研究者総覧

吉川 仁子YOSHIKAWA Hitokoヨシカワ ヒトコ

所属部署名研究院人文科学系言語文化学領域
職名准教授
Last Updated :2024/10/05

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プロフィール情報

  • 吉川, ヨシカワ
  • 仁子, ヒトコ

学位

  • 修士(文学), 奈良女子大学

研究キーワード

  • 日本近代文学、特に、夏目漱石の作品研究\n奈良ゆかりの作家である志賀直哉の研究\n志賀に師事した女性作家池田小菊の研究\n関西の出版社である全国書房の研究

研究分野

  • 人文・社会, 日本文学

経歴

  • 2016年04月, 奈良女子大学准教授
  • 1999年04月, 2016年03月, 奈良女子大学専任講師
  • 2003年04月, 2004年03月, 大谷大学大学非常勤講師
  • 1999年04月, 1999年10月, 大谷大学短期大学部非常勤講師
  • 1997年04月, 1999年03月, 奈良女子大学非常勤講師
  • 1996年04月, 1999年03月, 奈良佐保女学院短期大学非常勤講師
  • 1993年04月, 1994年03月, 奈良佐保女学院短期大学非常勤講師

学歴

  • 1992年, 奈良女子大学, 文学研究科, 国文学
  • 1990年, 奈良女子大学, 文学部, 国語国文学科 国語国文学専攻

担当経験のある科目(授業)

  • 近代国文学演習Ⅱ, 奈良女子大学, 9999年
  • 近代国文学演習Ⅰ, 奈良女子大学, 9999年
  • ジェンダー言語文化学特殊研究B, 奈良女子大学
  • 近代国文学講読Ⅱ, 奈良女子大学
  • 日本アジア言語文化学卒業論文演習Ⅱ, 奈良女子大学, 9999年
  • 日本アジア言語文化学卒業論文演習Ⅰ, 奈良女子大学, 9999年
  • 近代現代国文学演習Ⅱ, 奈良女子大学, 9999年
  • 近代国文学講読Ⅰ, 奈良女子大学, 9999年
  • 近代現代国文学演習Ⅰ, 奈良女子大学, 9999年
  • 近代国文学演習, 奈良女子大学
  • ジェンダー言語文化学特殊研究B, 奈良女子大学
  • 近代国文学構造論演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 言語文化伝承論演習, 奈良女子大学
  • 東アジアの言語と文学, 奈良女子大学
  • 言語文化伝承論講読, 奈良女子大学
  • 日本語ⅠA, 奈良女子大学
  • 近代国文学構造論演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 演習指導Ⅱ, 奈良女子大学, 9999年
  • 近代文学構造論演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 演習指導Ⅰ, 奈良女子大学, 9999年
  • 言語文化構造論講読, 奈良女子大学
  • 言語文化情報論演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 学ぶことと女性のライフスタイル, 奈良女子大学, 9999年
  • 卒業論文演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 日本語ⅠB, 奈良女子大学
  • 日本語ⅠD, 奈良女子大学, 9999年
  • 言語文化伝構造論講読, 奈良女子大学
  • 言語文化情報論演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 卒業論文演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 日本語ⅠA, 奈良女子大学
  • 日本語ⅠC, 奈良女子大学, 9999年
  • 日本語JⅡ, 9999年
  • 日本語JⅠ, 9999年

