研究者総覧

石﨑 研二ISHIZAKI Kenjiイシザキ ケンジ

所属部署名研究院人文科学系人文社会学領域
職名教授
Last Updated :2024/11/26

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プロフィール情報

  • 石﨑, イシザキ
  • 研二, ケンジ

学位

  • 博士(理学), 首都大学東京

研究キーワード

  • 都市地理学,地理情報科学,計量地理学

研究分野

  • 人文・社会, 人文地理学
  • 人文・社会, 地理学

経歴

  • 2014年04月, 奈良女子大学研究院人文科学系・教授
  • 2007年04月, 2014年03月, 奈良女子大学文学部・准教授
  • 2001年04月, 2007年03月, 奈良女子大学文学部・助教授
  • 1995年10月, 2001年03月, 東京都立大学理学部・助手

学歴

  • 1995年, 東京都立大学, 理学研究科, 地理学
  • 1989年, 東京都立大学, 理学部, 地理学

担当経験のある科目(授業)

  • アクティブ・ゼミナール, 奈良女子大学
  • 社会情報学卒業論文演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 地理情報システム特殊研究, 奈良女子大学
  • 社会情報学卒業論文演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 地域情報学実習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 地域情報学実習Ⅰ, 奈良女子大学
  • GIS分析演習, 奈良女子大学
  • 地域分析論特殊研究, 奈良女子大学
  • なら学概論A, 奈良女子大学
  • 地図情報・リモートセンシング特殊研究Ⅱ, 奈良女子大学
  • 情報科学入門F, 奈良女子大学
  • 基礎演習C, 奈良女子大学
  • 地理情報学演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 地域情報学概論B, 奈良女子大学
  • 地理情報学演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 地図情報・リモートセンシング特殊研究Ⅰ, 奈良女子大学
  • 空間情報処理特論演習, 奈良女子大学
  • 地理情報学特論Ⅱ, 奈良女子大学
  • 地理情報システム実習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 地理情報システム実習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 社会情報学卒業演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 社会情報学専門演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 地域情報学特殊研究Ⅱ, 奈良女子大学
  • 空間情報処理特論, 奈良女子大学
  • 環境, 奈良女子大学
  • 地理情報学特論Ⅰ, 奈良女子大学
  • 社会情報学卒業演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 社会情報学専門演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 地域情報学特殊研究Ⅰ, 奈良女子大学
  • 地域情報学概論A, 奈良女子大学
  • 地理情報学特論, 奈良女子大学
  • 地理情報システム実習, 奈良女子大学
  • 地域情報学特殊研究, 奈良女子大学
  • 社会情報学演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 社会情報学演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 地域情報学概論, 奈良女子大学

