査読あり, その他, 建築史学, 近世民家における見せかけの柱と束-近世民家における意匠操作技法の類型化-, 坂井禎介, 2020年03月, 74, 35, 63, 研究論文(学術雑誌)
査読無し, その他, 日本建築学会大会学術講演梗概集(北陸), 近世民家の座敷における長押成について 近世民家における寸法研究 その3, 坂井禎介, 2019年09月, 869, 870, 研究論文(学術雑誌)
査読無し, 日本語, 日本建築学会東海支部研究報告集第57号, 近世民家の平面積 近世民家における寸法研究 その2, 坂井禎介, 近世民家の平面積は、時代が下るほど全国的に面積の平均が上昇していく傾向があった。しかし、これは300㎡を越える大きな民家が増えることによる上昇であり、120㎡を下回る小さな民家は依然として存在しており、平面積の大小の差が開いていくということであった。地域ごとに見ると、北陸、特に新潟においては300㎡を越える民家が半分近く存在し、最大の平面積を持つ民家もあることが注目された。一方、江戸時代を通して平面積の平均が小さかった、関東、四国、九州のような地域もあった。都道府県全体を見ると、日本海側の北部や地主が多い地域に平面積が大きい民家が多いことも特筆された。
, 2019年02月, 549, 552, 研究論文(学術雑誌)
査読あり, 日本語, 日本建築学会計画系論文集, 近世民家の五平柱 近世民家における意匠操作 その1, 坂井禎介, 五平柱は、長方形断面の柱のことである。重要文化財民家227棟を対象として、その長辺と短辺の比が1.2以上のものを本論文で分析した。五平柱の向きが規則的でない(見付とならない)民家については、加工斑によって結果的に五平柱となったとみられる。そのような意匠的意図のない五平柱もあるので注意すべきだが、やはり五平柱は材料を節約しながら柱を太く見せる意匠的意図が強いであろう。そのような太く見せる意匠的意図を持つ五平柱は、土間において多用され、広間や外観にも用いられ、少数だが座敷にも用いられていた。このような五平柱の長辺と短辺の比は約1.28が平均である。また、畳割による工法的制約によって五平柱とする例も見られたが、ここにも意匠的な意図があるとみられる。時代的地域的傾向を分析すると、五平柱は東国や江戸中期の民家によく見られる古式な意匠的技法であることが分かった。, 2019年02月, 756, 457, 464, 研究論文(学術雑誌)
査読あり, 日本語, 日本建築学会大会学術講演梗概集, 近世民家の座敷における柱幅について 近世民家における寸法研究 その1, 坂井 禎介, 近世民家の座敷の柱幅を集計したもの。時代が下るほど.42尺に収れんしていく傾向や北国ほど柱幅が太い傾向がわかった。, 2018年09月, 561, 562, 研究論文(学術雑誌)
査読あり, 日本語, 東京大学学位請求論文 2018年3月通過, 近世民家における意匠操作, 坂井 禎介, 見せかけの部材や特殊な部材幅計画や特殊な部材配置によって、民家の意匠を意図的にコントロールする技法(意匠操作)を分析する。, 2018年05月, 1, 314, 学位論文(博士)
査読あり, 日本語, 文化財建造物研究保存と修理, 近世民家における柱幅区分と柱幅の段階的調整技法, 坂井 禎介, 今まで特定地域内でしか研究されなかった柱幅を、全国の近世民家を対象として体系的にまとめた。柱幅の使い分けの区分を1〜5区分にまとめ、4区分以上の区分では、柱幅を段階的に調整する技法があることがあり、そのパターンと、時代的地域的特性をまとめた, 2018年03月, 3, 38, 64, 研究論文(学術雑誌)
査読無し, 日本語, 日本建築学会大会学術講演梗概集, 重要文化財民家における最大柱幅について, 坂井禎介, 重要文化財民家の最大柱幅の地域的時代的傾向についてまとめたもの, 2017年07月, 79, 80, 研究論文(学術雑誌)
査読無し, 日本語, 建築史学 = Journal of the Society of Architectural Historians of Japan, 修復トピックス 重要文化財諸戸家住宅広間の特徴と構造補強, 坂井 禎介, 諸戸家住宅における広間の柱の少ない軽快な空間を実現させるための当初の構造補強と、今回の修理における地盤補強について述べたもの, 2018年03月, 70, 91, 105
査読無し, 日本語, 文建協通信, 文化財建造物保存技術協会, 現場レポート 三重県 重要文化財諸戸家住宅主屋ほか五棟 : 現場の小技(ペンキ層の顕微鏡写真とアイソメ変形法), 坂井 禎介, 筆者が自ら編み出したペンキ層の顕微鏡調査方法と、CADによるアイソメ作成方法をまとめたもの, 2016年10月, 126, 23, 26
査読無し, 日本語, 文建協通信, 文化財建造物保存技術協会, BKB報告 : 打ち割り編, 坂井 禎介, 丸太材を斧によって打ち割る実習を通して私が得た知見をまとめ考察したもの, 2015年07月, 121, 122, 125
査読無し, 日本語, 文建協通信, 文化財建造物保存技術協会, BKB報告 : 虫博士編, 坂井 禎介, 防虫コンサルタントの奥村敏夫氏による木造建築にかかわりの深い害虫の講義をまとめたもの, 2015年04月, 120, 91, 97
査読無し, 日本語, 文建協通信, 文化財建造物保存技術協会, 現場レポート 三重県 重要文化財諸戸家住宅主屋ほか五棟 : 新意匠・新構造への憧憬 : 類例調査編, 坂井 禎介, 諸戸家の広間では引違建具が入るところで五間の長大な柱間がある。そのような引違建具が入る4間以上の柱間の類例を調査した報告, 2014年01月, 115, 67, 71
査読無し, 日本語, 文建協通信, 研修ノート 平成24・25年度文化財建造物修理技術者養成教育を終えて 改善が成功する確率, 坂井 禎介, 文化財修理における構造補強や仕様変更などの改善とされる行為に関する再検討を投げかけたもの, 2014年01月, 115, 26, 28
査読無し, 日本語, 文建協通信, 文化財建造物保存技術協会, 現場レポート 三重県 重要文化財 諸戸家住宅主屋ほか五棟 : 新意匠・新構造への憧憬, 坂井 禎介, 諸戸家の近代らしい開放的な意匠構成とそれを実現するための新しい構造について述べたもの
, 2013年01月, 111, 61, 65
その他, 「建築の再生活用学」『建築討論』, 文化財修理経験者が考える民家の「復原」と「活用」と「記憶」, 坂井禎介, 2023年07月, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
坂井禎介; 森本英裕; 大場修; 安田徹也, 日本建築学会近畿支部民家部会 平成30年度研究発表会, 近世民家における意匠操作, 2018年10月27日, 日本語, 国内会議
坂井禎介, 文化財建造物保存事業主任技術者研修会, 重要文化財 諸戸家住宅修理工事―広間の特徴と名勝地内の構造補強―, 2017年10月24日, 日本語, 国内会議
坂井禎介, 全国国宝重要文化財所有者連盟 総会, 諸戸家住宅修理工事, 2015年04月24日, 日本語, 国内会議
坂井禎介; 林廣伸; 水谷芳春, 諸戸徳成邸報告会, 諸戸徳成邸と諸戸家住宅に見る新形式への憧れ, 2014年03月23日, 日本語, 国内会議