礫が混在した層厚1~2 m程度の礫層が堆積していた.そのさらに上位には層厚約1.3mの癒着型ハンモック状斜交層理(HCS)が確認され,比較的浅海的な環境が窺える.癒着型HCSより上位では細粒砂層と細~中礫主体の礫層がそれぞれトラフ型斜交層理を呈し,互層をなしていた.礫層を構成する岩種はチャートが最も多く,他には花崗岩類,片岩,砂岩や泥岩,火山岩類が含まれる.常磐海岸沿いの低地帯を流れる河川は阿武隈高地を後背地にもつ小規模なものが多い.礫の後背地の推定を含めた最終間氷期における古地理の理解のためには,周辺に分布する最終間氷期構成層中の礫層との連続的な対比が今後重要となる., 2023年, 2023s, 258, 10.14866/ajg.2023s.0_258
  • 査読無し, 日本語, 地理学評論 Series A, 公益社団法人 日本地理学会, 日本堆積学会監修,伊藤 慎総編集:フィールドマニュアル 図説 堆積構造の世界, 宇津川 喬子, 2022年11月01日, 95, 6, 377, 378, 10.4157/grj.95.377
  • 日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web), 岩種組成と形状的特徴の変化から考える神奈川県西湘海岸における中礫の運搬過程, 白井正明; 秋山朋美; 河尻清和; 宇津川喬子; 高橋尚志, 2021年, 2021
  • 日本語, 日本地理学会発表要旨集, 公益社団法人 日本地理学会, 飽和した円磨度は何を意味するのか—砂礫の生産作用に注目して, 宇津川 喬子, 1. はじめに

    砕屑物のかたちのひとつである円磨度は,砕屑物の運搬−堆積環境や生産−運搬過程などを示す指標として,長年様々な研究で用いられてきた.円磨度を含めた砕屑物のかたちに関する研究が発展し,その基礎が確立したのは20世紀前半である(宇津川・白井2016).当時提案されたかたちの概念や定義は今日でも一般的であり,円磨度についてはWadell(1932)の定義(範囲:0〜1)が最もよく知られている.

    砕屑物のかたちは,運搬中に粒子同士が衝突することで破砕や摩耗の作用を受けて変化する.回転ドラムを用いた実験によって,礫は理論的に運搬距離が長いほど摩耗によって円磨度が高くなり,丸みを帯びた(円磨度の高い)礫ほど摩耗が鈍くなる傾向が認められている.中でも,Krumbein(1941)の実験では,最終的に礫の円磨度は最高値(1.0:真円)をとらずに0.8(円状)程度で打ち止めとなる結果が得られている.この「円磨度の飽和」は,20世紀半ば〜後期にも実河川の砕屑物の分析に基づいていくつか報告がなされるも,未だ議論が不十分であるといえる.砕屑物研究では,個々の粒子の円磨度ではなく,粒子集団の円磨度(平均円磨度)を用いることが多いことから,「砕屑物のかたちは最終的に真円になる(円磨度は1.0をとる)とは限らない」という「円磨度の飽和」という概念の再検討は重要であると考える.

    本発表では「円磨度の飽和」の研究史をレビューし,発表者が野外で得た砕屑物の円磨度のデータから,砕屑物の生産−運搬過程において「円磨度の飽和」が何を意味するのかを検討する.



    2. これまでの「円磨度の飽和」

    砕屑物の円磨度(平均円磨度)はある値からは上昇しなくなる,すなわち飽和するという考え方は,特に20世紀半ば〜後期にかけて議論された.現行河川の礫,段丘構成礫,河川下流域〜河口の砂粒子などが分析されてきたが,共通して分析の対象とした粒度階は1〜2φ程度であった.Sneed and Folk(1958)はコロラド川において岩種別に礫(径32〜64 mm)の円磨度の変化を下流方向に調べた.石英礫の円磨度が,母岩の分布域から約400 kmを運搬されて上流から下流へ0.54から0.63にまで増加したのに対し,チャート礫の円磨度は同距離を運搬されても0.51から0.55程度とあまり変わらなかったことを示した.こうした先行研究では,岩種ごとに摩耗作用のはたらく程度が異なることを踏まえた上で,平均円磨度を用いて「丸みを帯びた粒子ほど摩耗作用のはたらきが鈍くなる状態」を「飽和状態」と捉えてきた.



    3. 「円磨度の飽和」が示す砕屑物の生産作用

    改めて,粒子集団の円磨度(平均円磨度)の運搬方向への変化を考える場合,すべての粒度階の粒子集団には「より遠方から運搬されてきた粒子」と「運搬中の粗粒な粒子から破砕と摩耗によって新たに生産された粒子」が混在している.

    宇津川・白井(2019)は,足尾山地を流れる河川上流域において,砂礫粒子(径0.5〜128 mm)の円磨度を1φごとに2種類の岩種(チャート,頁岩)について調べた.その結果,チャート粒子は,細粒度階ほど円磨度は低くなる,すなわち相対的に粗粒な砕屑物ほど丸みを帯びやすい傾向が示された.頁岩粒子も,上流側地点ではチャート粒子と同様に細粒度階ほど円磨度は低くなったが,下流側地点の頁岩礫(径4〜128 mm)の平均円磨度はほぼ0.6(亜円状)に収束した.平均円磨度が複数の粒度階でほぼ変化しないという傾向は,粒子の摩耗が進む一方で破砕によって新たに生産された角張った粒子が加わって釣り合っている状態を示唆すると考えられる.つまり「円磨度の飽和」には,従来の「丸みを帯びた粒子ほど摩耗作用のはたらきが鈍くなる状態」だけではなく,「角張った粒子の生産と丸みを帯びた粒子の生産との均衡がとれた状態」もありうると考えられ,加えて,岩種(硬さ)によって円磨度の飽和のしやすさが異なる可能性が示唆される.



