研究者総覧

西村 さとみNISHIMURA Satomiニシムラ サトミ

所属部署名副学長
職名副学長
Last Updated :2024/04/15

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プロフィール情報

  • 西村, ニシムラ
  • さとみ, サトミ

学位

  • 博士(文学), 奈良女子大学

研究分野

  • 人文・社会, 日本史

学歴

  • 1992年, 奈良女子大学, 人間文化研究科, 比較文化学専攻
  • 1986年, 奈良女子大学, 文学部, 史学科

担当経験のある科目(授業)

  • 国風文化論Ⅱ, 奈良女子大学
  • 日本文化史演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 国風文化論Ⅰ, 奈良女子大学
  • 日本文化史演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 日本史演習AⅠ, 奈良女子大学
  • 日本史特殊研究, 奈良女子大学
  • 歴史学卒業論文演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 歴史学実習, 奈良女子大学
  • 歴史学卒業論文演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 日本文化史特論, 奈良女子大学
  • 日本史特殊研究E, 奈良女子大学
  • 古文書学実習A, 奈良女子大学
  • 環太平洋くろしお文化論(奈良女子大学)
  • なら学(奈良女子大学)

Ⅱ.研究活動実績

論文

  • その他, 『奈良女子大学叢書6 疫病と日本史-「コロナ禍」のなかから』(小路田泰直編著、敬文舎), 隔てること・つなぐこと-奈良・平安期の疫病をめぐって, 西村さとみ, 2020年10月, 190, 215, 論文集(書籍)内論文
  • その他, 『都城制研究(13)都城の災異と弱者』(奈良女子大学 大和・紀伊半島学研究所 古代学・聖地学研究センター), 平安京の災異と弱者, 西村さとみ, 2019年03月, 61, 75, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
  • その他, 『古代文学と隣接諸学1 古代日本と興亡の東アジア』(田中史生編、竹林舎), 「唐風」と「国風」, 西村さとみ, 2018年01月, 129, 159, 論文集(書籍)内論文
  • その他, 『奈良女子大学叢書2 日本史論-黒潮と大和の地平から』(小路田泰直編著、敬文舎), 大和と吉野-壬申の乱の前後, 西村さとみ, 2017年03月, 208, 228, 論文集(書籍)内論文
  • その他, 『日本古代の交通・交流・情報2 旅と交易』(舘野和己・出田和久編、吉川弘文館), 平安文学にみる交通, 西村さとみ, 2016年06月, 49, 67, 論文集(書籍)内論文
  • その他, 『日記・古記録の世界』(倉本一宏編、思文閣出版), 日記を書く天皇, 西村さとみ, 2015年03月, 343, 348, 論文集(書籍)内論文
  • 査読あり, その他, 『寧楽史苑』, 賀茂別雷神の誕生-山城の地と賀茂神, 西村さとみ, 2013年02月, 58, 19, 33, 研究論文(学術雑誌)
  • その他, 『日本研究論文集 日本社会・文化史』(ファン・ハイ・リン編、ハノイ国家大学附属人文社会科学大学東洋学部日本学科、世界出版社), 「国風文化」の創造, 西村さとみ, 2010年, 39, 52, 論文集(書籍)内論文
  • その他, 『奈良女子大学21世紀COEプログラム報告集24 古代都市とその思想』, 記憶と場所-みやこという空間をめぐって, 西村さとみ, 2009年02月, 168, 180, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
  • その他, 『古代日本の構造と原理』(舘野和己・小路田泰直編、青木書店), 条坊のうちそと-平城から平安へ-, 西村さとみ, 2008年01月, 297, 326, 論文集(書籍)内論文
  • その他, 『日本史の方法』, 「出大和」と「和風」の創造, 西村さとみ, 2007年02月, 5, 64, 71, 研究論文(学術雑誌)
  • その他, 『日本史の方法』, 遍在する中心の形成, 西村さとみ, 2005年03月, 創刊, 17, 28, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読あり, その他, 『日本史研究』, 表象としての平安京, 西村さとみ, 2002年04月, 476, 19, 33, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読あり, その他, 『日本史研究』, 日本の形成とその構造-問題へのアプローチ, 西村さとみ, 1999年10月, 446, 72, 83, 研究論文(学術雑誌)
  • その他, 『奈良女子大学文学部 研究年報』, 平安京・奢侈・浄土, 西村さとみ, 1998年03月, 41, 13, 26, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • その他, 『歴史と方法2 都市と言語』(歴史と方法編集委員会編、青木書店), 平安京と文学, 西村さとみ, 1998年01月, 51, 80, 論文集(書籍)内論文
  • 査読あり, その他, 『ヒストリア』, 平安京の祭礼-賀茂祭の変遷をめぐって-, 西村さとみ, 1994年12月, 145, 126, 145, 研究論文(学術雑誌)
  • その他, 『奈良古代史論集』, 摂関期の奢侈観に関する覚書, 西村さとみ, 1991年11月, 2, 121, 133, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
  • その他, 『奈良女子大学大学院 人間文化研究科年報』, 平安時代中期の貴族の奢侈観, 西村さとみ, 1991年03月, 6, 116, 132, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 日本語, 『寧楽史苑』, 奈良女子大学, 平安時代の貴族と物合, 西村さとみ, 1989年02月, 34, 34, 1, 23, 研究論文(学術雑誌)

