研究者総覧

時岡 良太Ryota Tokiokaトキオカ リョウタ

所属部署名研究院生活環境科学系臨床心理学領域
職名助教
Last Updated :2024/04/15

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プロフィール情報

  • 時岡, トキオカ
  • 良太, リョウタ

学位

  • 博士(教育学), 京都大学

研究キーワード

  • 自己
  • インターネット
  • 学生相談
  • 自分
  • アバター

研究分野

  • 人文・社会, 臨床心理学

経歴

  • 2021年04月, 9999年, 奈良女子大学, 研究院 生活環境科学系
  • 2019年04月, 2021年03月, 甲南女子大学, 人間科学部心理学科, 助教
  • 2017年04月, 9999年, 京都外国語大学, 学生相談室, カウンセラー
  • 2017年04月, 2019年03月, 京都桂病院, 心理相談室, 臨床心理士
  • 2015年04月, 2017年03月, 京都大学, 教育学研究科附属臨床教育実践研究センター, 特定助教

学歴

  • 2012年04月, 2015年03月, 京都大学大学院, 教育学研究科, 臨床教育学専攻博士後期課程
  • 2010年04月, 2012年03月, 京都大学大学院, 教育学研究科, 臨床教育学専攻修士課程
  • 2006年04月, 2010年03月, 京都大学, 教育学部, 教育科学科

所属学協会

  • 日本臨床心理士会
  • 日本学生相談学会
  • 日本パーソナリティ心理学会
  • 日本心理臨床学会
  • 京都府臨床心理士会, 2015年01月, 9999年

Ⅱ.研究活動実績

論文

  • 査読無し, 日本語, 奈良女子大学心理臨床研究, 奈良女子大学臨床心理相談センター, 不本意入学者が主体性を育むプロセス ―大学進学自体への明確な意志がなかった不本意入学者の場合―, 2024年年3月, 11, 33, 44
  • 査読あり, 日本語, パーソナリティ研究, 日本パーソナリティ心理学会, 高校生のLINEでのやりとりに対する認知に現代青年の友人関係特徴が及ぼす影響, 時岡 良太; 橋本 真友里; 岩城 晶子; 神代 末人; 桑原 知子; 佐藤 映; 児玉 夏枝; 田附 紘平; 竹中 悠香; 松波 美里; 岩井 有香; 木村 大樹; 鈴木 優佳, LINEとは,友人とのコミュニケーションを主眼としたアプリケーションのひとつである。近年,LINEは特に若者にとって欠かせないものとなってきている。本研究の目的は,高校生のLINEでのやりとりに対する認知のあり方について探索的に把握することと,その認知に対して現代青年に特有の友人関係のあり方が及ぼす影響について明らかにすることであった。高校生423名を対象に,本研究において作成したLINE尺度と友人関係尺度への回答を求めるオンライン調査を行った。LINE尺度の因子分析により「既読無視への不安」「気軽さ」「やりとりの齟齬の感覚」「攻撃性の増加」「即時的返信へのとらわれ」「つながり感」の6つの因子が抽出された。次に,友人関係による影響について多母集団同時分析を用いて検討した。その結果,友人から傷つけられることへのおそれが,LINEでのやりとりへのアンビバレントな気持ちを生む一因であることが示唆された。, 2017年, 26, 1, 76, 88
  • 査読あり, 日本語, 心理臨床学研究, 日本心理臨床学会, 「自分がない」という日常語の意味についての心理臨床学的考察, 時岡 良太, 2016年02月, 33, 6, 625, 634
  • 査読無し, その他, 京都大学大学院教育学研究科心理教育相談室紀要, 現実との「ずれ」を抱える青年男子との心理面接過程, 時岡 良太, 2016年, 42, 80, 89
  • 査読あり, 日本語, 京都大学大学院教育学研究科紀要, 京都大学大学院教育学研究科, 「自分」という日常臨床語について―類縁概念との比較を通じて―, 時岡 良太, 2015年03月, 61, 39, 51, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読無し, 日本語, 京都大学学生総合支援センター紀要 = Archives of student support in Kyoto University General Student Support Center, [京都大学学生総合支援センター], アパシーおよび新型うつ病への心理療法についての一試論 : 葛藤を抱えることの困難に着目して, 時岡 良太, 2015年, 45, 83, 94
  • 査読あり, 日本語, 京都大学大学院教育学研究科紀要, 京都大学大学院教育学研究科, 仮想空間における「分身」についての心理臨床学的考察, 時岡 良太, An avatar is the other self in a virtual space. This paper discusses the relationship between an avatar and the self in today's adolescents. First, the author considered communication between avatars. It is pointed out that the other's presence is weak in communication and that an avatar has a one-sided character, which is projected from one side of the user's personality. Next, the author considers the virtual space where avatars exist, and claims that the space is almost unlimited spatially and temporally, and that the boundary between the self and others is vague in this space. These features are related to the characteristics of dissociative disorder and developmental disorder, which are often discussed in today's clinical psychology. People who have these disorders are said to find it hard hold a mental conflict within themselves, and it seems that the same applies to an avatar. An avatar in a virtual space has an aspect that functions as a system that makes adolescents evade mental conflict by artificially diffusing their own selves. However, it is important to understand an avatar and the self of today's adolescents themselves, and not to regard them as something pathological or different from us., 2014年03月, 60, 235, 247, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読無し, 日本語, 京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター紀要, 京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター, 「広汎性発達障害」診断の有無が教員の事例の捉え方に与える影響, 時岡 良太; 友尻 奈緒美; 菱田 一仁, 2014年, 18, 90, 103
  • 査読無し, 日本語, 最新精神医学, 現代うつとその治療ー身体性に着目してー, 田中崇恵; 加藤のぞみ; 國崎貴弘; 時岡良太; 堀川聡司; 小出文香, 2013年, 18, 1, 57, 63, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読無し, 日本語, 日本心理臨床学会第33回大会発表論文集, 高校生のLINEをめぐる意識と友人関係との関連, 時岡良太; 岩城晶子; 神代末人; 佐藤映; 児玉夏枝; 鈴木瑠璃; 竹中悠香; 田附紘平; 松波美里; 岩井有香; 鈴木優佳; 桑原知子, 108, 108, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読あり, 日本語, 学生相談研究, 主体性の乏しい学生との面接過程―カウンセラーが居続けることの重要性―, 時岡良太, 2021年07月, 42, 1, 12, 22, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読無し, 日本語, 家政学研究, 多面的な自己と主体性をめぐる心理臨床学的研究, 時岡良太, 2022年03月, 68, 2, 43, 49, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 査読無し, 日本語, 奈良女子大学心理臨床研究, 心理療法における「主体」をめぐる一考察, 時岡良太, 2022年03月, 9, 43, 51, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 日本語, 奈良女子大学心理臨床研究, 奈良女子大学臨床心理相談センター, メタバースにおける自己についての臨床心理学的考察, 時岡, 良太, type:Article 奈良女子大学心理臨床研究 第10号 第1部 研究論文 本論では,近年注目度が高まっている「メタバース」について,特に自己やアイデンティティの観点から考察を試みた。インターネット上の仮想空間においてアバターの姿で活動すること自体は以前からあったが,現在注目されているメタバースでは,VRデバイスがもたらす没入感が大きな特徴であり,それによる学習効果の向上や,アバターへの身体移転現象による共感の高まりなど,ユーザーの心理や行動に様々な影響を及ぼす。また,メタバースのアバターは現実世界の自己とは異なる面が大きいた,複数の異なるアイデンティティが同時に存在することが明示的になり,状況ごとに異なる自己が在すると考える「分人主義」と馴染みやすい。そしてメタバースは現実世界よりもカスタマイズ性が高いために,「これが本当の自分だ」と思われることもあるが,本来の分人主義からすると,様々な分人の間に真偽の区別はなく,アバターは特別な存在ではないことを論じた。さらに,現実世界も含めた複数の分人をつなぐ「点」としての主体が分人たちとは異なる次元に生じることや,その主体による「物語を紡ぐ」という作用の重要性についても考察した。, 2023年03月31日, 10, 49, 59, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 査読あり, 日本語, 学生相談研究 / 日本学生相談学会編集委員会 編 = The Japanese journal of student counseling / Japanese Association of Student Counseling, 武蔵野 : 日本学生相談学会, 不本意入学者が主体性を育むプロセス : 学力の問題による不本意入学者の場合—Development Process of Self-direction among Students Unwilling to Enroll in University due to Inadequate Academic Achievement, 時岡 良太, 2023年11月, 44, 2, 89, 98, 研究論文(学術雑誌)