    文献:Krumbein, W.C. 1941. The Journal of Geology 49: 482-520. Sneed, E.D. and Folk, R.L. 1958. The Journal of Geology 66: 114-150. 宇津川・白井2016. 地理学評論 89: 329-346. 宇津川・白井2019. 堆積学研究 78: 15-31. Wadell, H. 1932. The Journal of Geology 40: 443-451., 2021年, 2021s, 188, 10.14866/ajg.2021s.0_188
  • 査読無し, 日本語, 堆積学研究, 日本堆積学会, ニューカレドニア・ウベア島の隆起環礁とラグーン, 宇津川 喬子, 2020年11月13日, 79, 1, 2, 2, 10.4096/jssj.79.2
  • 査読無し, 日本語, 地域研究 = Regional studies, 立正地理学会, ニューカレドニアの自然・文化・民族・産業を学ぶ : 2019年度立正大学地理学科「海外調査法およびフィールドワーク」の実践例より, 宇津川 喬子; 黛 大樹; 島津 弘, 地理エクスカーション・地理紀行, 2020年03月, 60, 2, 38, 43
  • 査読無し, 日本語, 日本地理学会発表要旨集, 公益社団法人 日本地理学会, 宮城県名取川堤外地における農地利用の実態と浸水リスク, 横山 貴史; 原 将也; 宇津川 喬子; 伊藤 徹哉; 島津 弘, 1.はじめに



    2005年の「河川敷地占用許可準則」改正以降、現代の河川堤外地という空間をめぐっては、まちづくりや環境教育といった多様な利用が推奨された一方で、居住や農業については法的に厳しく制限されている。とりわけ、河川堤外地の利用の代表的事例である農地利用については、河川堤外地が官地・民地が入り混じる複雑な所有形態であることや、洪水をはじめとした災害リスクを常に抱えていることから、その利用実態の把握は難しい。現代における河川堤外地空間のあり方の評価のためには、農業などの人間活動と微地形・災害履歴などを踏まえた多角的な視点から総合的・通時的・動態的に把握することが求められよう。



    宮城県名取川の堤外地では、官地と民地が混在しており、多くの農地が存在しながら、河川の氾濫が頻発する。本報告では、名取川を対象として、堤外地における農業的土地利用、浸水被害や微地形との関係について基礎的報告を行う。







    2.研究対象地域:名取川



    名取川は宮城・山形境の付近の神室岳(標高1,353 m)端を発し、広瀬川等の支流と合流しながら、宮城県名取市閖上地区で太平洋に注ぐ一級河川である(流路延長55 km、流域面積939 km2)。名取川では河口から約10 km上流まで、堤外地の高水敷における農地利用が確認できる。これらの農地ではダイコン、ニンジン、タマネギ、マガリネギ、ユキナやハクサイなどの葉菜類が栽培されている。



    これまで名取川堤外地の農地では、大雨による浸水のほか、2011年東北地方太平洋沖地震による津波の浸水被害が確認されている。本研究の調査期間中の2019年10月12〜13日にも、台風19号による農地への浸水被害が発生した。このように、名取川は災害履歴と微地形との関係、および河川堤外地における農業的土地利用といった人的営為への影響を見る上で格好の研究対象地域であるといえよう。







    3.名取川の自然災害と農業的土地利用



    名取川をめぐっては、これまでも津波や台風による河川敷の浸水被害があった。2011年の津波は高水敷においても広瀬川との合流地点付近まで遡上し、農地が浸水被害および塩害を受けた。また、2011年9月、2012年5月、6月、2015年9月にも台風や大雨による増水で洪水が発生し、農地が浸水した。報告者の島津は2011年と2012年に浸水被害と農地利用との関係について現地調査を行っているが、津波の浸水被害が大きかった場所で洪水の影響が大きかったことや、高水敷の流路跡など地形条件の悪かったところで耕作放棄が発生していたことなど、自然災害と人的営為の即応的な相互関係を指摘した。



    2019年10月の台風19号では、当地で耕作する農家が「2011年津波より(浸水深が)上」と被害状況を話すように、堤外地で甚大な浸水被害が発生した。農家への聞き取り調査によると、太白区四郎丸付近では越水間際まで増水し,その結果、農作物のほとんどが出荷できない状態となったとのことであった。



    現地調査は、2019年10月と12月に行った。河川堤外地は広大であるため、土地利用や洪水の挙動の把握するため、UAVを用いた空撮を行った。また、農家への聞き取り調査により浸水の影響とその後の対応の把握、ならびに高水敷における氾濫堆積物の観察および採取も併せて行った。発表では、最新の調査結果をふまえて、名取川堤外地における農業的土地利用と浸水被害の実態について報告したい。



    【付記】

    本研究には、科学研究費補助金(課題番号18K01128)を使用した。, 2020年, 2020s, 267, 10.14866/ajg.2020s.0_267
  • 日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web), 相模川(桂川)上流域における富士相模川泥流堆積物の分布と岩相変化, 白井正明; 小林淳; 宇津川喬子; 河尻清和; 高橋尚志, 2020年, 2020
  • 日本第四紀学会講演要旨集, 都留市/大月市境付近での猿橋溶岩の分布と桂川の河道変遷, 白井正明; 高橋尚志; 宇津川喬子; 河尻清和, 2020年, 50 (CD-ROM)
  • 査読無し, 日本語, 地域研究 = Regional studies, 立正地理学会, 地形から街の発展を楽しむエクスカーション : カナダ・ケベックシティ, 宇津川 喬子, 地理エクスカーション・地理紀行, 2019年03月, 59, 103, 12, 18
  • 日本語, 日本地理学会発表要旨集, 公益社団法人 日本地理学会, 日本列島における火山災害としての極低頻度巨大噴火VEI=7の評価, 宇津川 喬子; 鈴木 毅彦, 1. はじめに
    火山活動が自然環境・人間活動に与える影響については古くから多くの議論がある.とくに火山国日本では直接的な噴火災害という観点から多数の研究があり,それらの成果に基づき様々な対策が講じられている.具体的には,火山地質学や文献史学から過去に発生した噴火の実態が明らかにされ,そのような事例を噴火実績として捉え,近い将来に発生が予想される噴火のシミュレーション結果と合わせて火山防災マップの作成,避難計画の策定,砂防ダムなど人工建造物などによる火山災害軽減などが目指されている.こうした対応は,発生する可能性が高く,対応すれば一定の効果が見込める高頻度小規模噴火に対して実施されている.火山爆発指数VEI(Volcanic Explosivity Index; Newhall and Self 1982; Siebert et al. 2010)でいえば概ねVEI=5以下の噴火である.