所属学協会

  • 全国大学国語国文学会
  • 日本文学協会会員
  • 日本近代文学会
  • 日本近代文学会関西支部

メディア報道

  • 救い、温かさのある名作 生誕140年の志賀直哉を読む, 本人以外, 毎日新聞, 2023年12月02日, 編集長からの手紙, 新聞・雑誌

Ⅱ.研究活動実績

論文

  • 査読無し, その他, 叙説(奈良女子大学, 池田小菊「帰る日」の方向性, 吉川仁子, 2021年03月, 48, 47, 63
  • 査読無し, 日本語, 叙説, 夏目漱石『行人』論―「女景清の逸話」を中心に―, 吉川仁子, 2020年03月, 47, 258, 272
  • 査読無し, 日本語, 叙説(奈良女子大学), 夏目漱石『こゝろ』論―書き残すことの意味について―, 吉川仁子, 2016年03月, 43, 1-20
  • 査読無し, 日本語, 叙説(奈良女子大学), 奈良女子大学, 池田小菊と全国書房版女流作家叢書, 吉川仁子, 2013年03月, 40, 40, 221-236, 236
  • 査読無し, 日本語, 叙説(奈良女子大学), 夏目漱石「明暗」論―結婚の要件―, 吉川仁子, 2011年03月, 38, 140-151
  • 査読無し, 日本語, 太宰治研究, 太宰治「おさん」論―「利巧」な妻と「だめな人」―, 吉川仁子, 2009年06月, 17, 104-122
  • 査読無し, 日本語, 叙説(奈良女子大学), 奈良女子大学, 夏目漱石『門』論―〈因果〉と〈運命〉―, 吉川仁子, 2008年03月, 35, 35, 44-56, 56
  • 査読無し, 日本語, 叙説(奈良女子大学), 奈良女子大学, 「行人」論―「あの女」のゆくえ―, 吉川仁子, 2003年12月, 31, 31, 53-63, 63
  • 査読無し, 日本語, 叙説(奈良女子大学), 奈良女子大学, 芥川龍之介『玄鶴山房』考―阪本龍門文庫蔵自筆原稿の検討を通して―, 吉川仁子, 2002年12月, 30, 30, 1-17, 17
  • 査読無し, 日本語, 叙説(奈良女子大学), 奈良女子大学, 夏目漱石『彼岸過迄』論-敬太郎の位置について-, 吉川仁子, 2000年12月, 28, 28, 1-19, 19
  • 査読無し, その他, 叙説(奈良女子大学), 夏目漱石『それから』小考-〈過去〉の了解-, 吉川仁子, 1997年, 24, 282-294
  • 査読無し, その他, 叙説, 夏目漱石『行人』論-構想の変化について-, 吉川仁子, 1992年, 19, 51-72
  • 査読無し, その他, りずむ, 志賀直哉「佐々木の場合」と夏目漱石『行人』, 吉川仁子, 2023年03月, 12, 15, 27

MISC

  • 査読あり, 日本語, 叙説, 〈研究ノート〉全国書房社主 田中秀吉, 2024年03月, 51, 28, 43
  • 査読無し, 日本語, アジア・ジェンダー文化学研究, 飯田祐子/中谷いずみ/笹尾佳代 編著『女性と闘争 雑誌「女人芸術」と一九三〇年前後の文化生産』, 吉川仁子, 2020年03月, 4, 103, 111, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 査読無し, 日本語, りずむ, 池田小菊未発表原稿「間抜け」, 吉川仁子, 池田小菊の未発表作品の翻刻・解題, 2019年03月, 8, 94-121
  • 査読無し, 日本語, りずむ, 池田小菊未発表原稿 落葉, 吉川仁子, 池田小菊の未発表作品の翻刻・解題, 2018年03月, 7, 44-69
  • 査読無し, 日本語, 教育システム研究 別冊, 「文学教材」の授業はどんな力を養成できるのか―「走れメロス」というテクストと向き合うこと―, 吉川仁子; 二田貴広, 2017年10月, 1-7
  • 査読無し, 日本語, りずむ, 池田小菊未発表原稿 朝顔, 吉川仁子; 弦巻克二, 池田小菊の未発表作品の翻刻・解題, 2017年03月, 6, 52-80
  • 査読無し, 日本語, りずむ, 池田小菊未発表原稿 彼女の犯罪, 吉川仁子; 弦巻克二, 池田小菊の未発表作品の翻刻・解題, 2016年03月, 5, 52-80
  • 査読無し, 日本語, りずむ, 池田小菊未発表原稿「淋しき存在」, 吉川仁子; 弦巻克二, 2015年03月, 4, 74-113
  • 査読無し, 日本語, りずむ, ナハロフカ(無能者), 吉川仁子; 弦巻克二, 2014年03月, 3, 3-59
  • 査読無し, 日本語, 文学・語学, 全国大学国語国文学会, 平成23年 国語国文学界の動向 近代散文 二〇一一年の紀要論文から, 吉川仁子, 2013年07月, 206, 102, 105
  • 査読無し, 日本語, りずむ, 池田小菊未発表原稿「思はぬ旅」, 吉川仁子; 弦巻克二, 2012年03月, 1, 17-51
  • 査読無し, 日本語, 白樺サロン, 池田小菊未発表原稿「指」, 吉川仁子; 弦巻克二, 2010年03月, 3, 12-45
  • 査読無し, 日本語, 白樺サロン, 池田小菊未発表原稿「東京」, 吉川仁子; 弦巻克二, 2009年03月, 2, 3-34
  • 査読無し, 日本語, 叙説(奈良女子大学), 池田小菊関連書簡補遺・その他, 吉川仁子, 有田市寄託の池田小菊関連資料のうち、前年度未調査の部分を補ったもの。志賀の全集で不明になっている事項で、調査により判明した2点も紹介した。, 2007年03月, 34, 80-99
  • 査読無し, 日本語, 叙説(奈良女子大学), 奈良女子大学, 池田小菊関連書簡―志賀直哉未発表書簡を含めて―, 吉川仁子; 弦巻克二, 2006年03月, 33, 33, 244-267, 268
  • 査読無し, 日本語, 特別陳列 龍門文庫 知られざる奈良の至宝, 作品解説\n82 それから(夏目漱石筆)\n83 玄鶴山房(芥川龍之介筆), 吉川仁子; 綾村宏他, 2002年11月, 100、102
  • 査読無し, その他, 研究年報(奈良女子大学文学部), 夏目漱石「道草」論, 吉川仁子, 1994年, 37, 1-18
  • 査読無し, その他, 叙説(奈良女子大学), 夏目漱石『それから』序論, 吉川仁子, 1994年, 21, 49-62
  • その他, りずむ, 全国書房顧問としての池田小菊, 吉川仁子, 2021年03月, 10, 3, 14
  • 査読無し, 日本語, りずむ, 池田小菊未発表原稿「間抜け」, 2019年03月, 8, 94-121
  • 査読あり, その他, 叙説, 〈研究ノート〉全国書房社主 田中秀吉, 吉川仁子, 2024年03月, 51, 28, 43, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)

