
鈴木 広光
研究院人文科学系言語文化学領域 | 教授 |
Last Updated :2025/04/27
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プロフィール情報
姓
鈴木, スズキ名
広光, ヒロミツ
経歴
学歴
担当経験のある科目(授業)
- 国語構造論特論B, 奈良女子大学
- 国語構造論特論A, 奈良女子大学
- TutorialⅡ, 奈良女子大学
- 古典を読むⅡ, 奈良女子大学
- 国語学特殊研究Ⅱ, 奈良女子大学
- 国語学特殊研究Ⅰ, 奈良女子大学
- 古典を読むⅠ, 奈良女子大学
- パサージュ2B, 奈良女子大学
- パサージュ2A, 奈良女子大学
- 日本アジア言語文化学卒業論文演習Ⅰ, 奈良女子大学
- 国語学講読Ⅰ, 奈良女子大学
- 日本アジア言語文化学卒業論文演習Ⅱ, 奈良女子大学
- 国語学講読Ⅱ, 奈良女子大学
- ジェンダー言語文化学特殊研究B, 奈良女子大学
- 日本の文学を読む(展), 奈良女子大学
- 国語学概論Ⅱ, 奈良女子大学
- 国語学概論Ⅰ, 奈良女子大学
- 専門職論(文学部), 奈良女子大学
- ジェンダー言語文化学特殊研究B, 奈良女子大学
- 国語史概論Ⅱ, 奈良女子大学
- 国語学演習Ⅱ, 奈良女子大学
- 国語構造論演習Ⅱ, 奈良女子大学
- 国語学演習Ⅰ, 奈良女子大学
- 学ぶことと女性のライフスタイル, 奈良女子大学
- 基礎演習D, 奈良女子大学
- 国語史概論Ⅰ, 奈良女子大学
- 国語構造論演習Ⅰ, 奈良女子大学
- 国語構造論特論Ⅱ, 奈良女子大学
- 演習指導Ⅱ, 奈良女子大学
- 卒業論文演習Ⅱ, 奈良女子大学
- 言語史概論AⅡ, 奈良女子大学
- 言語表現論演習Ⅱ, 奈良女子大学
- 日本アジア言語分析論Ⅱ, 奈良女子大学
- 言語表現論演習Ⅰ, 奈良女子大学
- 卒業論文演習Ⅰ, 奈良女子大学
- 言語史概論AⅠ, 奈良女子大学
- 日本アジア言語分析論Ⅰ, 奈良女子大学
- 国語構造論特論Ⅰ, 奈良女子大学
- 演習指導Ⅰ, 奈良女子大学
メディア報道
- 第8回「ゲスナー賞」、本の部金賞は『日本語活字印刷史』, 新文化通信社, 新文化, 2019年10月04日, 新聞・雑誌, 10月1日、丸善雄松堂が発表した。本の部金賞は『日本語活字印刷史』(名古屋大学出版会)。同銀賞は『世界で最も美しい12の写本―『ケルズの書』まで』(青土社)、『明治出版史上の金港堂 社史のない出版社「史」の試み』(皓星社)の2作が選ばれた。同特別賞は『蔵書一代』(松籟社)。受賞式は11月13日、横浜・西区のパシフィコ横浜で。, 25997669, url
- NIKKEI ART REVIEW 「嵯峨本」の謎、活字を芸術にする, 日本経済新聞, 2011年03月10日, 新聞・雑誌, 25981826, rm:research_project_id
■Ⅱ.研究活動実績
論文
- 査読あり, 日本語, 叙説, 奈良女子大学日本アジア言語文化学会, 媒介項から術語へ: 日本イエズス会のテクストに見える仏教語「色」をめぐって, 鈴木広光, 2025年03月06日, 52, 20, 47, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読あり, 日本語, 国語語彙史の研究, 国語語彙史研究会・和泉書院, 「大切・御大切」再考 : 『コンテムツス・ムンヂ』を中心に, 鈴木広光, 2024年03月31日, 43, 1, 24, 論文集(書籍)内論文
- 査読あり, 日本語, 叙説, 奈良女子大学日本アジア言語文化学会, 内地雑居後における言語問題、あるいは明治二十年代における未来語りの想像力, 鈴木広光, 2023年03月07日, 50, 153, 177, 研究論文(学術雑誌), 国内誌
- 査読無し, 日本語, 奈良女子大学文学部研究教育年報, 奈良女子大学文学部, 顕在化/包摂/階層化 : 多言語世界における聖書翻訳と言語編成(1), 鈴木広光, 2021年12月, 18, 31, 50, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読あり, 日本語, 国語語彙史の研究, 国語語彙史研究会・和泉書院, 「御訪れ」と「慰み」:『コンテムスツ・ムンヂ』の翻訳方法, 鈴木広光, 2021年08月15日, 40, 21, 44, 論文集(書籍)内論文, 国内誌
- 査読あり, 日本語, 信州大学人文科学論集 = Shinshu studies in humanities, 信州大学人文学部, 歴史のなかの言葉の意味 : バレト写本の「郷談」再考, 鈴木 広光, Article信州大学人文科学論集 8(2): 25-41(2021), 2021年03月, 8, 25, 41, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読あり, 日本語, 叙説, 奈良女子大学日本アジア言語文化学会, 複製技術時代の書物のアイデンティティ:末広鉄腸『二十三年未来記』の場合(下), 鈴木広光, 2020年03月, 47, 221, 238, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読無し, 日本語, ユリイカ, 青土社, 活字文献学考 : 書体意識の生まれるところ (特集 書体の世界 : 書・活字・フォント), 鈴木 広光, 2020年02月, 52, 2, 66, 73, 研究論文(学術雑誌)
- 査読あり, 日本語, 叙説, 奈良女子大学日本アジア言語文化学会, 複製技術時代の書物のアイデンティティ:末広鉄腸『二十三年未来記』の場合(中), 鈴木 広光, 2019年03月22日, 46, 1, 23, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読あり, 日本語, 叙説, 奈良女子大学日本アジア言語文化学会, 複製技術時代の書物のアイデンティティ:末広鉄腸『二十三年未来記』の場合(上), 鈴木 広光, 2018年03月16日, 45, 1, 19, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読無し, 日本語, 幕末明治:移行期の思想と文化, 前田雅之・青山英正・上原麻有子 勉誠出版, 切断の文字、あるいは文字の〈近代〉, 鈴木広光, 2016年05月, 243, 259, 論文集(書籍)内論文
- 査読無し, 日本語, 日本語学, 明治書院, 言語史における翻訳の語り方 (特集 翻訳と日本語), 鈴木 広光, 2016年01月, 35, 1, 20, 30, 研究論文(学術雑誌)
- 査読無し, 日本語, 文学, 岩波書店, 博言集 : その系譜と情報源 (特集 辞書の世界), 鈴木 広光, 2015年09月, 16, 5, 61, 82, 研究論文(学術雑誌)