    一方でVEI=7に該当する巨大噴火については,日本をはじめ世界的にも該当する噴火事例が極端に少ないため,同クラスの噴火による影響の評価は充分になされていない.また,防災を目的とした研究や対策という点ではスケールが大きすぎ,研究対象外となりやすく,具体的な対策がなしえないというのが実状と思われる.しかし事実上対策ができない,また発生確率が極めて低いからといって無視するわけにはいかない.低頻度であっても大規模噴火の発生は必然であり,その影響を事前に予測し,その結果を共有することは社会的に必要なことである.

    本研究では過去12万年間に発生したVEI=7の噴火実体をもとに,将来同様な火山活動が日本列島で発生すると考えた場合,人間社会にどのようなインパクトを与えるかを試算することを目的とする.なお,今回の試算はVEI=7だけに絞るが,将来の火山活動による人間社会への影響を総合的に評価するためには,VEI=6以下の噴火も考慮に入れる必要がある.これについては今後の課題としたい.


    2. 日本列島におけるVEI=7クラス低頻度巨大噴火の履歴

    日本列島においては過去12万年間,体積100 km3オーダーの噴出物を伴うVEI=7クラス噴火は9回発生している(町田・新井,2003により試算).これらは九州および北海道に存在するカルデラ火山で発生した巨大噴火であり,火山から数10 km以上の距離を火砕流が流れた結果,周辺に火砕流台地が形成され,火口域にはカルデラ地形が形成された.また,九州で発生した場合,日本列島の広い範囲に火山灰が降下した.


    3. VEI=7噴火が人間社会に与える影響の評価

    VEI=7噴火が人間社会に与えた影響を評価するために,各噴火において火砕流が到達した範囲,降灰により即座に社会活動に過酷な影響を与えると考えられる層厚50 cm以上の降灰域,電力・自動車等の現代の生活スタイルの維持が一時的に困難となることが予想される判断される降灰域を町田・新井(2003)よりデータベース化した.そしてこれらの範囲内における現在の人口,発電量を求めた.

    実際にこのような噴火が発生する場合,現在の技術では事前の予測は困難である.巨大噴火であるから何らかの前兆現象はあると思われるが,それが巨大噴火に繋がるものであるかを判断するのは難しい.また前兆現象は数ヶ月どころか何年にもわたり継続する可能性もある.この点を考えると火砕流到達範囲から事前に数万人規模の住民が時期的に的確に避難することは困難といえ,最悪のシナリオは火砕流到達範囲の人口数がそのまま犠牲者数となる.過去9回で発生したいずれのVEI=7噴火の場合でも火砕流到達範囲の人口は万人単位であり,阿蘇カルデラ(Aso-4噴火相当)での1,254万人から鬼界カルデラ(K-Tz噴火相当)での7万人までの幅がある.9回の噴火での累計は1,947万人となる.


    4. 極低頻度災害としての位置づけ
    一方でVEI=7噴火は大変に希であり,日本列島での過去12万年間の単純平均では1.33万年に1回の発生頻度となる.また過去12万年間における年間あたりの平均犠牲者数で見た場合,162人/年である.これは他の災害種である風水害の戦後の年間犠牲者数と同等かやや小さい程度である.



    本研究では,文部科学省科研費基礎研究(B)「ハザードマップにおける災害予測および避難情報伝達の機能向上に資する地理学的研究」(研究代表者:鈴木康弘)の一部を使用した.



    文献町田・新井 2003. 新編火山灰アトラス.東大出版会.Newhall, C.G. and Self, S. 1982. Journal of Geophysical Research, 87, 1231-1238. Siebert et al. 2010. Volcanoes of the World, 3rd Edition. University of California., 2018年, 2018s, 000171, 10.14866/ajg.2018s.0_000171
  • 査読無し, 日本語, 堆積学研究, 日本堆積学会, 日本堆積学会2018年秋田大会野外巡検「男鹿半島に分布する最上部新生界の地質と秋田の油田」参加報告, 宇津川 喬子, 2018年, 77, 1, 45, 49, 10.4096/jssj.77.45
  • 査読無し, 日本語, 相模原市立博物館研究報告, 富士相模川泥流の堆積学的特徴とその流下機構に関する考察, 武原未佳; 白井正明; 宇津川喬子; 河尻清和, 2017年03月, 25, 60, 73, 記事・総説・解説・論説等(その他)
  • 日本地理学会発表要旨集, 公益社団法人 日本地理学会, 渡良瀬川支流を例にした砂礫にはたらく破砕・摩耗作用の解明-岩種組成と粒子形状の変化に注目して-, 宇津川 喬子; 白井 正明, I はじめに
    河川の砂礫は運搬される過程で破砕・摩耗し,粒径を減ずるとともに新たな粒子を生産している.この「生産作用」は「分級作用」と共に,上流から下流にかけて細粒化傾向を示す砂礫の分布に寄与すると考えられているが,両作用の卓越条件等はまだ明らかとなっていない.本研究では生産作用のはたらきに焦点をあて,『礫』および礫から生産されているであろう『砂』両者を分析対象として幅広い粒度でその特徴を調べた.具体的には,岩質(硬度差)と粒径を揃え,岩種組成(量比)および粒子の形状(円磨度)の下流方向への変化に注目した.  

    II 研究手法
    足尾山地を水源とし,河川・地質条件の似た渡良瀬川の2支流(桐生川・秋山川)において,それぞれ上流側・下流側の2地点を設定し,中礫~粗粒砂(64~0.5 mm)の岩種組成および円磨度を粒度ごとに調べた.野外調査は増水の影響をより受けやすい礫洲の水際で実施した.調査I(岩種組成)では,1 m×1 m の区画内で無作為に抽出した70~100個の中礫(4~64 mm)を,調査II(円磨度)では,2 m×5 m の区画内で無作為に抽出したチャートおよび頁岩各100個の中礫を調べた.また,両調査で表面礫下から採取した細粒分を洗浄・有機物処理した後,細礫(2~4 mm)・極粗粒砂(1~2 mm)・粗粒砂(0.5~1 mm)に篩い分け,首都大学東京地理学教室が所有するデジタルマイクロスコープを用いて各粒度で岩種組成(200粒)と円磨度(チャート・頁岩各100粒)を調べた.円磨度の測定はどの粒度でもKrumbein(1941)の印象図を用い,岩種別・粒度ごとに平均値を算出した.また,上・下流地点間での平均値差についてt検定を行ない,有意差の有無から,粒子が「下流方向に角張る/丸くなる」または「変化しない」のかを判断した.  