書籍等出版物

  • 田辺聖子文学事典 ゆめいろ万華鏡, 和泉書院, 吉川仁子, 分担, 2017年10月, 60,103-104,125-126,148,151-152,169-170,268, 日本語, 査読無し, その他
  • 漱石辞典, 翰林書房, 吉川仁子, 分担, 2017年05月, 451,392,310,179-180, 日本語, 査読無し, その他
  • 『道草』論集 健三のいた風景, 和泉書院, 吉川仁子; 鳥井正晴, 分担, 2013年09月, 103-121,357-393, 日本語, 査読無し, その他
  • 京都近代文学事典, 和泉書院, 吉川仁子, 分担, 2013年05月, 45、116、210、256~258、281, 日本語, 査読無し, その他
  • 兵庫近代文学事典, 和泉書院, 吉川仁子; 西尾宣明, 分担, 2011年10月, 4,136,139,282,369, 日本語, 査読無し, その他, 9784757606029
  • 『明暗』論集 清子のいる風景, 和泉書院, 吉川仁子; 鳥井正晴ほ, 分担, 2007年08月, 293-313, 日本語, 査読無し, その他
  • 女の手紙, 双文社出版, 吉川仁子; 荒井とみよ他, 分担, 2004年07月, 43-59, 日本語, 査読無し, その他
  • 続・大学的奈良ガイドー新しい見どころ60編, 昭和堂, 奈良女子大学文学部; 奈良女子大学文学部なら学プロジェクト, 118‐121,134‐137,142‐145,146‐149, 2022年04月, 4, viii, 251, 7p, 日本語, その他, 9784812221150

講演・口頭発表等

  • 吉川仁子, 近代部会, 夏目漱石『行人』―「兄」の章を読む―, 2018年12月, 日本語
  • 吉川仁子, 近代部会, 夏目漱石『行人』「友達」の章\n ―「あの女」の意味するもの―, 2018年07月, 日本語