- 査読あり, 日本語, 叙説, 奈良女子大学日本アジア言語文化学会, 活字の論理 -日本語活字印刷史序説-, 鈴木広光, 2013年03月, 40, 118, 134, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読あり, 日本語, 汲古, 汲古書院, 嵯峨本『伊勢物語』慶長十三年刊第二種本の活字と植字組版について, 鈴木広光, 2011年06月, 59, 25-30, 30, 研究論文(学術雑誌)
- 査読無し, 日本語, 文学, 岩波書店, 開化の軋み--揺籃期の日本語タイポグラフィ (特集 言語資源としての日本語), 鈴木 広光, 2011年05月, 12, 3, 154, 168, 研究論文(学術雑誌)
- 査読無し, 日本語, 國文學 : 解釈と教材の研究, 學燈社, 古活字版のタイポグラフィ (文字のちから--写本・デザイン・かな・漢字・修復) -- (文字の刻む歴史), 鈴木 広光, 2007年08月, 52, 10, 48, 56, 研究論文(学術雑誌)
- 査読あり, 日本語, 近世文藝, 日本近世文学会, 嵯峨本『伊勢物語』の活字と組版, 鈴木広光, 2006年07月, 84, 1, 16, 研究論文(学術雑誌), 国内誌, 10.20815/kinseibungei.84.0_1
- 査読無し, 日本語, 叙説, 奈良女子大学日本アジア言語文化学会, 「小人島」考・続貂, 鈴木 広光, 2006年03月31日, 33, 33, 149, 168, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 査読あり, 日本語, 国語国文, 京都大学文学部国語国文学研究室・中央図書出版社, 神の翻訳史, 鈴木 広光, 2005年02月, 74, 2, 1, 17, 研究論文(学術雑誌)
- 査読あり, 日本語, 語彙研究の課題, 田島毓堂編・和泉書院, 翻訳論から見た比較語彙論, 鈴木広光, 2004年03月, 31, 48, 論文集(書籍)内論文
- 査読あり, 日本語, 国語語彙史の研究, 国語語彙史研究会・和泉書院, 『コンテムツスムンヂ』の「平等なる心」について, 鈴木広光, 2004年03月, 23, 101, 117, 論文集(書籍)内論文
- 査読無し, 日本語, 名古屋大学日本語学研究室 過去・現在・未来, 田島毓堂・釘貫亨編 名古屋大学大学院文学研究科, 16・17世紀アジアにおける教会用語の翻訳について, 鈴木広光, 2002年04月, 223, 230, 論文集(書籍)内論文
- 査読無し, 日本語, 文学, 岩波書店, 印刷史における大航海時代 (特集 十字架とアジア), 鈴木 広光, 2001年09月, 2, 5, 36, 48, 研究論文(学術雑誌)
- 査読無し, 日本語, 文学研究, 九州大学, バレト写本所収福音書抄註解(3), 鈴木 広光; 青木 博史, 1999年03月, 96, 1, 13, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読無し, 日本語, 日本語学, 明治書院, 翻訳書としてのキリシタン文献 (特集 日本語研究はどのように行われてきたか), 鈴木 広光, 1998年06月, 17, 7, 38, 46, 研究論文(学術雑誌)
- 査読無し, 日本語, 文学, 岩波書店, 木活字と和文鋳造活字のあいだ--座談会「出版文化と近代文学」を読んで, 鈴木 広光, 1998年04月, 9, 2, 153, 159, 研究論文(学術雑誌)
- 査読無し, 日本語, 文学研究, 九州大学, バレト写本所収福音書註解(2), 鈴木 広光; 青木 博史, 1998年03月, 95, 1, 29, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読無し, 日本語, 文学研究, 九州大学, バレト写本所収福音書抄註解(1), 鈴木 広光; 梅崎 光; 青木 博史, 1997年03月, 94, 1, 29, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読無し, 日本語, 文化研究, 樟蔭女子短期大学, <神>と<霊>の中国語訳をめぐるプロテスタント宣教師の論争 (1), 鈴木 広光, 1996年09月30日, 10, 10, 103, 120, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
- 査読あり, 日本語, 日本語論究4:言語の変容, 名古屋ことばのつどい編集委員会編・和泉書院, ギュツラフ訳『約翰福音之傳』とTerm question, 鈴木広光, 1995年09月, 49, 64, 論文集(書籍)内論文
- 査読あり, 日本語, キリスト教史学, キリスト教史学会, 漢訳聖書におけるpneumaの翻訳について, 鈴木広光, 1995年07月, 49, 39, 57, 研究論文(学術雑誌), 国内誌
- 査読あり, 日本語, 名古屋大学国語国文学, 名古屋大学国語国文学会, ロゴスの訳語「道」について, 鈴木広光, 1995年05月, 76, 133, 144, 研究論文(学術雑誌), 国内誌
- 査読あり, 日本語, 汲古, 汲古書院, 中国プロテスタント伝道印刷所の金属活字について, 鈴木広光, 1994年06月, 25, 59, 64, 研究論文(学術雑誌)
- 査読あり, 日本語, 国語国文, 京都大学文学部国語国文学研究室・中央図書出版社, コンテンツス・ムンヂの欧文原典, 鈴木広光, 1994年04月, 63, 4, 1, 12, 研究論文(学術雑誌)
- 査読あり, 日本語, 国語学, 国語学会, 上田万年とW.D.ホイットニー-近代日本「国語」政策の基底-, 鈴木広光, 1994年03月, 176, 1, 13, 研究論文(学術雑誌), 国内誌
- 査読無し, 日本語, 名古屋大学文学部研究論集 文学, 名古屋大学文学部, 漢訳聖書に於ける agapeの翻訳に就いて, 鈴木広光, 1994年03月, 40, 40, 53, 61, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 10.18999/joufll.40.53
- 査読無し, 日本語, 現代思想, 青土社, 日本語系統論・方言周圏論・オリエンタリズム (日本の1920年代<特集>), 鈴木 広光, 1993年07月, 21, 7, 209, 217, 研究論文(学術雑誌)
- 査読あり, 日本語, 日本語論究3:現代日本語の研究, 田島毓堂・丹羽一彌編・和泉書院, 三人称視点の獲得:漱石の「空間短縮法」を中心に, 鈴木広光, 1992年10月, 69, 87, 論文集(書籍)内論文, 国内誌
- 査読あり, 日本語, 名古屋大学国語国文学, 名古屋大学国語国文学会, 加藤弘之の言語観, 鈴木広光, 1991年07月, 70, 89, 110, 研究論文(学術雑誌), 国内誌