MISC

  • 日本語, 『続 大学的奈良ガイド-新しい見どころ60編』, 昭和堂, 唐土の月、三笠山の月-変貌する阿倍仲麻呂, 2022年04月, 130, 133
  • 日本語, 『続 大学的奈良ガイド-新しい見どころ60編』, 昭和堂, 宇多上皇、吉野宮滝へ-道真の「御幸記」を繙く, 2022年04月, 106, 109
  • 査読無し, 日本語, 『日本歴史』, 【書評】滝川幸司著『菅原道真論』, 西村さとみ, 2016年06月, 817, 96-98
  • 査読無し, 日本語, 『日本史研究』, 【書評】京樂真帆子著『平安京都市社会史の研究』, 西村さとみ, 2009年06月, 562, 29-35
  • 査読無し, 日本語, 『日本歴史』, 【書評】速水侑著『平安仏教と末法思想』, 西村さとみ, 2007年11月, 714, 110-112
  • 査読無し, 日本語, 『古代王権の空間支配』(青木書店), 【コメント】空間支配という問題, 西村さとみ, 2003年03月, 239-243
  • 査読無し, 日本語, 『年俸女性史学』, 【書評】服藤早苗著『家成立史の研究-祖先祭祀・女・子ども』, 西村さとみ, 1992年07月, 2, 66-71
  • その他, 『月刊大和路 ならら』, 宇多上皇、吉野宮滝へ, 西村さとみ, 2019年03月, 245, 38, 39
  • その他, 『まほら』(旅の文化研究所), 新たな君主像を求めて-上皇の熊野詣, 西村さとみ, 2017年01月, 90, 18, 19
  • その他, 『日本はなぜ大和に誕生したか-新大和論の構築へむけて-』(放送大学 奈良学習センター), 【報告要旨】都と古都・故郷, 西村さとみ, 2017年01月, 21, 26
  • その他, 『吉野宮の原像を探る』(平成28年度大淀町地域遺産シンポジウム資料集), 【報告要旨】大和と吉野-壬申の乱の前後, 西村さとみ, 2016年11月, 63, 76
  • その他, 『月刊大和路 ならら』, 唐土の月、三笠山の月, 西村さとみ, 2016年09月, 216, 44, 45
  • その他, 『月刊奈良』, 〈みやび〉なる〈ふるさと〉, 西村さとみ, 2010年02月, 50, 2, 46, 49
  • その他, 『奈良女子大学21世紀COEプログラム報告集28 古代都市の空間構造と思想-その現代的展開をめぐって-』, 【報告要旨】平城から南都へ, 西村さとみ, 2009年03月, 168, 180
  • その他, 『奈良女子大学文学部 教育研究年報』, 奈良の歴史研究をめぐって, 西村さとみ, 2007年03月, 3, 17, 20
  • その他, 『なら学』(奈良女子大学文学部なら学プロジェクト), 万葉の風景, 西村さとみ, 2006年03月, 54, 64
  • その他, 『日本史研究』, 【新刊紹介】山中裕『源氏物語の史的研究』, 西村さとみ, 1998年12月, 436, 107, 108