    III 結果・考察
    比較的硬いチャートと軟らかい頁岩の量比(ch/sh)および円磨度の変化から,「礫の破砕→新しい粒子の生産」を捉えた. 中礫;チャート礫の供給がないにもかかわらず,ch/shが下流方向に増えていることから,頁岩礫は運搬過程で壊れていると考えられる.チャート礫も摩耗作用によって粒子が生産されている.細礫;ch/shが増加し,かつ角張ったチャート・頁岩粒子が増えていることから,中礫同様に生産作用が活発にはたらく粒径と考えられる.極粗粒砂;ch/shは増加するが細礫ほどの変化量はない.頁岩は下流方向に丸くなり,チャートも角張った粒子が多い一方で,破砕作用を受けたであろう粒子が少ないなど,摩耗作用が卓越し始める傾向が見られた.粗粒砂;ch/shが変化せず,チャート・頁岩どちらも下流へ丸くなることから,破砕作用よりも摩耗作用が卓越する粒度と考えられる. 加えて0.5~2 mmの粒子は破砕作用のはたらきが弱くなることから,分級作用が卓越し始める粒径である可能性がある.  

    文献 Krumbein, K. C. 1941. Jour. Sed. Pet. 11 : 64–72., 2016年, 2016s, 100232, 10.14866/ajg.2016s.0_100232
  • 日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web), 静岡県安倍川上流部における大谷崩れの崩壊と赤水の滝の形成, 白井正明; 渡辺万葉; 宇津川喬子; 林崎涼; 高橋尚志; 小尾亮; 加藤裕真, 2015年, 2015
  • 査読無し, 英語, 堆積学研究, 日本堆積学会, 日本堆積学会2014年山口大会野外巡検「石炭-ペルム系秋吉台石灰岩の礁相・礁湖相・陸上露出相」参加報告, 宇津川 喬子, 2014年, 73, 1, 73, 76, 10.4096/jssj.73.73

書籍等出版物

  • 羽村市史本編 上巻 (自然 原始・古代 中世 近世), 白井正明; 赤坂郁美; 高岡貞夫; 宇津川喬子ほか, 第1編第1章第2節 羽村市の地形区分,第1編第1章第5節 多摩川と羽村の水利用.,第1編第4章第3節 令和元年台風第19号., 2024年03月
  • 地理学のための情報処理入門(2020年版), 立正大学地球環境科学部地理学科, 宇津川喬子; 原 将也; 横山貴史, 「第7回 統計とは」「第13回 資料の収集と利用」, 2020年04月
  • 地図を読もう・作ろう-基礎地図学および実習-(2020年版), 立正大学地球環境科学部地理学科, 横山貴史; 宇津川喬子; 原 将也; 松尾忠直, 「第4回 地形図をもって歩こう」「第16回 読図とレポート」「第19回 空中写真から地域を読もう」, 2020年04月
  • 羽村市史資料編 自然, 羽村市, 白井正明; 赤坂郁美; 高岡貞夫; 宇津川喬子, 第3章 多摩川・第7章 羽村市の石ころ, 2019年03月, 査読無し