- 査読無し, 日本語, 名古屋大学文学部研究論集 文学, 名古屋大学文学部, キリシタン宗教書における仏教語の問題, 鈴木広光, 1991年03月, 109, 47, 58, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 10.18999/joufll.37.47
- 査読あり, 日本語, 名古屋大学国語国文学, 名古屋大学国語国文学会, 自然とacaso(偶然)―キリシタン宗教書における訳語採用の一例―, 鈴木広光, 1989年12月, 65, 1, 12, 研究論文(学術雑誌), 国内誌
MISC
- 査読無し, 日本語, 月刊みんぱく, 国立民族学博物館, 書物をめぐる歴史の旅二題(〇〇してみました世界のフィールド), 鈴木広光, 2021年08月, 45, 8, 14, 15, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア), 国内誌
- 査読無し, 日本語, 学会通信 漢字之窓, 日本漢字学会, 書評:小宮山博史著『明朝体活字 その起源と形成』, 鈴木広光, 2021年06月, 3, 1, 58, 書評論文,書評,文献紹介等, 国内誌
- 査読無し, 日本語, 日本語の研究, 日本語学会, 書評:釘貫 亨著『「国語学」の形成と水脈』, 鈴木 広光, 2017年04月, 13, 2, 35, 42, 書評論文,書評,文献紹介等, 10.20666/nihongonokenkyu.13.2_35
- 査読無し, 日本語, 教育システム研究(奈良女子大学教育システム研究開発センター), 奈良女子大学教育システム研究開発センター, 中等教育国語科古典分野における興味喚起の授業研究-きっかけとしての落語創作-, 神徳 圭二; 鈴木広光, 2017年03月, 12, 113, 118, 記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
- 査読無し, 日本語, 日本語の研究, 日本語学会, 展望:研究資料(史的研究), 鈴木 広光, 2016年07月, 12, 3, 9, 12, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌), 10.20666/nihongonokenkyu.12.3_9
- 査読無し, 日本語, 墨, 芸術新聞社, 普遍の文字、臨場の文字 ― 印刷史からみた欧陽詢と褚遂了, 鈴木広光, 2015年07月, 235, 72-73, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 査読無し, 日本語, 熊楠works, 南方熊楠顕彰会, シンポジウム「和漢三才図会」 パネルディスカッション (第27回『熊楠をもっと知ろう!!』シリーズ), 小峯 和明; ハイエク マティアス; 鈴木 広光, 2014年10月01日, 44, 43, 51, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 査読無し, 日本語, 熊楠works, 南方熊楠顕彰会, 『三才図会』から『和漢三才図会』へ 記述と分類 (第27回『熊楠をもっと知ろう!!』シリーズ), 鈴木 広光, 2014年10月01日, 44, 37, 42, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 査読あり, 日本語, 近世京都, 近世京都学会, 研究発表抄録:古活字版に見る平仮名交じり文書記様式と印刷技術との相克, 鈴木広光, 2014年07月, 1, 147, 150, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌), 国内誌, 10.34440/kinseikyoto.0.1_147
- 査読無し, 日本語, 米井力也著『キリシタンと翻訳 異文化接触の十字路』, 平凡社, 解説, 鈴木広光, 2009年12月, 401, 412, 記事・総説・解説・論説等(その他)
- 査読無し, 日本語, 奈良女子大学文学部研究教育年報, 奈良女子大学, コース制移行後の基礎演習, 鈴木 広光, 2009年12月, 6, 6, 3, 6, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 査読無し, 日本語, 奈良女子大学文学部研究教育年報, 座談会 基礎演習の現状と今後の展望, 鈴木広光; 水垣源太郎; 谷口洋; 甲斐健人, 2009年12月, 6, 7, 17, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 査読無し, 日本語, 図書新聞, 書評:府川充男編著『組版/タイポグラフィの廻廊』, 鈴木広光, 2008年02月, 2859, 書評論文,書評,文献紹介等
- 査読無し, 日本語, +DESIGNING もっと文字を知る、文字を使う, 毎日コミュニケーションズ, 解説:かなの歴史, 鈴木広光; 永野香, 2007年11月, 7, 58, 59, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 査読無し, 日本語, 亀井孝・大藤時彦・山田俊雄編『日本語の歴史1 民族のことばの誕生』(平凡社ライブラリー), 平凡社, 解説:言語にとって「歴史」とは何か, 鈴木広光, 2006年11月, 477, 485, 記事・総説・解説・論説等(その他)
- 査読あり, 日本語, 第11回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」論文集, 人文系データベース協議会, 嵯峨本『伊勢物語』の木活字及び組版分析モデルに関する報告, 津田光弘; 鈴木広光, 2005年12月, 11, 55, 62, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
- 査読無し, 日本語, 週刊読書人, 書評:府川充男著『聚珍録』, 鈴木広光, 2005年04月, 2585, 書評論文,書評,文献紹介等
- 査読無し, 日本語, 関西大学東西学術研究所紀要, 関西大学, 近代ヨーロッパ人宣教師の言語戦略(西学東漸と言語接触の研究, 言語研究班, 研究員の研究概要), 鈴木 広光, 2005年04月01日, 38, A134, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 査読無し, 日本語, 季刊d/SIGN, 太田出版, 空白のなかの残影:明治文芸の版面(1), 鈴木広光, 2004年09月, 7, 82, 84, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 査読無し, 日本語, 新日本古典文学大系 明治編・月報, 岩波書店, 木版から活版へ ―揺籃期和文組版の諸相―, 鈴木広光, 2004年02月, 14, 9, 12, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