所属学協会

  • 経済地理学会
  • 人文地理学会
  • 日本地理学会
  • 地理情報システム学会
  • 日本都市地理学会
  • 日本社会学会

Ⅱ.研究活動実績

論文

  • 査読あり, 日本語, 地理学評論, 日本地理学会 ; 2009-, 階層構築からみた数理計画法による中心地理論の体系化, 石﨑研二, 2015年, 88, 4, 305-326, 326
  • 査読あり, 日本語, 地理学評論, 日本地理学会 ; 2009-, 数理計画法による中心地理論の体系化―単一財の立地について―, 石﨑研二, 2014年, 87, 2, 87-107, 107
  • 査読あり, 日本語, 建築雑誌, コンビニエンス・ストアの品揃えと立地, 石﨑研二, 2001年, 1470, 22-25
  • 査読あり, 日本語, 多摩ニュータウン研究, 多摩ニュ-タウン学会, 地理情報システムで描く多摩ニュータウンの居住環境, 石﨑研二, 1998年, 1, 1-12, 12
  • 査読あり, 英語, Geographical Review of Japan, Series B, Spatial Competition and Marketing Strategy of Fast Food Chains in Tokyo, Kenji Ishizaki, 1995年, 68, 1, 86, 93, 研究論文(学術雑誌), 10.4157/grj1984b.68.86
  • 査読あり, 日本語, 地理学評論, 学術雑誌目次速報データベース由来, クリスタラーの中心地理論の配置原理に関する一考察-供給原理から一般化最大カバー問題へ-, 石﨑研二, 本稿では,クリスタラーの中心地理論の配置原理に関する疑問を提起し,疑問を解消する再解釈の提示,再解釈に基づくモデル化,さらに仮定緩和を考慮したモデルの展開を試みた.供給原理によってK=3システムが導出される理由を吟味し,提起した疑問の妥当性を確認した.そして,財の到達範囲に関する新たな表現方法に基づき,再解釈・モデル化を図ったところ,モデルは立地一配分モデルにおけるp-メディアン問題の一種として定式化された.さらに,(1)財の階次および到達範囲,(2)財の未供給地点の容認,(3)財の包括的保有の条件,について仮定緩和を考慮したモデルは,供給原理をより現実的な理論へと拡張し,数値例への適用からもモデルの柔軟性が確認された.また,これらの緩和モデルの一般形は,既往のさまざまな公共施設配置モデルを統合する,一般化最大カバー問題として位置づけられ,現代の公共施設配置モデルの基盤としての供給原理の含意を再認識した., 1995年, 68A, 9, 579-602, 602, 10.4157/grj1984a.68.9_579
  • 査読あり, 日本語, 人文地理, 人文地理学会 ; 京都, 立地-配分モデルとその展開-とくにモデルの構造に着目して-, 石﨑研二, 1994年, 46, 6, 604-627, 627
  • 査読あり, 日本語, 総合都市研究, 東京都立大学都市研究センター, MDPREFによる都市公園の選好分析, 石﨑研二; 杉浦芳夫; 加藤近之, 本稿は、東京区部とその周辺に位置する親水性の8公園(井の頭恩賜公園、水元公園、有栖川宮記念公園、葛西臨海公園、上野恩賜公園、日比谷公園、浮間公園、和田堀公園)を対象とし、都市公園の選好構造を解明しようとした。175人の大学生・院生に対し、1公園につき1セット4枚の写真からなる合計8セットの写真を呈示し、8公園の選好順位データをえた。この175人 x 8公園の選好順位行列に対しMDPREF(選好データを分析するためのベクトル・モデル型ノンメトリックMDS)を適用し、2次元のジョイント空間を求めた。葛西臨海公園と上野恩賜公園が正の大きな値をとり、有栖川宮記念公園と和田堀公園が負の大きな値をとるジョイント空間の第1軸は、「調和がとれた自然環境」を表わす選好次元、同じく日比谷公園と上野恩賜公園が正の大きな値をとり、水元公園が負の大きな値をとるジョイント空間の第2軸は、「開放性」を表わす選好次元と解釈された。選好の個人差は、この二つの軸に対する各人の重みづけの違いによって生じているのである。This paper is concerned with a preference analysis of eight city parks with waterside landscape in and around Tokyo City (Fig.2). Eight sets of photographs,each of which consists of four landscape scenes for one park(see Appendix 2),were presented to 175 undergraduate and graduate students as the sample. Then they were asked to see the photographs to rank the parks in term of their preference. A preference ranking data-matrix thus obtained serves as the input for MDPREF (Chang and Carroll, 1968),a non-metric MDS algorithm applied to preference data,to represent the preference structure in a two一dimensional joint space. Interpreting the recovered joint space (Fig.3),based on external information or individual respondents' reasons for their evaluations,leads to a conclusion that the two dimensions of "harmonious natural environment" and "openness" underlie the respondents' preference judgements of city parks: for the former dimension,Arisugawanomiya Memorial Park and Wadabori Park are highly evaluated and Kasai Seaside Park and Ueno Park low evaluated; for the latter dimension,Mizumoto Park is highly evaluated and Hibiya Park and Ueno Park low evaluated. Inokashira Park and Ukima Park,in a sense,appear to lack distinguishing features since they are ambiguously evaluated for the both dimensions. These results suggest that the parks covered with green and/or those full of an open atmosphere are preferred while the parks impressing respondents artificially are less preferred., 1993年09月, 49, 47-66, 66
  • 査読あり, 日本語, 地理学評論, The Association of Japanese Geographers, 立地-配分モデルによるクリスタラー中心地理論の定式化の試み, 石﨑研二, 本稿は,立地-配分モデルを用いてクリスタラー中心地理論における供給原理の定式化を試みるものである.クリスタラー中心地理論では, (a) すべての消費者がすべての財を入手しうる, (b) 財は中心地によって包括的に保有されるという2つの制約条件,および財の到達範囲の概念を鍵として中心地システムが構築される.こうした特性は,立地-配分モデルにおけるカバー問題としての性格を有している.そこで本稿では,供給原理を集合カバー問題として定義し,理論の仮定を便宜的に満たした仮想地域にモデルを適用した.その結果,階層を下位から上位へと構築する方法では,モデルは供給原理に基づく中心地システムを正しく導出するものの,逆の構築方法では異なるシステムを導いた.ゆえに後者の方法については,さらに,最適な階層構造の形成を加味した配置原理の解釈が必要となることが,両構築方法の結果の比較より示唆される., 1992年10月, 65A, 10, 747-768, 768
  • 査読あり, 日本語, 経済地理学年報, 経済地理学会, 企業行動からみたファーストフード店の立地展開, 石﨑研二, 1990年, 36, 2, 129-140, 140, 10.20592/jaeg.36.2_129