講演・口頭発表等

  • 宇津川喬子; 白井正明; 河尻清和, 国内, 日本地理学会2026年春季学術大会, 相模川上流域における富士相模川ラハール堆積物分布の再評価とその岩相の特徴, 口頭発表(一般), 2026年03月, 日本語
  • 宇津川喬子, 国内, 奈良地理学会2026年冬季例会, 「南の島」の海岸侵食と海岸保全―ニューカレドニアを事例に, 口頭発表(招待・特別), 2026年02月
  • Utsugawa, T.; Shirai, M., 国際, 22st International Sedimentological Congress, Reevaluation of grain shape index: a case study of pebble provenance in the marine terraces., ポスター発表, 2026年01月, 英語
  • 宇津川喬子, 国内, 日本地理学会2025年秋季学術大会, ニューカレドニア・アンスバタビーチにおける海岸景観の変遷:地理学的視座からの海岸保全の重要性, 口頭発表(一般), 2025年09月
  • 白井正明; 宇津川喬子; 丹羽雄一; 本間海那, 国内, 日本地球惑星科学連合2025年大会, 多摩丘陵北縁に分布する上総層群稲城層上半部の堆積環境の変遷, 口頭発表(一般), 2025年05月, 日本語
  • 白井正明; 苗木春奈; 宇津川喬子, 国内, 日本堆積学会2025年東京大会, 礫浜海岸における波浪の特徴と礫の配列:西湘海岸における観察例, 口頭発表(一般), 2025年04月, 日本語
  • 岡崎浩子; 宇津川喬子; 白井正明; 田村 亨, 国内, 日本堆積学会2025年東京大会, 常陸台地東部上部更新統に見られる砂礫浜堆積物の堆積相と礫組成, ポスター発表, 2025年04月, 日本語
  • 白井正明; 宇津川喬子; 河尻清和, 日本第四紀学会2024年大会, 基質の岩種組成から考える富士―相模川ラハールの流下の様相(その2), 2024年08月
  • 白井正明; 河尻清和; 宇津川喬子, 日本地球惑星科学連合2024年大会, 基質の岩種組成から考える相模川上流域での富士相模川ラハール堆積物の特徴, 2024年05月
  • 白井正明; 宇津川喬子; 河尻清和, 日本堆積学会2024年熊本大会, 相模川(桂川)上流域における富士相模川泥流堆積物の再評価, 2024年04月
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本堆積学会2024年熊本大会, 常磐海岸の海成段丘構成層における中礫の供給源推定の試み: 礫のかたちに焦点をあてて, 2024年04月
  • 白井正明; 河尻清和; 宇津川喬子, 日本地球惑星連合大会2023年, 山梨県大月市〜上野原市に残存する富士相模川泥流(ラハール)堆積物の露頭, 2023年05月
  • 宇津川喬子; 大田海人; 白井正明, 日本堆積学会2023年新潟大会, 砕屑粒子の外形評価への密度解析の適応:酒匂川の礫を例に, 2023年04月
  • 白井正明; 宇津川喬子, 日本第四紀学会2022年大会, 安倍川上流大谷崩の崩壊により形成されたハイパーコンセントレイテッド流堆積物, 2022年08月
  • Takako UTSUGAWA; Hiroshi SHIMAZU, 21st International Sedimentological Congress (Beijing 2022), 河道が固定された河川内の砂礫州に残された堆積学的特徴:名取川下流域を例に, 2022年08月
  • 宇津川喬子, 2022年度法政大学地理学会定期総会, 羽村市史編さん事業と自然地理学, 2022年05月
  • 白井正明; 宇津川喬子, 日本地球惑星科学連合2022年大会, 礫質なハイパーコンセントレイテッド流堆積物の一典型:安倍川上流域に 分布する成層礫層, 2022年05月
  • 白井正明; 宇津川喬子, 日本堆積学会2021年オンライン大会, 約 300 年前の宝永地震により静岡県安倍川上流域で形成されたハイパーコンセントレイテッド流堆積物の特徴, 2021年11月
  • 宇津川喬子, 2021年度立正地理学会研究発表大会, アイルランド・ダブリン近郊の地形と景観(地理写真), 2021年10月, 日本語
  • 宇津川喬子; 島津弘, 2021年度立正地理学会研究発表大会, 写真から読み取れる ニューカレドニア島嶼の海岸線変化, 2021年10月, 日本語
  • 白井正明; 小林 淳; 河尻清和; 宇津川喬子, 日本第四紀学会2021年大会, 富士相模川ラハールと猿橋溶岩の流下に対する桂川(相模川)の応答, 2021年08月
  • 鈴木毅彦; 宇津川喬子, 日本第四紀学会・リモートシンポジウム「陸域アーカイブから読む環境変遷と巨大災害:防災・減災に向けて」, テフロクロノジーからみた日本列島における巨大噴火と火山災害(総説), 2021年07月
  • 宇津川喬子, 国際ICT利用研究学会 特別研究会(第1回), MicrosoftTeamsを核とした実習授業の実践とオンラインSAの導入事例, 2021年06月
  • 白井正明; 秋山朋美; 河尻清和; 宇津川喬子; 高橋尚志, 日本地球惑星科学連合2021年大会, 岩種組成と形状的特徴の変化から考える神奈川県西湘海岸における中礫の運搬過程, 2021年05月
  • 宇津川喬子, 2021年日本地理学会春季学術大会, 飽和した円磨度は何を意味するのか:砂礫の生産作用に注目して, 2021年03月
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本第四紀学会2020年大会, 北浅川に分布する下部更新統山田層下部の堆積環境, 2020年12月
  • 白井正明; 高橋尚志; 宇津川喬子; 河尻清和, 日本第四紀学会2020年大会, 都留市/大月市境付近での猿橋溶岩の分布と桂川の河道変遷, 2020年11月
  • 白井正明; 宇津川喬子, 日本堆積学会2020年オンライン大会, 2019 年台風19 号による多摩川の増水と河川敷の堆積作用:立川市周辺の例, 2020年11月
  • 白井正明; 小林 淳; 宇津川喬子; 河尻清和; 高橋尚志, JpGU-AGU Joint Meeting 2020, 相模川(桂川)上流域における富士相模川泥流堆積物の分布と岩相変化, 2020年07月
  • 島津 弘; 宇津川喬子, JpGU-AGU Joint Meeting 2020, 名取川下流高水敷における洪水時の流下物質の挙動とその堆積履歴, 2020年07月
  • 宇津川喬子; 白井正明, JpGU-AGU Joint Meeting 2020, 堆積記録から推定した2019年台風19号による多摩川中流域の流路変動, 2020年07月
  • 横山 貴史; 原 将也; 宇津川 喬子; 伊藤 徹哉; 島津 弘, 日本地理学会発表要旨集, 宮城県名取川堤外地における農地利用の実態と浸水リスク, 2020年, 2020年 - 2020年, 日本語, 公益社団法人 日本地理学会,

    1.はじめに

    2005年の「河川敷地占用許可準則」改正以降、現代の河川堤外地という空間をめぐっては、まちづくりや環境教育といった多様な利用が推奨された一方で、居住や農業については法的に厳しく制限されている。とりわけ、河川堤外地の利用の代表的事例である農地利用については、河川堤外地が官地・民地が入り混じる複雑な所有形態であることや、洪水をはじめとした災害リスクを常に抱えていることから、その利用実態の把握は難しい。現代における河川堤外地空間のあり方の評価のためには、農業などの人間活動と微地形・災害履歴などを踏まえた多角的な視点から総合的・通時的・動態的に把握することが求められよう。

    宮城県名取川の堤外地では、官地と民地が混在しており、多くの農地が存在しながら、河川の氾濫が頻発する。本報告では、名取川を対象として、堤外地における農業的土地利用、浸水被害や微地形との関係について基礎的報告を行う。

    2.研究対象地域:名取川

    名取川は宮城・山形境の付近の神室岳(標高1,353 m)端を発し、広瀬川等の支流と合流しながら、宮城県名取市閖上地区で太平洋に注ぐ一級河川である(流路延長55 km、流域面積939 km2)。名取川では河口から約10 km上流まで、堤外地の高水敷における農地利用が確認できる。これらの農地ではダイコン、ニンジン、タマネギ、マガリネギ、ユキナやハクサイなどの葉菜類が栽培されている。

    これまで名取川堤外地の農地では、大雨による浸水のほか、2011年東北地方太平洋沖地震による津波の浸水被害が確認されている。本研究の調査期間中の2019年10月12〜13日にも、台風19号による農地への浸水被害が発生した。このように、名取川は災害履歴と微地形との関係、および河川堤外地における農業的土地利用といった人的営為への影響を見る上で格好の研究対象地域であるといえよう。

    3.名取川の自然災害と農業的土地利用

    名取川をめぐっては、これまでも津波や台風による河川敷の浸水被害があった。2011年の津波は高水敷においても広瀬川との合流地点付近まで遡上し、農地が浸水被害および塩害を受けた。また、2011年9月、2012年5月、6月、2015年9月にも台風や大雨による増水で洪水が発生し、農地が浸水した。報告者の島津は2011年と2012年に浸水被害と農地利用との関係について現地調査を行っているが、津波の浸水被害が大きかった場所で洪水の影響が大きかったことや、高水敷の流路跡など地形条件の悪かったところで耕作放棄が発生していたことなど、自然災害と人的営為の即応的な相互関係を指摘した。

    2019年10月の台風19号では、当地で耕作する農家が「2011年津波より(浸水深が)上」と被害状況を話すように、堤外地で甚大な浸水被害が発生した。農家への聞き取り調査によると、太白区四郎丸付近では越水間際まで増水し,その結果、農作物のほとんどが出荷できない状態となったとのことであった。