- 査読無し, 日本語, 松原秀一著『異教としてのキリスト教』(平凡社ライブラリー), 平凡社, 解説:異教化するキリスト教, 鈴木広光, 2001年12月, 281, 287, 記事・総説・解説・論説等(その他)
- 査読無し, 日本語, 国語学, 国語学会, シンポジウム報告:国語の学の再編成―明治期の日本語研究―, 鈴木広光, 2000年12月, 203, 112, 113, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 査読無し, 日本語, 古典学の再構築ニューズレター, 郷談 - Codices Reginensis Latini.459の解釈から, 鈴木広光, 2000年11月, 8, 76, 77, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
- 査読無し, 日本語, 中山久四郎・龍粛著『世界印刷通史』復刻版, ゆまに書房, 解説:印刷史を文化史として語るということ, 鈴木広光, 2000年10月, 6, 15, 記事・総説・解説・論説等(その他)
- 査読無し, 日本語, 週刊読書人, 書評:小池和夫他著『漢字問題と文字コード』, 鈴木広光, 1999年12月, 2314, 書評論文,書評,文献紹介等
- 査読無し, 日本語, 国語学, 国語学会, 書評:安田敏朗著『植民地のなかの「国語学」 時枝誠記と京城帝国大学をめぐって』/「帝国日本の言語統制」, 鈴木 広光, 1999年06月, 197, 47, 55, 書評論文,書評,文献紹介等
- 査読無し, 日本語, 週刊読書人, 書評:長志珠絵著『近代日本と国語ナショナリズム』, 鈴木広光, 1999年02月, 2271, 書評論文,書評,文献紹介等
- 査読無し, 日本語, キリスト教史学, キリスト教史学会, 紹介:吉田寅著『中国プロテスタント伝道史研究』, 鈴木広光, 1998年08月, 52, 104, 105, 書評論文,書評,文献紹介等
- 査読無し, 日本語, 週刊読書人, 書評:西野嘉章編『歴史の文字-記載活字・活版』, 鈴木広光, 1997年04月, 2182, 書評論文,書評,文献紹介等
- 査読無し, 日本語, 印刷史研究, 印刷史研究会, 中国プロテスタント活版印刷史料訳稿(下), 鈴木広光, 1996年12月, 3, 1-29, 国内誌
- 査読無し, 日本語, 印刷史研究, 印刷史研究会, 中国プロテスタント活版印刷史料訳稿(上), 鈴木広光, 1996年06月, 2, 1, 18, 国内誌
- 査読無し, 日本語, 開発における文化(2)開発文化叢書5, 名古屋大学大学院国際開発研究科, 中国プロテスタント伝道印刷所と近代中国金属活字, 鈴木広光, 1994年03月, 111, 131, 記事・総説・解説・論説等(その他)
書籍等出版物
- 漢字文化事典, 丸善出版, 日本漢字学会編, 「石版と文章の複製」「膠泥活字と木活字」「明版と明朝体」「金属活字と漢字の性質」, 2023年11月30日, 624, 312-313, 316-321, 日本語, 9784621308356
- 情報文化 郷土史大系, 朝倉書店, 松永昌三(編); 田村貞雄(編); 栗田尚弥(編); 浦井祥子(編); 鈴木広光他, 1.3.7 印刷, 2020年08月, xxiii, 465p, 109-112, 日本語, 査読無し, 9784254535778
- 宣教と適応:グローバル・ミッションの近世, 名古屋大学出版会, 齋藤晃(編); ギジェルモ・ウィルデ; 金子亜美; 折井善果; 新居洋子; 中砂明徳; 真下裕之; 岡田裕成; 小谷訓子; 岡美穂子; 網野徹哉; 鈴木広光; 王寺賢太, 第11章 「適応」と言語普遍ー他者認識のプロセスと〈普遍〉の変容, 2020年02月, 554, 426-465, 日本語, 査読無し, 9784815809775
- 日本語活字印刷史, 名古屋大学出版会, 鈴木, 広光, 2015年02月, vi, 330, 16p, 図版 [2] p, 1-358, 日本語, 査読無し, 9784815807955
- 日本語大事典, 朝倉書店, 佐藤, 武義; 前田, 富祺; 工藤, 真由美; 坂梨, 隆三; 迫野, 虔徳; 杉戸, 清樹; 早田, 輝洋; 飛田, 良文; 村上, 雅孝; 山梨, 正明; 湯沢, 質幸; 吉田, 和彦; 小林, 隆; Zisk, Matthew, 「イタリック体」「印刷」「印刷の歴史」「活字」「語学新書」「口語法別記」「広日本文典」「縦書き」「署名捺印」「数字」「鶴峰戊申」「日本文典クルチウス」「日本文典コリャード」「明朝体」「ローマン体」「分かち書き」, 2014年11月, 2冊, 日本語, 査読無し, 9784254510348
- 恋をする、とはどういうことか? : ジェンダーから考えることばと文学, ひつじ書房, 高岡尚子(編); 鈴木広光; 岡崎, 真紀子; 中川, 千帆; 三野, 博司; 吉田, 孝夫; 野村, 鮎子; 小山, 俊輔, 第二部 自分の恋を語り、書くことをめぐる闘争, 2014年04月, x, 207p, 88-99, 日本語, 査読無し, 9784894766945
- 「徒然草」ゼミナール, かもがわ出版, 鈴木, 広光(編); 鈴木, 小春; 高瀬, 智美; 田村, 美由紀; 福田, さつき; 守田, 幸; 山下, 瑠璃, 第1章徒然草を「異文」で読むとは?, 2014年03月, 104p, 1-104, 日本語, 査読無し, 9784780306927
- 活字印刷の文化史 : きりしたん版・古活字版から新常用漢字表まで, 勉誠出版, 張, 秀民; 大内田, 貞郎; 豊島, 正之; 鈴木, 広光; 小宮山, 博史; 宮坂, 弥代生; 佐賀, 一郎; 劉, 賢国; 孫, 明遠; 内田, 明; 小形, 克宏, 嵯峨本『伊勢物語』の活字と組版, 2009年03月, 509p, 105-127, 日本語, 査読無し, 9784585032182
- 歴史学事典15:コミュニケーション, 弘文堂, 樺山紘一(責任編集); 鈴木広光他, 「印刷;ヨーロッパの」, 2008年06月, xiii, 720p, 46-51, 日本語, 9784335210457
- 文字のデザイン・書体のフシギ : 神戸芸術工科大学特別講義から, 左右社, 祖父江, 慎; 藤田, 重信; 加島, 卓; 鈴木, 広光, 制約から見えてくるもの…嵯峨本のタイポグラフィ, 2008年05月, 167p, 132-167, 日本語, 9784903500072