MISC

  • 査読無し, 英語, Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University, Department of Geography, Tokyo Metropolitan University, Location-allocation modeling approaches to map transformation, 59, 9, 16
  • 査読無し, 日本語, 理論地理学ノート, 都市間結合を考慮した中心地モデルの定式化, 石﨑研二, 2017年07月, 19, 99-104
  • 査読無し, 日本語, 理論地理学ノート, 多目的計画法を用いた行政原理モデルの定式化, 石﨑研二, 2016年, 18, 21-26
  • 査読無し, 英語, Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University, Department of Geography, Tokyo Metropolitan University, A multiobjective maximal covering location problem incorporating inter-city traffic network, 石﨑研二, Location-allocation models provide a valuable tool for operationalizing the central place theory. This paper attempts to integrate the marketing principle and the traffic principle in Christaller's central place theory using multiobjective model. The model is formulated with two objectives: (a) minimize the total population uncovered by each service, and (b) minimize the total cost of constructing arcs between centers. Some computational results indicate that the model is possible to derive the flexible system of central place hierarchy., 2015年, 50, 50, 37-44, 44
  • 査読無し, 日本語, 奈良女子大学地理学・地域環境学研究報告, 地図変換技法の代替的アプローチに関する一考察, 石﨑研二, 2010年, 7, 49-64
  • 査読無し, 日本語, 古代学, 奈良女子大学, 明治前期の奈良盆地における中心地の階層構造-GIS・数理モデルによる立地分析-, 石﨑研二, 2009年, 1, 1, 69-75, 75
  • 査読無し, 日本語, 情報処理学会研究報告, 明治期の奈良盆地における集落の中心性について, 石﨑研二, 2009年, 2009-CH-83, 189-203
  • 査読無し, 日本語, 理論地理学ノート, 2種の点分布間における空間的適合に関する一考察, 石﨑研二, 2006年, 15, 1-12
  • 査読無し, 日本語, 地理月報, 商業施設の立地, 石﨑研二, 2005年, 485, 1-4
  • 査読無し, 日本語, 地理, 古今書院, 福祉政策-公共施設の立地・配分モデル, 石﨑研二, 2001年, 46, 3, 42-45, 45
  • 査読無し, 日本語, 地理, 古今書院, よりよい主題図を作成するために, 石﨑研二, 1999年, 44, 12, 36-46, 45
  • 査読無し, 日本語, 総合都市研究, 東京都立大学都市研究センター, 多摩ニュータウン内における住宅地移動-多摩市の事例-, 石﨑研二; 杉浦芳夫, 本稿では、多摩ニュータウン内での住宅地移動の実態について、多摩市でのアンケート調査に基づき報告した。明らかになった点は以下のとおりである。(1)転居の背景には、前住地における住宅状況に対する不満がある。(2)多摩ニュータウンが現在も建設途上にあり、前住地付近でも新しい住宅物件が供給され続けていることもあって、新居は前住地からあまり遠くない範囲で探されている。(3)対象世帯の世帯主が持ち家を指向する40-50歳代に集中しているため、持ち家間移動が借家・賃貸住宅から持ち家への移動を上回っている。(4)新居の選定に当っては、妻の意見が反映される場合が多く、主な選択基準は住宅状況であり、利便性、快適性が副次的に考慮される場合もある。This paper reports on intra-urban migration in Tama New Town, Tokyo Prefecture, based on questionnairing in Tama City. The questionnairing was conducted on 109 households who had changed their residences within Tama City from 1990 through 1995. The results are summarized as follows: the decision to move is related with dissatisfaction with housing conditions of their former residences; movers could search for the new residences in the area not so distant from their former residences because newly constructed houses continue to be supplied near their former residences in Tama New Town being still in the building; moves between the owner - occupied houses exceed those between the owneroccupied house and the rented house since many householders are in their forties and fifties who incline to own their houses; wife's will is likely to be more esteemed in choosing the new residence, and many movers regard housing conditions as the principal choosing criterion while some take into account accessibility and amenity, too., 1999年, 70, 5-15, 15
  • 査読無し, 日本語, 理論地理学ノート, 地理情報システムを用いた多摩ニュータウンの居住環境評価, 石﨑研二, 1998年, 11, 31-52
  • 査読無し, 日本語, 総合都市研究, 東京都立大学都市研究センター, 店舗特性・立地特性からみた世田谷区におけるコンビニエンス・ストアの立地分析, 石﨑研二, 本稿では、世田谷区におけるコンビニエンス・ストアの立地を対象として、現地調査に基づく品揃えのデータから抽出した店舗特性と、地理情報システムを用いて把握した店舗の立地特性について分析し、両者の関係を考察した。その結果、1)店舗数がほぼ飽和状態にある対象地域では、とくに上位チェーン企業による店舗の空間的競合が生じていること、2)各企業によって種々の店舗特性の構成に差異がみられ、他企業とは明確な差別化を図っていること、3)それらの店舗を多様な立地特性に対して集中的あるいは分散的に立地させることによって、コンビニエンス・ストア企業は需要および企業開の競合を見据えた戦略・立地適応を図っていること、などが明らかになった。The purpose of this paper is to verify the relationships between store merchandising and locational characteristics in convenience stores. It appears that the distribution of stores in Setagaya ward of this study area is saturated as regards the number of stores and the spatial competitions are intensive through regression analysis between night-time/ day-time populations and the number of convenience stores in Tokyo 23 wards. The stores are classified into seven types of store merchandising and into five types of locational characteristics, applying factor analysis and cluster analysis to the data of individual store's goods from field survey and the measured demand data from trade area analysis using geographic information systems. Consequently, each convenience store firm possesses a specific type of store merchandising for particular market segmentation and adopts a various target market selections according to its marketing ability., 1998年, 65, 45-67, 67
  • 査読無し, 日本語, 総合都市研究, 東京都立大学都市研究センター, 都市公園に対する知覚と選好の関係について-PREFMAPによる分析-, 石﨑研二; 杉浦芳夫; 加藤近之, 本稿は、東京区部とその周辺に位置する8公園(井の頭恩賜公園、水元公園、有栖川宮記念公園、葛西臨海公園、上野恩賜公園、日比谷公園、浮間公園、和田堀公園)を対象にして、都市公園に対する知覚と選好の関係を明らかにしようとした。そのために、8公園の風景写真を121名の大学生被験者に呈示し、知覚データと選好データを入手した。まず知覚データをKYST-2Aで分析し、それぞれ、「自然の環境が生み出す安らぎ感」、「都市公園の知覚された広さ」と命名される軸からなる2次元の知覚空間を求めた。そして、それを刺激空間座標として、選好との関係をPREFMAP(ベクトル・モデル型)で分析したところ、都市公園に対する知覚(公園の類似性判断)と選好(公園の噌好判断)の間には強い対応関係があることが判明した。The purpose of this paper is to elucidate the relationship between perception and perference for urban parks, taking as an example eight parks in and around Tokyo City. The perceptual and preference data on personal judgements of park-landscape scenes were collected through a questionnaire survey of a total of 121 undergraduate students. In order to get a stimulus configuration for an input to PREFMAP, a two-dimensional solution was sought by a non-metric MDS analysis of the perceptual data in terms of park similarity; the two dimensions were interpreted as the relaxed air produced by nature-environment and the perceived extent of urban parks, respectively (Fig.3) . A PREFMAP analysis -phase IV analysis or vector model- using this stimulus configuration revealed that perception of urban parks. that is to distinguish between them, was closely related to their preference judgement., 1994年, 53, 57-70, 70
  • 査読無し, 日本語, 地理, 古今書院, 開発の波に揺れる秋留台, 石﨑研二; 山根拓, 1993年, 38, 9, 110-117, 117

