ブレインサイエンス・レビュー 2022 大脳組織形成における神経前駆細胞の形態の役割と核移動の意義, アドスリー,丸善出版 (発売), 岡本 麻友美, 2022年04月, ix, 282p, 日本語, その他, 9784910513065, cinii_books
発生過程の大脳神経前駆細胞が渋滞を回避するメカニズムの解明, 神経科学ニュース, 岡本麻友美, 2014年, その他, 査読無し, その他
神経前駆細胞の空間的安寧を支えるヘテロ物流, 細胞工学, 岡本麻友美; 篠田友靖; 宮田卓樹, 2014年, その他, 査読無し, その他
脳形成を下支えする神経前駆細胞の核移動, 生体の科学, 宮田卓樹; 岡本麻友美, 2014年, その他, 査読無し, その他
神経幹細胞の長く伸びた形態は核の移動を効率化し混雑を防ぐことにより脳の組織づくりを下支えしている, ライフサイエンス新着論文レビュー, 岡本麻友美; 宮田卓樹, 2013年, その他, 査読無し, その他
基盤研究(B), 2022年04月, 2026年03月, 22H02794, 研究代表者, メカノセンサーチャネルの機能を基盤とした神経前駆細胞の運命制御メカニズムの解明, 岡本 麻友美, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 名古屋大学, 17550000, 13500000, 4050000
学術変革領域研究(B), 2021年08月, 2024年03月, 21H05125, 研究分担者, 脳脊髄液の産生組織におけるメカノセンシング動態の解明, 野々村 恵子; 岡本 麻友美, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B), 33670000, 25900000, 7770000
基盤研究(B), 2020年04月, 2024年03月, 20H03413, 研究分担者, 異所性灰白質病態と脳進化に関わる脳室下帯の形成メカニズムの解明, 川口 綾乃; 岡本 麻友美, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 名古屋大学, 17420000, 13400000, 4020000
新学術領域研究(研究領域提案型), 2020年04月, 2022年03月, 20H05031, 研究代表者, 物理的な力が生み出す神経前駆細胞ダイバーシティーとその原理の解明, 岡本 麻友美, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型), 名古屋大学, 6240000, 4800000, 1440000
特別研究員奨励費, 2019年04月, 2022年03月, 19J40246, 脳のサイズや形に寄与する神経前駆細胞の動態制御機構の解明, 岡本 麻友美, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 名古屋大学, 4420000, 3400000, 1020000, 発生過程の大脳では、動物種によってそれぞれ、神経前駆細胞から決められた数、種類のニューロンが決められた時期に正しく作られ、最終的にサイズや形の異なる脳を形成する。ヒトを含む霊長類などにおいて見られる脳のサイズの拡大や形の複雑化が、どのように制御されているのかという問いは、多くの研究者が注目している重要なテーマの一つであるが、その全貌は明らかにされていない。
本研究では、動物種間での脳のサイズや形の違いに寄与した分子メカニズムを明らかにするために、マウスに加えて、サイズや形が異なるフェレットの大脳を対象として、(1) タイムラプスイメージングなどを用いた組織レベルでの解析と、(2)トランスクリプトーム解析を用いた分子レベルでの解析を組み合わせ、力学的観点から、神経前駆細胞の細胞産生能や動態がどのように規定されているのか、それらの違いを生み出す制御機構の解明を目的としている。
これまでに、大脳発生過程において発現している機械受容チャネルの機能解析を行った。その一つである、Piezo1に着目した機能解析実験から、Piezo1による力の感知が、神経前駆細胞の細胞産生パターンに影響を与えることを見出した。そして、その結果、マウスにおいてヒトやフェレットが持つようなシワ様構造を誘導することに成功した。今後、マウスとフェレットの脳組織における力学的状態の違いや、Piezo1を介した力の感知の違いについて、さらに詳細に解析したい。
基盤研究(C), 2019年04月, 2022年03月, 19K06920, 大脳発生における力の役割:神経前駆細胞の動態・運命とその分子機構の解明, 岡本 麻友美, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 名古屋大学, 4420000, 3400000, 1020000, 発生過程の大脳では、神経前駆細胞から決められた時期に決められた数と種類の細胞が生み出されることで、機能的な脳組織を形成する。神経前駆細胞において、産生する細胞の数や種類がどのように制御されているのかという問いは、神経発生分野において大きなテーマの一つであるが、そのメカニズムはまだ完全に理解されていない。
本研究では、力学的視点から、神経前駆細胞の動態や運命の制御機構を理解することを目標として、(1)発生過程の大脳組織にはどのような力が存在しているのか?(2)物理的な“力”が神経前駆細胞の動態や運命をどのように制御しているのか?(3)神経前駆細胞の動態や運命を力学的に制御する分子メカニズムは何か?を明らかにすることを目的としている。
現在までに、力を与えた組織とそのコントロールから単離した神経前駆細胞における比較トランスクリプトーム解析を行い、多数の発現変動遺伝子のリストを得た。各遺伝子群の詳細な解析は現在進行中である。
また、機械受容チャネルの一つであるPiezo1に着目した機能解析から、Piezo1による力の感知が、神経前駆細胞の細胞産生パターンに影響することを見出した。Piezo1による力の感知により、どのような遺伝子発現変化を経て、神経前駆細胞の産生パターンに影響したかは、現在調査中であるが、本研究から、発生過程の大脳組織に存在する力が、Piezo1による力の感知を経て、神経前駆細胞の運命を制御している可能性が考えられた。今後、Piezo1が介する大脳発生メカニズムについてさらに詳細に解析したい。
2017年01月, 2018年03月, 研究代表者, 大脳発生過程において細胞の運命を規定する神経前駆細胞の不均一性の解明, 岡本麻友美, かなえ医薬振興財団, 第45回海外留学助成金, 0, 0, 0, 競争的資金
2015年04月, 2017年03月, 大脳発生期のGPCRを介した細胞と周囲環境の相互作用による細胞動態制御機構の解明, 岡本 麻友美, 日本学術振興会, 海外特別研究員
2011年04月, 2012年03月, 研究代表者, 発生時期特異的に変化する神経幹細胞の分裂パターンを制御しているメカニズムの解析, 岡本麻友美, 文部科学省, 科学研究費補助金(若手研究(B)), 0, 0, 0, 競争的資金