- 平仮名字体・書体の変容と印刷技術および出版メディアとの関係に関する歴史的研究, [鈴木広光(奈良女子大学)], 鈴木広光(編); 矢田勉; 津田光弘, 筆頭著者, 2008年03月, 1冊, 日本語, 査読無し
- 歴史学事典 14:ものとわざ, 弘文堂, 加藤友康(責任編集); 鈴木広光, 「インク」「印刷術」「活字」「紙」「金属活字」, 2007年05月, xx, 714p, 日本語, 9784335210440
- 嵯峨本の印刷技法の解明とビジュアル的復元による仮想組版の試み, [鈴木広光(奈良女子大学)], 鈴木広光(編); 津田光弘; 高木浩明, 筆頭著者, 2006年03月, 56, 289p, 図版[1]枚, 日本語, 査読無し
- 日本を意識する 東大駒場連続講義, 講談社, 齋藤希史(編); 義江彰夫; 鈴木広光; 大澤吉博; 菅原克也; 伊藤徳也; 神野志隆光; 三角洋一; 杉田昌彦; 徳盛誠; ロバート・キャンベル, 第二章 立ち現れた「日本語」のすがた, 2005年04月, 284, 38-61, 日本語, 査読無し, 9784062583275
- 日本の近代活字 : 本木昌造とその周辺, 近代印刷活字文化保存会,朗文堂 (発売), 『日本の近代活字本木昌造とその周辺』編纂委員会, 第1章 和文活字による近代印刷術導入の前夜:漢字鋳造活字の開発と日本への伝播,第6章〈シンポジウム〉日本の文字は近代活字とどう出会ったか:討論1・2(司会), 2003年11月, 453p, 70-91, 412-440, 日本語, 494761370X
- 活字文明開化 : 本木昌造が築いた近代 : 印刷博物館開館三周年記念企画展, 凸版印刷株式会社印刷博物館, 印刷博物館; トッパンアイデアセンター; 鈴木広光他, 漢字活字から読む西洋, 2003年10月, 239p, 60-69, 日本語, 査読無し
- 復軒雑纂1 国語学・国語国字問題編, 平凡社, 大槻文彦(著); 鈴木広光(校注・解説), 2002年11月, 316p, 日本語, 4582807070
- 本と活字の歴史事典, 柏書房, 印刷史研究会編; 大内田貞郎; 百瀬宏; 鈴木広光; 小宮山博史; 高野彰; 府川充男, 第三章 ヨーロッパ人による漢字活字の開発 その歴史と背景, 2000年, 509p, 図版viiip, 139-231, 日本語, 査読無し, 4760118918
講演・口頭発表等
- Hiromitsu Suzuki, 国際, Behind the Book: Designing, Producing, and Using Books in the Early Modern Period, Typefaces of Kokatsuji-ban : with a focus on Saga-bon., シンポジウム・ワークショップパネル(指名), 2023年03月04日, 2023年03月04日 - 2023年03月04日, 英語, Mari Agata, Satoko Tokunaga, Mayumi Ikeda, Keio University, online, 国際会議
- Hiromistu Suzuki, 国際, Écritures japonaises: concevoir des caractères typographiques., Les particularités des kana rendues visibles par les caractères mobiles., 口頭発表(招待・特別), 2021年10月28日, 2021年10月27日 - 2021年10月28日, Institut national des langues et civilisations orientales, Bibliothèque universitaire des langues et civilisations, Institut national des langues et civilisations orientales & online, フランス共和国, 国際会議
- 鈴木広光, 国内, 2020年度信州大学日本語学夏季セミナー, 翻訳と意味論についてキリシタン文献を通して語る, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 2020年09月16日, 日本語, 信州大学人文学部日本語学研究室, オンラインセミナー, 日本国, 国内会議
- 鈴木広光, 第43回 奈良文化を讃える 林神社「節用集まつり」, 饅頭屋本節用集と林宗二の時代, 2019年09月15日, 日本語
- 鈴木広光, 第二回概念史研究会, 日本における概念史「的」研究 -概観と問題点―, 2019年03月, 日本語, 概念史研究会, 上智大学四谷キャンパス二号館, 国内会議
- 鈴木広光, 総合書物学シンポジウム 書物を耕す―総合書物学の挑戦, 人情本コーパスを用いた日本語学の精緻化・ディスカッサント, 2019年02月, 日本語, 奈良女子大学 文学系N棟 N302, 国内会議
- 鈴木広光, 国立国会図書館古典籍係説明聴取会, 活字と組版からみた古活字版, 2018年09月, 日本語, 国立国会図書館古典籍係, 国立国会図書館, 国内会議
- 中村健; 長尾宗典; 磯部敦; 鈴木広光, 日本出版学会秋季研究発表会2016, ワークショップ・出版史史料と図書館資料をつなぐための方法論, 2016年12月, 日本語, 日本出版学会, 関西学院大学大阪梅田キャンパス, 国内会議
- 鈴木広光, 国立民族学博物館共同研究「近世カトリックの世界宣教と文化順応」, 言語政策と言語普遍, 2016年10月, 日本語, 国立民族学博物館・齋藤晃, 国内会議
- 鈴木広光, 神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン科特別講義, 連続と切断の文字たち 明朝体活字導入の前と後, 2016年07月, 日本語, 神戸芸術工科大学, j神戸市, 国内会議
- 鈴木広光, 国語語彙史研究会第112回, 「御訪れ」と「慰み」―キリシタンの翻訳方法―, 2016年04月, 日本語, 国語語彙史研究会, 国内会議
- 鈴木広光, 縦断横断・光悦謡本―慶長文化の精華を解析する―, 光悦謡本の活字と組版, 2016年02月, 日本語, 法政大学能楽研究所, 法政大学市ヶ谷キャンパス・ボアソナードタワー26階スカイホール, 国内会議
- 鈴木広光, 第28回 斯道文庫講演会, 古活字版のタイポグラフィ - 活字・組版・異版 -, 2015年11月, 日本語, 慶應義塾大学斯道文庫, 慶応義塾大学, 国内会議
- 鈴木広光, 日本出版学会関西部会例会第89回, 書字の論理/活字の論理, 2015年06月26日, 日本語, 日本出版学会関西部会, 関西学院大学大阪梅田キャンパス1402室, 国内会議