書籍等出版物

  • 日本の都市地理学研究, 古今書院, 日本語, 学術書, 978-4-7722-6130-2
  • 都市化と結核療養所の立地-奈良にもトトロはいたか?, 昭和堂, 日本語, 学術書
  • 奈良-都市化と周辺的都市施設の立地, かもがわ出版, 日本語, 学術書, 978-4780312133
  • 人文地理学事典, 丸善出版, 石﨑研二, 分担, 2013年09月, 206-207, 日本語, 査読無し, その他
  • 歴史GISの地平-景観・環境・地域構造の復原に向けて, 勉誠出版, 石﨑研二, 分担, 2012年03月, 159-170, 日本語, 査読無し, その他
  • 大学的奈良ガイド-こだわりの歩き方, 昭和堂, 石﨑研二, 分担, 2009年04月, 23-37, 日本語, 査読無し, その他
  • 地理学の声, 古今書院, 石﨑研二, 分担, 2008年11月, 28-52, 日本語, 査読無し, その他
  • 18・19世紀の人口変動と地域・村・家族, 古今書院, 石﨑研二, 分担, 2008年03月, 66-88, 日本語, 査読無し, その他
  • 地理空間分析, 朝倉書店, 石﨑研二, 分担, 2003年09月, 61-83, 日本語, 査読無し, その他
  • 立地論入門, 古今書院, 石﨑研二, 分担, 2002年04月, 130-138, 日本語, 査読無し, その他
  • GIS-地理学への貢献, 古今書院, 石﨑研二, 分担, 2001年02月, 216-228, 日本語, 査読無し, その他
  • 都市をとらえる-地理情報システム(GIS)の現在と未来-, 東京都立大学都市研究所, 石﨑研二; 上田知子; 杉浦芳夫, 分担, 1996年03月, 173-211, 日本語, 査読無し, その他
  • 都市の環境創造-環境と対話する都市, 東京都立大学都市研究所, 石﨑研二; 杉浦芳夫, 分担, 1995年03月, 221-255, 日本語, 査読無し, その他