    現地調査は、2019年10月と12月に行った。河川堤外地は広大であるため、土地利用や洪水の挙動の把握するため、UAVを用いた空撮を行った。また、農家への聞き取り調査により浸水の影響とその後の対応の把握、ならびに高水敷における氾濫堆積物の観察および採取も併せて行った。発表では、最新の調査結果をふまえて、名取川堤外地における農業的土地利用と浸水被害の実態について報告したい。

    【付記】

    本研究には、科学研究費補助金(課題番号18K01128)を使用した。

  • Masaaki SHIRAI; Takako UTSUGAWA; Kiyokazu Kawajiri, 20th INQUA2019, Sedimentological features on hyperconcentrated flow deposit formed by the 300 years ago slope failure due to Nankai-Trough earthquake, central Japan, 2019年07月, 国際会議
  • 宇津川喬子, 2019年度立正地理学会研究発表大会, ダム治水と海岸侵食の現場より―静岡県・天竜川~遠州灘―(地理写真), 2019年06月, 日本語, 国内会議
  • 松風 潤; 白井正明; 宇津川喬子, 日本地球惑星科学連合大会2019年大会, 新潟県上越地域における海浜礫の形状変化から考える礫の磨耗過程, 2019年05月
  • 白井正明; 武原未佳; 宇津川喬子, 日本地球惑星科学連合大会2019年大会, 相模川(桂川)上流域における富士相模川泥流堆積物の堆積学的特徴, 2019年05月
  • 宇津川喬子; 白井正明; 加藤寛佳; 加藤早百合, 日本地球惑星科学連合大会2019年大会, 武蔵野台地西縁部で観察される青梅層の堆積学的特徴, 2019年05月
  • 宇津川喬子, 日本堆積学会2019年大阪大会, 小・中学校のための堆積学的教材データベースとネットワークの構築, 2019年04月, 日本語, 国内会議
  • 白井正明; 赤坂郁美; 高岡貞夫; 宇津川喬子; 加藤早百合, 日本第四紀学会2018年大会, 羽村市史資料編(自然)の刊行について, 2018年08月24日, 日本語, 国内会議
  • Masaaki SHIRAI; Takako UTSUGAWA, 20th International Sedimentological Congress, Forming process of a waterfall accompanying with slope failure caused by 18th century earthquake, central Japan, 2018年08月13日, 英語, 国際会議
  • Takako UTSUGAWA; Masaaki SHIRAI, 20th International Sedimentological Congress, Effects of rock type and grain size on changes in roundness of gravel and sand grains during fluvial transport process, 2018年08月13日, 英語, 国際会議
  • 宇津川喬子, 2018年度立正地理学会, 秋⽥県男⿅地域に発達する海岸砂丘と周辺の⼟地利⽤, 2018年06月02日, 日本語, 国内会議
  • 白井正明; 宇津川喬子; 木村洋太郎, 日本地球惑星連合大会2018年大会, 相模川河床における河原の地形と礫の円磨度の関係, 2018年05月23日, 日本語, 国内会議
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本地球惑星連合大会2018年大会, 多摩川中流域の河川敷で増水後に観察された微小な地形と堆積する礫の円磨度の傾向, 2018年05月23日, 日本語, 国内会議
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本堆積学会2018年秋田大会, 河川-海浜に堆積する砂礫の運搬作用に伴う形状変化に基づいた『円磨度の飽和過程モデル』の提案, 2018年03月27日
  • 白井正明; 遠藤紗花; 宇津川喬子, 日本堆積学会2018年秋田大会, 多摩川中流域における深成岩礫の供給・運搬過程, 2018年03月26日
  • 宇津川喬子; 鈴木毅彦, 2018年度日本地理学会春季学術大会, 日本列島における火山災害としての極低頻度巨大噴火VEI=7の評価, 2018年03月23日
  • 宇津川喬子; 白井正明, JpGU-AGU Joint Meeting, 天竜川~遠州灘を例にした 河川ー海岸系の砂礫にはたらく 円磨作用の特徴, 2017年05月24日
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本堆積学会2017年松本大会, 生産-運搬過程における砕屑粒子の岩質-粒径-形状の関連性:渡良瀬川支流を例に, 2017年03月26日, 日本語, 国内会議
  • 白井正明; 宇津川喬子; 大村亜希子; 林崎涼; 加藤裕真; 芦寿一郎, 日本堆積学会大会プログラム・講演要旨, 遠州沖半遠洋性堆積物コア試料で確認された20世紀半ばにおける堆積速度の低下, 2017年03月10日, 2017年03月10日 - 2017年03月10日, 日本語
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本地球惑星科学連合2016年大会, 岩種の硬度差を利用した河川の砂礫にはたらく破砕・摩耗作用の解明, 2016年05月, 日本語, 国内会議
  • 宇津川喬子; 白井正明, 2016年度日本地理学会春季学術大会, 渡良瀬川支流を例にした砂礫にはたらく破砕・摩耗作用の解明―岩種組成と粒子形状の変化に注目して―, 2016年03月, 日本語, 国内会議
  • Shirai,M; Hayashizaki, R; Utsugawa, T; Omura, A, XIX INQUA Congress, Influence of dam reservoir deposition to deep marine hemipelagic environment off Niigata, central Japan, 2015年08月01日, 英語, 国際会議