- 鈴木広光, 二松学舎大学文学部シンポジウム「幕末・明治に於ける伝統と革新―漢学の運命―」, 句読点の近代, 2014年11月, 日本語, 二松学舎大学文学部, 二松学舎大学九段校舎三号館, 国内会議
- 鈴木広光, シンポジウム「和漢三才図会」, 三才図会から和漢三才図会へ -記述と分類-, 2014年04月, 日本語, 南方熊楠顕彰館, 和歌山県田辺市, 国内会議
- 鈴木広光, 『キリシタンと出版』刊行記念講演会「キリシタン版は語る」, 印刷史からみたキリシタン版, 2014年01月, 日本語, 八木書店
- 鈴木広光, 国語語彙史研究会 第102回, キリシタン版と古活字版 ―活字・組版にあらわれた言語認識の相違―, 2012年12月, 日本語, 関西大学, 国内会議
- 鈴木広光, 近世京都学会第一回研究発表大会, 古活字版に見る平仮名交じり文書記様式と印刷技術との相克, 2012年07月, 日本語, 京都外国語大学, 国内会議
- 鈴木広光, 中京大学文学会平成24年度春季大会, キリシタン版と古活字版―揺籃期の日本語印刷様式をめぐってー, 2012年06月, 日本語, 中京大学文学会, 中京大学, 国内会議
- 鈴木広光, 東アジアのエクリチュールと思考(UTCP), 印刷の思想 東と西, 2011年01月21日, 日本語, 東京大学大学院総合文化研究科教養学部附属共生のための国際哲学研究センター, 東京大学駒場キャンパス, 日本国, 国内会議
- 鈴木広光, 印刷の歴史・文化研究会「上方の印刷文化」, ひらがなを活字に―古活字版を中心に―, 2008年07月, 日本語, 印刷学会西部支部, 大阪歴史博物館研修室, 国内会議
- 鈴木広光, 日本近世文学会, 嵯峨本『伊勢物語』の活字と組版, 2005年11月, 日本語, 国内会議
- 鈴木広光, 日本出版学会関西部会例会第25回, 整版から活版へ, 2004年02月19日, 日本語, 日本出版学会関西部会, 関西学院大学大阪梅田キャンパス・ハブスクエア大阪会議室B, 日本国, 国内会議
- 鈴木広光, 第73回国語語彙史研究会, コンテムツスムンヂの「平等なる心」について, 2003年04月, 日本語, 国語語彙史研究会, 龍谷大学, 国内会議
- 鈴木広光, 国語学会2000年春季大会シンポジウムB分科会:日本語学史の構想, 「国語」の学の再編成―明治期の日本語研究―, 2000年05月27日, 日本語
- 鈴木広光, キリスト教史学会第46回大会・北陸学院, 聖書中国語訳におけるterm question(用語問題), 1995年10月14日
- 鈴木広光, 中部日本・日本語学研究会第11回, 〈神〉の翻訳史, 1995年07月22日, 1995年07月22日 - 1995年07月22日, 日本語, 中部日本・日本語学研究会, 三重大学人文学部, 日本国, 国内会議
- 鈴木広光, キリスト教史学会第45回大会・東海大学, 漢訳聖書におけるPNEUMAの翻訳について, 1994年09月14日, 日本語
- 鈴木広光, キリスト教史学会第44回大会・恵泉女子大学, 漢訳聖書と宣教師の中国研究―W・ラウリーの「仁」研究を中心に―, 1993年09月18日, 日本語
- 鈴木広光, 国語学会1993年度春季大会・京都女子大学, 上田万年とW・D・ホイットニー―西欧言語学受容と言語政策への適用, 1993年05月23日, 日本語
Works(作品等)
受賞
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 基盤研究(C), 2023年04月 - 2027年03月, 23K00550, 研究代表者, 近代日本活字印刷物における括弧記号の成立と機能の拡張に関する歴史的考察, 鈴木 広光, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 奈良女子大学, 2990000, 2300000, 690000, 競争的資金, kaken
- 基盤研究(C), 2020年04月 - 2023年03月, 20K00289, 研究代表者, 書物の構成要素とジャンルの相関に関する分析書誌学的研究:「未来記」の変容を中心に, 鈴木 広光, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 奈良女子大学, 1950000, 1500000, 450000, (1)明治以降の近代の「未来記」について、書名に「未来」とあるものも含めてほとんどの刊行物の現物を収集することができた。結果、近代の「未来記」が扱うトピックと書物の形態の変遷を把握することができた。明治11年以降「未来」を冠する書物はしばらくの間は、翻訳書がほとんどである。SF小説やロシア語論文からの翻訳地政学書『一島未来記』などジャンルは様々であるが、近藤真琴の『新未来記』を除くといずれも、洋装で活字組版や紙質などにも意を払った丁寧な作りの書物である。明治18、19年になると時局に応じて二つのトピックを扱う「未来記」が数多く出版される。ひとつは明治23年の国会開設まで5年を切り、その問題が明らかになってきたことを論じる「二十三年未来記」で末広鉄腸ほかいくつかの類似タイトルのものが刊行された。ただし、その狂騒はほとんど明治19年、20年を以て終える。同時期に内地雑居に関連して、坪内逍遥の『内地雑居 未来之夢』、『内地雑居経済未来記』などが刊行された。『未来之夢』を除くと、「二十三年未来記」や内地雑居関係はいずれもボール表紙本で刊行されている。明治20年代には「未来」を冠する書物の出版は低調になるが、その後は、もっぱら日露戦争や日米開戦を扱う戦争関係の「未来記」が世に出回るようになる。形態としては雑誌の付録や新聞の号外を模した形態のものになり、戦争を娯楽として消費することを目的として出版形態をとるようになる。当該の戦争よりも前に戦争を煽るかのように出版されているのが特徴である。近代日本の「未来記」は以上のような変遷を経ていることが明らかになった。
(2)A・ロビダの『20世紀』(1883年)の日本語訳が明治18年から20年にかけて三種出版された。これらの翻訳の影響関係について原典を対照して明らかにした。『世界未来記』は、内地雑居を意識して抄訳していることが明らかになった。, kaken - 挑戦的研究(萌芽), 2017年06月 - 2020年03月, 17K18484, 研究代表者, テクストの分節と階層化を考察基盤とする書記コミュニケーション史の構築, 鈴木 広光, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽), 奈良女子大学, 2600000, 2000000, 600000, 本研究課題の最終年度は、以下の二つの成果を得た。(1)初年度から継続している末広鉄腸『二十三年未来記』におけるテクストの分節と意味解釈統御に関する考察について、本年度はまず、初出である明治18年11月の朝野新聞における連載記事「夢ニナレナレ」各回のテクストの分節指標と階層化、そして意味解釈統御の関係を分析した。