受賞

  • 日本地理学会研究奨励賞, 1996年

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 基盤研究(C), 2017年04月, 2022年03月, 17K03247, 研究代表者, 複雑ネットワークを用いた都市システム分析に関する数理地理学的研究
  • 地理情報システムや数理モデルを用いた地理空間分析, 0, 0, 0, 競争的資金
  • Spatial Analysis using GIS and Mathematical Modelling, 0, 0, 0, 競争的資金
  • 基盤研究(C), 2017年04月01日, 2022年03月31日, 17K03247, 複雑ネットワークを用いた都市システム分析に関する数理地理学的研究, 石崎 研二, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 奈良女子大学, 4420000, 3400000, 1020000, 都市の空間的配置を考慮したネットワーク成長モデルのアルゴリズムを開発し、従来の中心地理論で想定されている六角形網の規則的な配列からランダムな配列までの、種々の空間的配置を設定した仮想データを用いて数値実験を行なった。また、過去の文献や資料・データから復元した日本の諸都市の階層別分布に対してネットワーク成長モデルを適用した。その結果、スモールワールド性およびスケールフリー性が現れる空間的配置や規模の条件がある程度明らかになった。さらに、企業間取引データを用いて、企業間の取引関係からみた都市システムのネットワーク特性を検証した結果、顕著なスケールフリー性を見出すことができた。, kaken
  • 基盤研究(C), 2007年, 2008年, 19520682, レッシュ集落立地論の誕生過程とそのナチ・ドイツ国土計画論への影響に関する研究, 杉浦 芳夫; 原山 道子; 石崎 研二, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 首都大学東京, 4680000, 3600000, 1080000, Loschがオリジナルな集落立地論を体系的に論じた1940年のテクストを精読するとともに、彼の集落立地論を立地・配分モデルによって定式化し、ハイデンハイム周辺の集落分布をLoschモデルがいかに説明しうるかについて検討した。その結果、テクストの冒頭の記述が示唆するように、彼の故郷シュヴァーベンの集落分布の有様が彼の集落立地論の根底をなすことが分かった。また、彼の集落立地論の当時のドイツ国土計画論への影響を引用実態に基づいて考察したが、Christaller(1933)の中心地理論ほどの影響はみられなかった, kaken
  • 基盤研究(C), 2005年, 2006年, 17520544, ナチ・ドイツによる中心地理論の東方占領地への応用に関する研究, 杉浦 芳夫; 原山 道子; 石崎 研二, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 首都大学東京, 3700000, 3700000, 1.ナチ・ドイツによるポーランド占領以前の1937年に、ドイツ東部国境地帯では、オーバーシュレージエン国土計画共同体によって、国境を越えたポーランド側までもカヴァする中心地ネットワーク再編計画が策定された。そこでの中心地は、ポーランドなど他民族を支配するための戦略拠点の性格を備えていた。 2.Christallerの中心地理論が、ナチ・ドイツの東方占領地集落再編計画において集落配置のモデルとして受け入れられるまでの道は、決して平坦ではなかった。1938年に国土調査全国共同研究所の中に、Christallerを主査とする中心地研究グループが設置され、そこで中心地理論の東方占領地集落再編計画(当時はまだ、ポーランド占領前)への応用の是非が議論された。グループメンバーの中で、主な論客は、間もなくしてNeue Stadtを著すGottfried Feder、Friedrich Bulow、Walter Geislerであった。このうち、Federは中心地理論を支持したように見受けられるが、Bulowは中心地理論はナチズムとは相容れない理論として厳しく批判した。また、同じ地理学者であるGeislerは、均質空間で演繹された集落の六角形構造を批判する。こうした批判に対して、Christallerは、1940年代に入ってから発表する論文において、論調を親ナチ的に変えながら、また理論そのものも、現実への応用を考えて修正を図り、混合中心地システムを提案する。 3.東方占領地への中心地理論の応用には、手本とすべき先行例があった。それは、オランダの国土計画に携わるテクノクラートたちが1930〜1940年代に策定したポルダー集落配置計画での中心地理論の応用であった。オランダを占領したナチ・ドイツは、そうした西方占領地での経験を東方占領地での集落配置計画に生かすことを目論んだ。, kaken