書籍等出版物

  • グループワーク〈ミソドラマ〉で子どもの心の声を聴く, 創元社, 時岡 良太, 講義1-1、実践例1-2, 2019年07月, その他, 査読無し, その他
  • 「自分」とは何か : 日常語による心理臨床学的探究の試み, 創元社, 時岡 良太, 2018年, 日本語, 査読無し, その他, 9784422116464
  • 教職教養講座第11巻 教育相談と学校臨床, 協同出版, 時岡 良太, 第8章 学校臨床における現代的課題, 159-183, その他, 査読無し, その他

講演・口頭発表等

  • 時岡良太; 岩城晶子; 神代末人; 佐藤映; 児玉夏枝; 鈴木瑠璃; 竹中悠香; 田附紘平; 松波美里; 岩井有香; 鈴木優佳; 桑原知子, 日本心理臨床学会第33回秋季大会, 高校生のLINEをめぐる意識と友人関係との関連, 2014年08月25日, 日本語, 国内会議
  • 時岡 良太, 子どもと家族の治療的アセスメント-スケープゴートからの立ち直り, Psychological Assessments of a Female Patient Who Has Had Various Symptoms since Adolescence: Focused on Rorschach Technique., 2014年03月03日, 英語, 国内会議
  • 時岡 良太, Shiga Health Report, 青年期における「自分」の多面性について, 2013年10月, 日本語
  • 岩城晶子; 友尻奈緒美; 中藤信哉; 加藤のぞみ; 永山智之; 菱田一仁; 時岡良太; 佐藤映, 卓越した大学院拠点形成支援国際フォーラム, 学校現場における心理臨床的関わりについての実践的研究, 2013年03月21日, 日本語, 国内会議
  • 時岡良太; 田中崇恵; 加藤のぞみ; 江城望; 荒木郁緒; 佐藤映; 千葉理未; 安田帆那, 卓越した大学院拠点形成支援国際フォーラム, 心理臨床における身体性, 2013年03月20日, 日本語, 国内会議
  • 時岡良太, 国内, 日本学生相談学会第41回大会, 不本意入学者が主体性を育むプロセス ―学力の問題による不本意入学者の場合―, 口頭発表(一般), 2023年05月14日, 2023年05月13日, 2023年05月15日, 日本語

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 若手研究, 2022年04月01日, 2025年03月31日, 22K13726, 現代の不本意入学者が主体性を育むプロセスおよび要因の解明:学生相談の視点から, 時岡 良太, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究, 奈良女子大学, 2990000, 2300000, 690000, kaken;rm:published_papers


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