当該テクストは日毎に異なる趣向で書かれている。明治二十三年という未来の論説、傍聴筆記、雑報といった様々な記事を、現実の新聞を通して明治十八年の読者に読ませるという仕掛けを基本に、論評する人物たちの談話を絡ませ、滑稽本をはじめとする江戸の俗文芸以来の手法や表記法まで取り込むことで、記事はヴァラエティに富んだものとなる。このような工夫は、連載記事の読者を飽きさせないように、また日毎の記事の独立性をある程度保つために行われた。このようなテクストの特性や目的は、日刊連載記事という物理的形態を前提し、テクスト享受のあり方=「読み」を統御する。それを担保するのは複数の表記体とそれに対応するテクストの分節と構造化であり、各回はそれらを巧みに配置している。各記事の構造を日毎に異なっていたが、『二十三年未来記』に単行本化されると、テクスト構造は統合的なものとなる。単行本には、鼇頭に評語が付されたが、これが「批評の言語」として文、文章、テクスト全編に渡って意味解釈を統御するという機能を担うことになる。しかし、版を重ねて組版形式が変わることによって、この機能は失われることになった。(2)欧文については、『キリストに倣いて』の写本、15世紀末から17世紀の古版本についてラテン語版、イタリア語訳、スペイン語訳の句読法や版面における活字配置、インデントを比較分析し、俗語訳の解釈が17世紀ラテン語版における句読法の徹底による版面の構造化と意味解釈の統御に影響している可能性があることを明らかにした。, kaken
- 基盤研究(C), 2013年04月 - 2017年03月, 25370217, 研究代表者, 分析書誌学と出版史的方法による近代日本における書物の制度化の解明, 鈴木 広光; 磯部 敦, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 奈良女子大学, 3510000, 2700000, 810000, 本研究は、明治初年に西欧活版印刷術が導入されて以降、版面および書物を構成する諸要素が整備され、書物の標準的なフォーマットが確立するまでの過程を明らかにしようとするものである。(1)明治期に明朝体活字と平仮名活字とが組み合わせて用いられるようになったことで、江戸時代の板本の印刷書体が有していたジャンルや文体との関係が崩された。(2)句読点の使い分けが行われるようになったのは、外国語の翻訳や新たな書き言葉の模索など、言語そのものと向き合う最前線の場においてであった。(3)紙型は一般に活字印刷の弱点である原版の保存を補填するものと考えられているが、明治前半の活字印刷では異版を生成する装置でもあった。, kaken_url
- 研究成果公開促進費(学術図書), 2014年04月 - 2015年03月, 日本語活字印刷史, 鈴木広光, 日本学術振興会, 研究成果公開促進費(学術図書), rm:books_etc
- 基盤研究(C), 2010年04月 - 2013年03月, 22520180, 研究代表者, 活字組版の解明を基盤とする平仮名交り文古活字版の分析書誌学的研究, 鈴木 広光; 津田 光弘, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 奈良女子大学, 3120000, 2400000, 720000, 本研究は、所謂「古活字版」のうち、特に日本で独自に技術的展開を見た平仮名交り文古活字版の活字規格、組版にはどのような種類のものがあるかを明らかにしようとするものである。古活字版における平仮名活字の使用を網羅的に調査した結果、平仮名活字の規格とその組版には三つの方式があることが確認された。最も一般的な方式は、大きさ(縦寸法)が全角の整数倍で、それをベタ組みするものである。また慶長初年頃刊『徒然草』を調査したところ、10mm×16.6mmの全角を基準にした縦寸法が整数倍の活字のほか、1.5倍の活字があることが判明した。この方式は極めて珍しい。一方、縦寸法が文字や文字列の丈に応じたプロポーショナルな活字で、字間調整を施す組版方式を採用するのは、『無言抄』、『徒然草寿命院抄』、伏見版『東鑑』、烏丸本『徒然草』の四点のみであった。さらに、従来の整版本の記述を基礎とした書誌学の方法では説明することが難しかった異版関係の判断を精密に行なうための分析方法を提唱した。, kaken_url
- 基盤研究(B), 2009年04月 - 2012年03月, 21320048, 研究分担者, 奈良古梅園所蔵資料の目録化と造墨事業をめぐる東アジア文化交流の研究, 大谷 俊太; 松尾 良樹; 鈴木 広光; 堀川 貴司; 福井 辰彦; 中島 貴奈; 的場 美帆; 松尾 譲兒; 服部 温子; 早川 由美; 畑中 さやか; 比嘉 舞; 井上 愛; 大石 真由香, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 8450000, 6500000, 1950000, 古梅園文庫資料の悉皆調査により、資料の書誌事項のデータベース化を行い、古梅園文庫所蔵和書目録・一枚物目録・和刻本目録を作製した。資料のうち、古梅園の公式記録である『古梅園記録』・『古梅園家譜』・『大墨御覧記』、商家としての活動を示す『古梅園墨価録』、造墨関係の『墨製問答之記録』、歴代当主の文事に関わる漢詩文・連歌・俳諧資料などの重要資料の翻刻あるいは解題を作成し、墨をめぐる和漢にわたる文化ネットワークの実態解明のための基礎資料整備を行った。, kaken_url
- 基盤研究(B), 2005年04月 - 2008年03月, 17320071, 研究代表者, 平仮名字体・書体の変容と印刷技術および出版メディアとの関係に関する歴史的研究, 鈴木 広光; 矢田 勉, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 奈良女子大学, 6570000, 6300000, 270000, 本研究の目的は、印刷術の導入と出版メディアの発達によって、平仮名の字体・書体がどのように変容したのかを明らかにすることである。古活字版と江戸時代の整版本の印刷書体の特徴を明らかにするため、文献資料を高精度のデジタル画像におさめ、印字の画像にアノテーションを付けるという新しい分析方法を採用した。研究の成果は以下の通りである。
(1)嵯峨本『伊勢物語』慶長13年再刊本における全ての印字の調査を行い、活字の種類とその使用状況を明らかにした。また同書の印字標本集を編纂した。この調査によって、再刊本に使用された活字のうち、この刊本で使用するために新彫された活字はわずかに三割であり、残りの七割は初刊本の活字を再利用したものであることが判明した。従来、再刊本は主として新彫された活字で印刷されたといわれてきたが、この調査結果はその説を訂正するものである。
(2)嵯峨本とその他の平仮名交り文の古活字版における活字の書体を比較し、その特徴を分析した。その結果、ほとんどの古活字版において、規格化された活字サイズによる仮名文字の均一化が確認された。その一方で、嵯峨本では仮名文字の伸びやかさを再現するために、さまざまな工夫がなされていることが明らかになった。