  • 基盤研究(C), 2003年, 2004年, 15520504, 中心地理論のナチ・ドイツ国土計画への応用に関する研究, 杉浦 芳夫; 原山 道子; 石崎 研二, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 東京都立大学, 3600000, 3600000, 1.ナチ・ドイツの国土計画に中心地理論が応用されていく最大の契機は、国土調査全国共同体研究所長のMeyer(ベルリン大学)の中心地理論への注目であったが、学位論文提出後のChristallerは、フライブルク大学のMetzらの急進的民族主義(volkisch)地理学者たちとつながりを持つようになり、それも媒介として、ナチ・ドイツの国土計画に参画していった。 2.人口の不均等分布の解消のみならず、原料・食糧の効率的な調達・供給も目ざしていたナチ・ドイツの国土計画論では、国土全域の階層的編成が求められていたので、中心地に加え、開拓集落、工業集落をも構成要素とするChristallerの集落システム論(1938年のアムステルダムIGCで発表)は、その要請に答えうるものであった。 3.1939年9月のポーランド占領後、東方占領地の集落再編計画に中心地理論は応用されようとしたが、ポーランド語文献によれば、それに先立ち、1937年にはポーランドと国境を接するシュレージェン地方において、防衛上の観点から、中心地網の整備案が、国土調査全国共同体研究所の命を受けたブレスラウ大学の地理学者たちによって作成されていた事実が判明した。 4.関連文献の引用分析だけからは、中心地理論の他の学問分野の集落配置プランへの影響を厳密に捉えることができないので、他の学問分野の関連文献を詳細に読み込む必要がある。 5.ナチ・ドイツに受容された中心地理論が、1939年以降、占領地ポーランドで実際に応用されていく過程については、Christallerの1940年代の論文等を検討することで解明されるであろう。, kaken
  • 若手研究(B), 2002年, 2003年, 14780046, RS・GISを用いた奈良における犯罪分布の空間分析に関する研究, 石崎 研二, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 奈良女子大学, 3200000, 3200000, 今年度の研究実績は以下の通りである. 1)平成5年〜平成14年の10年分の奈良新聞に基づいた犯罪に関する記事のデータベース化を完了し,記事内容から犯罪発生地点の空間情報をGIS上でデータベース化した.その結果,町丁目単位で犯罪分布を把握することが可能となった. 3)犯罪発生のひとつの環境要因として夜間の地表状態を把握するため,1991年および2001年時点の奈良市を中心とする人工衛星データ(LANDSAT TMおよびETM)を購入し,GIS上で画像データの表示・画像補正・解析を行ない,土地被覆,夜間の光度分布を客観的に把握した. 4)犯罪分布の空間分析を行なうためにGISソフトウェアArcGISを購入し,犯罪発生場所の空間的な特徴を客観的に把握しArcGISの平滑化ツールを用いて空間データから全体的・局所的な分布を把握した. 5)犯罪分布に関するデータと住民の社会経済的属性および土地利用データ・衛星画像による環境特性に関するデータを重ね合わせ,それらの対応関係について統計的分析を試みた.その結果,全体的な犯罪分布と住民属性との対応関係,局所的な犯罪多発地域と環境特性との対応関係がある程度認められた.なお,分析結果の解釈に必要な資料・文献収集を実施した. 6)データベース化および分析作業にかなりの時間を労したため,予定していた住民・自治体・警察などへの聞き取り調査が不十分であったが,アルバイトを用いて作業結果をまとめており,環境犯罪学へのRS・GIS研究からのアプローチと今後の施策のあり方などについて継続的に整理する所存である., kaken
  • 奨励研究(A), 1999年, 2000年, 11780069, RS・GISを用いた多摩ニュータウンにおける夜間の居住環境評価, 石崎 研二, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 東京都立大学, 2400000, 2400000, 本研究では,リモート・センシング(RS)および地理情報システム(GIS)を用いて,多摩ニュータウンにおける夜間の居住環境評価を試みるものである.RSによる衛星画像解析,GISによる空間データ解析の結果,以下のようなことが明らかになった. (1)対象地域における街路灯などの照明装置の分布,犯罪防止の掲示物の分布について現地調査を行ない,収集したデータをベクター型GISに空間データとして入力した.また,「数値地図2500」および「細密数値情報10mメッシュ土地利用」を用いて,対象地域内の土地利用構成をGIS上に取り込んだ.その結果,対象地域の中でも初期に開発された諏訪・永山地区では,街路樹の成長に伴って街路灯が遮られ夜間照明が十分ではないこと,公園などのオープンスペースでは夜間に暗闇が多く創出され,犯罪防止の掲示物もそうした暗闇が創出される場所によく見受けられこと,などが分かった. (2)LANDSAT TMによる観測波長帯のうち遠赤外線の波長帯であるBAND6のデータを用いて,RSによる衛星画像解析を行なった.解析結果に基づく対象地域内の光度分布と,(1)で得た空間データとの重ね合わせ分析の結果,光度分布と照明装置・犯罪防止の掲示物の分布との間には,ある程度の対応関係が認められた.すなわち,夜間の居住環境における暗闇の創出は,対象地域内における土地利用や照明装置のインフラストラクチャーなどの物的環境に起因していることが理解された. (3)ただし,夜間の居住環境に関する住民の意識調査については,満足しうるアンケート調査が実施困難であったため,調査結果が得られなかった.今後は,(1)および(2)で得た客観的な居住環境評価と住民の主観的な居住環境評価とを合わせた分析が必要と考えられる., kaken