  • Utsugawa,T; Shirai, M; Hayashizaki, R; Takahashi, T; Nakajima, E, XIX INQUA Congress, Influences of dam reservoir on sand grain producing and transport processes estimated from gravel and sand grain roundness of Tenryu River, central Japan, 2015年08月01日, 英語, 国際会議
  • 白井正明; 渡辺万葉; 宇津川喬子; 林崎 涼; 高橋尚志; 小尾 亮; 加藤裕真, 日本地球惑星科学連合2015年大会, 静岡県安倍川上流部における大谷崩れの崩壊と赤水の滝の形成, 2015年05月, 日本語, 国内会議
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本地球惑星科学連合2015年大会, ダム下流部における砂の生産-運搬作用の特徴―佐久間ダムを有する天竜川を例に―, 2015年05月, 日本語, 国内会議
  • 白井正明; 林崎 涼; 宇津川喬子; 大村亜希子, 日本堆積学会2015年つくば大会, 日本海新潟沖最上トラフで採取されたコアに見られる,20世紀後半の堆積速度変化:ダム湖が半遠洋性環境に与える影響, 2015年04月, 日本語, 国内会議
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本堆積学会2015年つくば大会, 渡良瀬川支流を例にした大礫~中粒砂の岩質・形状から推定する砂の生成-運搬過程, 2015年04月, 日本語, 国内会議
  • 宇津川 徹; 宇津川喬子; 星 善男, 日本ペドロジー学会2015年度大会, 小笠原諸島・母島の土壌地形学―火砕物質中の一次鉱物と動物珪酸体―, 2015年03月, 日本語, 国内会議
  • 白井正明; 大村亜希子; 林崎 涼; 宇津川喬子, 日本第四紀学会2014 年大会, 20 世紀後半における新潟沖日本海深海底での堆積速度変化, 2014年09月, 日本語, 国内会議
  • Shirai, M; Omura, A; Hayashizaki, R; Utsugawa, T, 19th International Sedimentological Congress, Mass accumulation rate of hemipelagic environment during the 20th century around cental Japan: A possibility of influence of dam reservoir deposition, 2014年08月, 英語, 国際会議
  • Utsugawa, T; Shirai, M, 19th International Sedimentological Congress, Fluvial sand grain producing process revealed from changes in lithology and roundness of gravel and sand in the watershed of Watarase River, central Japan, 2014年08月, 英語, 国際会議
  • 白井正明; 大村亜希子; 林崎 涼; 宇津川喬子, 日本地球惑星科学連合2014年大会, ダムでの土砂堆積が深海底の堆積作用に影響を及ぼす可能性, 2014年05月, 日本語, 国内会議
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本地球惑星科学連合2014年大会, 砂礫の岩質と形状変化から検討した河川上流部における砂礫分布の特徴, 2014年05月, 日本語, 国内会議
  • 宇津川 徹; 宇津川喬子; 星 善男; 平舘俊太郎; 前島勇治, 日本ペドロジー学会2014年度大会, 小笠原諸島・母島の精査土壌図(縮尺1:5,000)の作製, 2014年03月, 日本語, 国内会議
  • 白井正明; 大村亜希子; 林崎 涼; 宇津川喬子; 丹羽雄一, 日本堆積学会 2014 年山口大会, 日本海信濃川・阿賀野川沖堆積物表層コアに見られる,20 世紀後半の堆積速度変化, 2014年03月, 日本語, 国内会議
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本堆積学会2014年山口大会, 渡良瀬川支流を例にした砂礫の岩質と円磨度変化に基づく砂の生成過程の推定, 2014年03月, 日本語, 国内会議
  • 白井正明; 大村亜希子; 林崎涼; 宇津川喬子; 丹羽雄一, 日本堆積学会大会プログラム・講演要旨, 日本海信濃川・阿賀野川沖堆積物表層コアに見られる,20世紀後半の堆積速度変化, 2014年, 2014年 - 2014年, 日本語
  • 宇津川 徹; 平舘俊太郎; 前島勇治; 宇津川喬子, 日本ペドロジー学会2013年度大会, 小笠原諸島・父島の精査土壌図(縮尺1:5,000)の作製, 2013年10月, 日本語, 国内会議
  • 丹羽雄一; 白井正明; 大村亜希子; 宇津川喬子; 渡辺万葉; 林崎涼, 日本第四紀学会講演要旨集, 安定した塩分環境における混濁水の電気伝導度と孔隙率の関係―熊野灘沖半遠洋性堆積物と天竜川佐久間ダム湖底堆積物の例―, 2013年08月22日, 2013年08月22日 - 2013年08月22日, 日本語
  • T. Utsugawa; M. Shirai, International Geographical Union Kyoto Regional Conference, Influence of sedimentary supply on formation process and shape of the Noshiro coastal dune, northeastern Japan, 2013年08月, 英語, 国際会議
  • 宇津川喬子; 白井正明, 日本地球惑星科学連合2013年大会, 秋田県能代砂丘の内部構造と形成過程, 2013年05月, 日本語, 国内会議
  • 白井正明; 林崎 涼; 宇津川喬子; 向山康利貴; 村岸 純, 日本地球惑星科学連合2012 年大会, 仙台空港周辺の海浜で見出された東北地方太平洋沖地震津波により形成されたと考えられる堆積物, 2012年05月, 日本語, 国内会議