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 2013年, 2015年, 全国書房ネットワークの総合的研究─戦時下~占領期における文学と出版メディア─, 科学研究費補助金, 0, 0, 0, 競争的資金, rm:misc
  • 基盤研究(C), 2010年, 2012年, 22520181, 志賀直哉に師事した池田小菊の戦中戦後―奈良・文学・政治― (平成22年度から24年度科学研究費補助金基盤研究(C)一般採択課題), 吉川 仁子; 弦巻 克二, 日本学術振興会, 科学研究費補助金, 奈良女子大学, 0, 0, 0, 本研究は、志賀直哉(大正14年から昭和13年にかけて奈良に居住)に師事した、池田小菊を中心とした研究である。彼女が関わった、昭和初期から戦後にかけての関西の出版や女性作家たち、及び、戦後民主主義の出発期について検討した。彼女の草稿の内容の検討を通して、奈良在住時の志賀や当時の奈良の一面を明らかにできた。また、全国書房版女流作家叢書についての調査によって、叢書出版において小菊の果たした役割や、当時の女性作家のネットワークの一端が明らかになった。小菊の資料のうち、戦時下の検閲についての資料となりうるゲラ刷りや、小菊が戦後関わった婦人会活動の機関誌である『婦人奈良』などを画像データ化した。, 競争的資金, kaken
  • 基盤研究(C), 2005年, 2007年, 17520113, 志賀直哉を中心とする奈良の文学空間の形成についての研究(17、18年度科研課題), 弦巻 克二; 吉川 仁子, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 奈良女子大学, 0, 0, 0, 本研究は、志賀直哉を中心とする高畑周辺に在住した文学者たちの作り上げた文学空間の消長と、志賀に師事した奈良女子大学ゆかりの作家、池田小菊についての検討考察の二つを眼目として出発した。17年度には、奈良女子大学記念館一般公開に伴う、「特別展示 池田小菊の奈良 志賀直哉に師事した女性教育者」(2005.4.29-5.5)を催し、調査で知りえた事柄を奈良という地域や人々と深く関わらせて展示した。展示の企画段階で調査した有田市文化福祉センター寄託の池田小菊関連資料は、志賀直哉の全集未収録の書簡を含み、それらを翻刻し、弦巻克二・吉川仁子「池田小菊関連書簡-志賀直哉未発表書簡を含めて-」(『叙説』2006)に詳しく紹介した。18年度は有田市寄託の小菊関連資料のうち、17年度に未調査の資料について引き続き調査をした。有田市寄託の資料は、戦争前後の、小菊が作家として活動した時期のものが主で、小菊の日記類とあわせ読むことで、彼女の当時の文筆活動、また、志賀の書籍の出版も手がけた全国書房と小菊との関わりも窺える。これらの調査を通して、志賀的リアリズムの手法が、その弟子筋も含めて「奈良派的」という言葉で評されるものであり、当時の文壇において、奈良という地が、志賀的リアリズムを象徴する空間としてあった可能性を見出した。その他、小菊の門下生で、作品のモデルでもあったと思われる都築光子についての調査、また、志賀直哉の最新全集で不明となっている、加納和弘の生没年、及び直哉の「怪談」の初出誌を明らかにするなどした。以上の研究成果は、弦巻克二・吉川仁子「池田小菊関連書簡補遺・その他」(『叙説』2007)に詳しく紹介した。17、18年度ともに、池田小菊の基礎資料の整理検討に、かなりの時間を割くことになったが、彼女の周辺を丹念に調べることで、志賀の研究上の穴のいくつかを補うことができた。志賀を、そして、奈良の文学空間を考察していく大きな手がかりとして、池田小菊を見出したといえ、引き続き研究していきたいと思う。, 競争的資金, kaken
  • 池田小菊についての研究, 0, 0, 0, 志賀直哉に師事した本学ゆかりの作家池田小菊について、基礎的資料の整理検討を進め、多方面にわたる彼女の活躍を総合的に把握することを目指す。, 競争的資金
  • 夏目漱石の作品研究, 0, 0, 0, 競争的資金
  • Study on Natsume Soseki's works, 0, 0, 0, 競争的資金

Ⅲ.社会連携活動実績

1.公的団体の委員等(審議会、国家試験委員、他大学評価委員,科研費審査委員等)

  • 日本近代文学会関西支部, 運営委員, 9999年, 学協会
  • 全国大学国語国文学会, 委員, 2021年07月, 2023年06月
  • 日本近代文学会, 評議員, 2022年04月, 9999年, 学協会
  • 日本近代文学会関西支部, 運営員長, 2023年04月, 2024年03月, 学協会


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