  • 奨励研究(A), 1997年, 1998年, 09780125, 数理モデルによる線形中心地システムの空間分析に関する研究, 石崎 研二, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 東京都立大学, 2500000, 2500000, 本研究は,海岸線や河川沿いに細長い平野部が存する地域などで,1次元上(線形)に展開する中心地システムを理論的・実証的に検証するものである.平成9年度につづき,線形中心地システムの理論的な分析として,立地ー配分モデルを用いた中心地理論のモデル化と仮想地域における数値実験を行なった.さらに,研究対象地域である福島県太平洋岸のJR常磐線沿線に赴き,資料の収集と現地調査を実施した.その結果,以下の知見が得られた. 1. 福島県太平洋岸の中心地システムについて,商業統計に基づくデータを収集・データベース化し,因子分析による都市的集落の階層抽出を試みた.その結果,対象地域における都市的集落は,ほぼ3つの階層に分類することが可能であり,Parr(1978)による一般階層モデルの適用の結果,上位中心地が2つの下位中心地を包摂する,K=2のシステムに類似していることが示唆された.これは,数値実験による需要分布が1次元上の場合の理論的な中心地システムに合致しており,理論と現実との間に一定の関係が認められた. 2. もうひとつの対象地域である徳島県吉野川流域で同様の分析を行った結果,同地域の中心地システムは階層および中心地の分布ともに,より複雑であることが分かった.これは,吉野川の水運と街道の関係が相互補完的であり,藍染・葉タバコの集散地である都市的集落や新旧街道沿いの集落の発達・衰退など,交通条件の変化が主な要因として考えられる.したがって,現実の中心地システムは,数値実験による理論的なシステムとは必ずしも合致せず,今後は,交通条件を加味したモデル構築の必要性があることが示唆された., kaken
  • 基盤研究(C), 1996年, 1997年, 08680174, 多摩ニュータウン住民の居住地移動に関する行動地理学的研究, 杉浦 芳夫; 石崎 研二; 若林 芳樹, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 東京都立大学, 2100000, 2100000, 多摩ニュータウン内での住み替えに伴う人口移動について,とくに自然・社会両面にわたる居住環境と関連づけながら,その実態と転居規定要因を分析した。この目的を達成するために,近年ニュータウン内で転居した世帯(移動世帯)と,当該移動世帯周辺の世帯(滞留世帯)を標本抽出し,転居理由や居住環境評価を尋ねたアンケートを実施して,データを入手した。各々100世帯強の有効回答者について特徴をみると,平均世帯属性は,世帯主が40歳代のホワイトカラー層で,世帯人員は4人であることがわかった。主な移動理由としては,子供の成長や誕生と,住宅環境への不満があげられる。移動世帯の旧住居に関する居住環境の評価と滞留世帯の現住居に関する居住環境の評価を比較すると,「住宅の広さ」や「住宅の間取り」等の住宅関連の項目についての評価が前者で低くなっている。また,GISにより,総合的な居住環境評価の地域的分布を分析したところ,地形条件と各種施設への近接性により居住環境評価の大小がある程度規定されていることがわかった。そして,移動と滞留の意思決定をロジット・モデルによって分析したところ,転居の意思決定は生活環境関連変数よりも住宅関連変数によって説明されることがわかった。, kaken
  • 奨励研究(A), 1996年, 1996年, 08780132, 学区設定支援システムを用いた多摩市の学校計画に関する研究, 石崎 研二, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 東京都立大学, 1000000, 1000000, 本研究では,近年,全市規模の学区見直しが問題となっている多摩市を対象地域として,線形計画法を用いた学区支援システムの構築,および地理情報システム(GIS)による学区設定の空間分析を行なった.その結果,以下の知見が得られた. 1.ゼンリンの電子地図『多摩市』から取り込んだ,道路ネットワーク・行政界・小中学校の位置に関する空間データ,および平成2年国勢調査に基づく属性データをリンクさせ,多摩ニュータウンが開発された1971年以降の学区設定に関してGISで分析した結果,(1)開発初期にあたる諏訪・永山地区において,公団・公社・都営住宅のセグリゲーションが顕著であること,(2)学区の境界は交通量の多い幹線道路や標高差の大きい崖などで設定されていること,などが分かった. 2.多摩市の町丁目に基づく114地区と小学校25校を基礎単位とし,通学距離,通学困難性,学校規模,公団・公社・都営のセグリゲーション指数などを指標として,線形計画法を用いて学区設定のシミュレーションを行ない,現状の学区を評価した結果,(1)現状の学区は通学困難性,学校規模ではほぼ適正といえるが,通学距離,セグリゲーション指数からみると改善の余地が残されていること,(2)今後,小中学校の統廃合が行なわれた際,学校規模の格差は是正されるものの,通学距離,通学困難性に関して地域格差が生じるであろうこと,などが示唆された. 3.今後,必要とされる課題として,国勢調査統計区などのより細かな地域単位を対象とした,計算上大規模な問題にも対処しうるシステムづくりが実用的かつ有用であると考えられる., kaken