受賞

  • 2022年度日本第四紀学会論文賞, 日本第四紀学会, 白井正明;宇津川喬子, 2022年08月, 赤水の滝の形成過程から考える大規模土石流が安倍川上流域の地形に与えた影響(第四紀研究,59,17-29.)
  • 田中啓爾記念地理学奨励賞, 立正地理学振興会, 2021年10月, 河川砕屑物の生産-運搬過程における破砕・摩耗作用の特徴 : 砂礫の岩種,粒径および円磨度の関係(堆積学研究,78,15-31)
  • 日本堆積学会2017年松本大会最優秀講演賞, 日本堆積学会, 宇津川喬子;白井正明, 2017年03月, 生産-運搬過程における砕屑粒子の岩質-粒径-形状の関連性:渡良瀬川支流を例に
  • 日本地球惑星連合大会2016年大会地球人間圏科学セクション学生優秀発表賞, 宇津川喬子;白井正明, 2016年05月, 岩種の硬度差を利用した河川の砂礫にはたらく破砕・摩耗作用
  • 首都大学東京都市環境学部地理環境コース2011年度優秀学生卒業表彰, 首都大学東京, 宇津川喬子, 2012年03月
  • 首都大学東京都市環境学部2010年度成績優秀者, 首都大学東京, 宇津川喬子, 2010年09月
  • 首都大学東京都市環境学部2009年度成績優秀者, 首都大学東京, 宇津川喬子, 2009年09月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 基盤研究(C), 2024年04月01日 - 2028年03月31日, 24K07158, 構成物質の再移動・再堆積過程に着目したラハール堆積物の流下過程の研究, 白井 正明; 宇津川 喬子, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 東京都立大学, 4680000, 3600000, 1080000, kaken
  • 若手研究, 2023年04月 - 2026年03月, 23K12325, ニューカレドニアの事例から捉える海岸侵食の実態:砂浜の形成過程からの考察, 宇津川 喬子, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 法政大学, 4680000, 3600000, 1080000, kaken
  • 基盤研究(C), 2018年04月 - 2023年03月, 18K01128, 研究分担者, 自然-社会の動態からみた河川堤外地空間の即応的展開に関する地理学的研究, 島津 弘; 鈴木 重雄; 宇津川 喬子; 伊藤 徹哉; 横山 貴史; 原 将也; 原 美登里, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 立正大学, 4420000, 3400000, 1020000, 埼玉県の荒川および宮城県の名取川において堤外地の空中写真の判読および現地における観察と聞き取り調査,現地における文献・資料収集を実施し,自然・生態と災害リスク,堤外地をめぐる社会と政治,堤外地の文化と生業の概要を把握した.自然分野に関しては微地形分布,社会分野に関しては土地利用変遷,土地所有形態,不法占有,かつて存在した堤外地集落の現状,生業分野に関しては現在の農業的土地利用についての概要を把握した.
    堤外地は築堤以前から存在する集落や土地利用の影響があるものの,自然の状態に近い微地形が存在している.土地所有や地割は流路跡などの微地形の影響を受け,矩形ではなく,1つの地形単位が分割されるような形態を示している.土地利用としては過去から大部分が畑地として利用されているが,比較的最近まで集落が存在していた場所の周囲では現在でも水田が分布し,稲作が行われている.一方で,名取川堤外地においては,畑地利用はされているものの,元の所有者以外に貸し出され,あるいは家庭菜園のように利用され,一部においては元所有者が不明になっているような場所も見られた.さらに,元々の所有者が自所有地に加え,国所有の官地を借り入れて農業を行っている事例も見られた.
    名取川では,特に河口に近いほど耕作の行われていない土地が広がり,東北地方太平洋沖地震の津波遡上による土地荒廃,あるいは所有者死亡,移転にともなっての耕作を行わなくなった土地が広がっていることが観察された.より上流側においては,かつて不耕作地が広がっていたのを確認していたが,ほぼ全面的に耕作が再開されていることも確認できた., kaken
  • 2022年04月 - 2023年02月, 研究代表者, チャート砂礫の供給源推定を軸にした常磐地域における最終間氷期以降の古地理の復元, 公益財団法人藤原ナチュラルヒストリー振興財団, 2021年度(第30回)学術研究助成[地学分野], rm:presentations
  • 基盤研究(C), 2018年04月01日 - 2022年03月31日, 18K03762, 研究分担者, 安倍川上流域の堆積学的調査より迫る中部山岳周辺の巨大土石流災害の実像, 白井 正明; 宇津川 喬子, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 首都大学東京, 4420000, 3400000, 1020000, 本研究では安倍川上流域に分布する,江戸時代の大谷崩の大崩壊によって形成されたとされる堆積物を主対象として,(A) 土石流から遷移して発生したハイパーコンセントレイテッド流(hyperconcentrated flow: HCF)堆積物中の,礫の3次元的な配列や形状から,礫の運搬様式を明らかにする,(B) 礫~砂粒子試料の円磨度を,岩種とサイズを揃えた上で測定し,円磨度をより実用的な運搬作用のパラメータとして利用できないか試みる,(C) 土石流とHCFでは駆動様式が異なることに着目し,HCF堆積物の分布を再検討する,また安倍川流域での経験を基に,(D)中部山岳の他地域で大規模なHCF堆積物の痕跡を探す,以上4点を目標にしている.
    2018年度は安倍川上流域で現地調査を数回に分けて行い,主に目標(A)に関連してHCF堆積物の礫の配列の特徴(長軸の方位)を記録した.その結果細粒層と粗粒層の繰り返しからなるHCF堆積物のうち,粗粒層の下位から上位にかけて,礫の長軸の方位が流れに直交するものが卓越するようになる傾向が見出せた.これはいくつかあるHCF堆積物や類似の堆積物の形成モデルのうち,Sohn (1997)が示した traction carpet (タービダイト下層の無層理部分)の形成を説明した「粗粒層が水底に接し,下位に細粒層が位置する」というモデルと整合的である.
    また目標(C) に関連して,河床縦断面に沿った地形断面図を作成し,HCF堆積物は巨大土石流が流下に従い遷移したと考えられること,またHCS堆積物による地形面は従来考えられていたより下流方向に3km以上分布する可能性が高いことを見出した.このHCF堆積物の推定分布範囲内で,安倍川の支流が合流点付近で流路を変えた痕跡をいくつか見出し,その一つでは支流の旧流路が土石流/HCF堆積物により充填されていることを確認した., kaken
  • 2015年04月 - 2016年02月, 研究代表者, 砂礫の岩質と形状変化に注目した砂の生成過程の解明―多様な岩種(硬さ)の礫を有する利根川水系において―, 宇津川喬子, 日本科学協会, 平成27年度笹川科学研究助成 複合系, 0, 0, 0, 競争的資金, rm:published_papers
  • 研究代表者, 河川を運搬される砂礫粒子の岩種と粒径が粒子の円磨度変化に与える影響, 宇津川喬子, 日本科学協会, 2018年度海外発表促進助成 複合系, 0, 0, 0, 集会名:the 20th International Sedimentological Congress(第20回国際堆積学会議)
    出席期間:2018年8月, 競争的資金

■Ⅲ.社会連携活動実績

1.公的団体の委員等(審議会、国家試験委員、他大学評価委員,科研費審査委員等)

  • 中央教育審議会専門委員(社会・地理歴史・公民WG委員), 2025年08月 - 現在
  • 日本地理学会, 資格専門委員会, 2022年04月 - 現在, 学協会
  • 日本堆積学会, 国際交流委員, 2020年10月 - 現在
  • 日本堆積学会, 行事委員, 2020年01月 - 現在
  • International Association of Sedimentologists(国際堆積学会), National Correspondent, 2018年09月 - 2026年01月, 学協会
  • 法政大学地理学会, 編集委員, 2023年 - 2025年03月
  • 羽村市史編さん委員会 第4部会 部会員, 2017年04月 - 2024年03月, 自治体
  • 日本堆積学会, 日本堆積学会20周年記念行事実行委員, 2021年10月 - 2023年03月
  • 立正地理学会, 庶務会計委員・編集委員, 2018年05月 - 2022年03月
  • 羽村市史編さん委員会 第4部会 主任研究員, 2014年12月 - 2017年03月, 自治体