(3)江戸時代の整版本については、平仮名書体の通時的な推移の様相を明らかにするために、前期の資料と後期の資料の比較を試みた。調査の結果、前期の版本と比較して、後期の版本には、連綿の減少、文字の大きさの均一化、書体の定型化といった特徴が見られることがあきらかになった。, kaken - 特定領域研究, 2004年04月 - 2006年03月, 16018212, 研究代表者, 嵯峨本の印刷技法の解明とビジュアル的復元による仮想組版の試み, 鈴木 広光, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特定領域研究, 奈良女子大学, 3800000, 3800000, 平成17年度研究実績は以下の通りである。
1.平成16年度に高精密デジタル画像化した嵯峨本『伊勢物語』(慶長13年初刊本)の印字と版面に写り込んだインテル・クワタの痕跡から以下の事柄が判明した。該書の印刷に使用された木活字は縦12・6mm、横14.2mmを全角とし、縦寸法2〜4倍に規格化されたものである。(2)組版はベタ組みである。(3)インテルの幅は2.6mmである。これらのデータをもとに、2DビジュアルCGによる組版想定図を作成した。
2.該書の印字悉皆調査をコンピュータ上で行い、印字の精細な異同識別によって、使用された木活字が2130種にのぼることが判明した。この印字悉皆調査の結果を「印字標本集」として、本研究課題の研究成果報告書に公開した。
3.研究協力者高木浩明を中心に、嵯峨本『伊勢物語』初刊11伝本の全丁調査を行い、部分異植字という組版上の特色とその具体的異同状況を明らかにした。この成果も研究成果報告書に公開している。
4.上記の研究成果を、「嵯峨本『伊勢物語』の活字と組版」と題して、日本近世文学会平成17年度秋季大会(於奈良女子大学、2005年11月5日)で口頭発表した。この発表にもとづく論文を学会誌『近世文芸』に投稿した。
5.コンピュータを用いた書誌学、印刷史研究の方法の開発について、開発協力者津田光弘(研究協力者)と連名で、「嵯峨本『伊勢物語』の木活字及び組版分析モデルに関する報告」と題して、第11回公開シンポジウム・人文科学とデータベース(2005年12月3日,於大阪樟蔭女子大学)で口頭発表した(発表者はプログラム開発者の津田)。, kaken - 特定領域研究, 1999年 - 2002年, 11164243, 中世における外国文化の受容と展開, 木田 章義; 丸山 徹; 鈴木 広光; 李 長波, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特定領域研究, 京都大学, 11200000, 11200000, 本期においても、中世における外国文化として、禅宗と禅宗の周辺の文化の受容とキリシタン文化の受容を主たるテーマとして、研究を続けてきた。
禅宗文化については、木田は、『碧巌録』の受容と註釈史を調査し、妙心寺大応派の東海派の悟渓宗頓の弟子たちの作成した「碧巌録抄」が、大応国師、大灯国師以来、連綿と続いてきた註釈活動を、漢文註として書き留めてきた註釈書を元にして講義を行っていたことを突き止めた。また、李は、これらの禅籍の漢文を通じて、日本語に宋代元代の俗語が混入してき、日本語の中で、血となり肉となって、現代語を構成して来ていることも、具体的に明らかにしつつある。
キリシタン文化については、基本的存調査を行った。たとえば、丸山は、16世紀のポルトガル語文法書、Barrosの文法書、Gandavoの文法書など、これまで活字化されていなかったのであるが、それらを文脈付き索引の形で公刊したのは、世界中の研究者から賞賛された。さらに、コンカニ語・ポルトガル語辞書の整理も平行して行っている。鈴木は、バレト写本の註釈と、この写本の元となった聖書の原典追求も継続している。, kaken - 基盤研究(B), 1997年 - 1999年, 09410114, 二葉亭四迷の初期翻訳における言語的可能性, 谷川 恵一; 斎藤 希史; 青木 稔弥; 木村 崇; 須田 千里; ヨコタ村上 孝之; 源 貴志; 金 文京; 鈴木 広光; 澤田 和彦; 安田 敏明, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 11000000, 11000000, 『国民之友』(第3巻25号・27号。民友社。明治21年7月・8月)掲載の「あひゞき」初出本文をパラグラフに分割し、それぞれに、二葉亭が翻訳に使用したと推定されるツルゲーネフの原文を対照させたテクストを作成し、原文には現代語訳を付した上で、研究分担者が参加したワークショップにおいて論議を積み重ねながら「あひゞき」に注釈を施した。注釈は「あひゞき」中の各語彙を単位としておこない、ふりがなのない漢語には訓みを与えるとともに、各語彙について、二葉亭の他のテクスト、および同時代の諸作品などからできるだけ用例を拾った。あわせて、『かた恋』(春陽堂。明治29年11月)に収められた「あひゞき」の改訳テクストとの異同も可能なかぎり注した。また、ツルゲーネフの原文の語彙には、二葉亭が編纂に関係したとも推測される『露和字彙』(文部省編輯局、明治20年1月)から適宜語釈を拾って示した。この注釈はツルゲーネフの原文と二葉亭の訳文とを初めて精密に対照させたものであり、明治20年前後の言説の中で「あひゞき」が訳出されていったプロセスを追跡するための基本的なツールとしての役割を果たす。なお、注釈の作業は今後も継続して行ない、その成果を将来公刊する計画である。, kaken
- 奨励研究(A), 1992年04月 - 1993年03月, 04710211, 研究代表者, 近代初頭における漢訳・和訳聖書の翻訳語に関する研究, 鈴木 広光, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 奨励研究(A), 名古屋大学, 900000, 900000, kaken
■Ⅲ.社会連携活動実績
1.公的団体の委員等(審議会、国家試験委員、他大学評価委員,科研費審査委員等)
- 日本語学会, 常任査読委員, 2019年06月 - 2022年05月, 学協会
- 人間文化研究機構国文学研究資料館, 共同研究委員会委員, 2018年04月 - 2020年03月
- 日本語学会, 編集委員, 2016年06月 - 2019年05月, 学協会
- 人間文化研究機構国文学研究資料館, 共同研究委員会委員, 2016年04月 - 2018年03月, その他
- 独立行政法人日本学術振興会, 科学研究費委員会専門委員(審査第三部会 人文科学系・幹事), 2016年06月 - 2016年11月, 学協会
- 独立行政法人日本学術振興会, 科学研究費委員会専門委員(審査第三部会 人文科学系), 2015年06月 - 2015年11月, 学協会