  • 挑戦的萌芽研究, 2013年04月01日, 2016年03月31日, 25580174, 前方後円墳の類型化と地域性に関する歴史GISの応用的研究, 出田 和久; 石﨑 研二; 宮崎 良美, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 奈良女子大学, 3640000, 2800000, 840000, 前方後円墳について時期別や規模別分布、立地等に関して全国的視点の下に検討を進めた。その結果、時期別に見ると、1期は前方後円墳は圧倒的に近畿以西の西日本に集中しているのに対して、前方後方墳は相対的に東日本に多いことや前方後方墳は西日本では4期にほぼ消滅状態になることなど東西あるいは地方レベルでの地域差を詳細に明らかにすることができた。さらには地域毎の前方後円墳の動態と諸豪族との関連についても検討を試みた。 また、全国の前方後円墳データベースを構築したので、これを活用して成果発信のためにデータベース利用者が興味・関心に応じて自ら各種分布図を作成できる「WebGISデータベース」を構築した。, kaken
  • 基盤研究(C), 2012年04月01日, 2015年03月31日, 24520894, 渡辺良雄の中心地研究の再評価に関する研究, 杉浦 芳夫; 原山 道子; 石﨑 研二, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 首都大学東京, 5330000, 4100000, 1230000, 1950年代から1960年代後半にかけて学術誌に発表された、渡辺良雄の東北地方をフィールドとする中心地研究は、最終的には、地形条件に基づいた中心地システムのタイプ分けに帰着しているが、渡辺の中心地研究のオリジナリティを簡潔にまとめるならば、次の2点に要約される。①猪苗代盆地や福島県全域を対象とした研究で典型的に見られる、(三角)グラフを有効に活用した、シンプルではあるが工夫に富んだ中心機能の分類方法の考案、②とくに横手盆地の研究において明らかにされた、東北地方の中心地システム成立要因が、中心地理論が拠り所とする経済原理以上に、封建制度下での町と農村の社会的関係にあるとの指摘。, kaken
  • 基盤研究(B), 2011年04月01日, 2014年03月31日, 23320137, 古代都城・都市をめぐる環境論, 舘野 和己; 出田 和久; 石崎 研二; 奥村 和美; 宮路 淳子; 高田 将志; 宮崎 良美; 宍戸 香美, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 奈良女子大学, 14820000, 11400000, 3420000, 本研究では、日本古代の都城・都市研究を環境という視点を入れることで深化させることを目指した。その結果、周囲の山・川が都城や大宰府などの選地にあたって重要な意味を持ったこと、都城内の清浄や、都城を取り囲む山容の維持が図られたが、いずれも礼に関わるものと位置づけられていたことが明らかになった。また都城の選地にあたっては、周辺の山・川などが風水思想によって解釈されたとの説があるが、そうではないと考えられるに至った。なお資料編と論考編からなる成果報告書を作成した。, kaken
  • 基盤研究(C), 2009年, 2011年, 21520800, Edgar Kantの北欧諸国における先駆的中心地研究, 杉浦 芳夫; 原山 道子; 石崎 研二, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 首都大学東京, 4420000, 3400000, 1020000, 第二次世界大戦前、エストニアの地理学者であったEdgar Kantの学位論文に基づく中心地研究(1935)は、Christaller(1933)の中心地理論の世界で最初の追試研究であった。Kantは、経済基盤を考慮することなく、電話で中心性を計測するChristallerの方法を批判的に検討したBobek(1935)にならって、産業人口によってエストニアの中心地階層区分を行なった。そして程なくして、Kantの中心地研究は、ロシア帝国から独立したエストニアの自治体行政域再編計画にも応用された。これも、中心地理論発祥の地・ドイツに先駆けての、世界で最初の中心地理論の計画分野への応用の試みである。, kaken


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