書籍等出版物

  • 伊賀市史 第一巻(通史編・古代中世), (株)新日本法規出版, 西村さとみ, 2011年03月, 日本語, 査読無し, その他
  • 大学的奈良ガイド-こだわりの歩き方, 昭和堂, 西村さとみ; 寺岡伸悟, 分担, 2009年04月, 63-75頁, 日本語, 査読無し, その他
  • 伊賀市史 第四巻(資料編・古代中世), (株)ぎようせい, 西村さとみ, 2008年03月, 日本語, 査読無し, その他
  • 平安京の空間と文学, 吉川弘文館, 西村さとみ, 2005年09月, 1-204頁, 日本語, 査読無し, その他
  • 『親信卿記』の研究, 思文閣出版, 西村さとみ, 補論『親信卿記』にみる蔵人と日記、他, 2005年08月, 363-384頁, 日本語, 査読無し, その他
  • 日本の時代史5 平安京, 吉川弘文館, 西村さとみ, Ⅴ 唐風文化と国風文化, 2002年10月, 270-309頁, 日本語, 査読無し, その他
  • 大和・紀伊半島へのいざない, 敬文舎, 西村さとみ, 2020年03月, その他, その他
  • 歴史学の感性, 敬文舎, 西村さとみ, 「こちよりてのこと」の物語, 2021年03月, その他, その他

講演・口頭発表等

  • 国内, シンポジウム「平城京から平安京へ 恭仁京の意味」, 古代遷都論の立場から

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本古代の文化に関する研究, 0, 0, 0, 競争的資金
  • Study on the Culture in Ancient Japan, 0, 0, 0, 競争的資金
  • 基盤研究(A), 2004年, 2007年, 16202021, 東アジア古代都城の苑地に関する総合的研究, 北田 裕行; 金子 裕之; 高瀬 要一; 内田 和伸; 西村 さとみ; 多田 伊織; 竹内 亮; 箱崎 和久; 市 大樹, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 24310000, 18700000, 5610000, 本研究は、古代都城に付属する狩猟などを目的とする苑地、特にそれに内包される人工的に造られた景観の鑑賞を目的とする園池(庭園)について、東アジア史のなかで比較分析するものである。平成16(2004)年度は、漢代苑地である上林苑や、唐長安城の太液池などについて資料収集を行い、図上に復原するための基礎的作業を行った。平成17(2005)年度は、昆明池の現地調査を本格的に実施し、漢代の復元図作成を試みた。また、南朝の首都であった建康(現南京)で現地調査を行い、南京大学の張学鋒教授を招聘して研究会を行った。その結果、南京における苑地の基本的構造について新たな認識を得ることができ、飛鳥の苑地を考える上で重要な比較材料を得ることができた。国内では、院政期に成立した「浄土都市」宇治の実態を調査した。平成18(2006)年度は、中国東北部の集安および渤海の現地踏査を実施し、高句麗・渤海の園池遺跡の状況を確認し、上京龍泉府の園池が日本の寝殿造系庭園とよく似た形式をもち、中国の唐代に存在した寝殿造系庭園が伝わったものであり、神泉苑などで見られる日本の寝殿造系庭園も唐より伝来したとの結論を得た。漢代昆明池の調査では、園池を衛星画像上に復原する作業を継続し、正確な位置を把握し、既存の複数調査成果を比較検討することが可能になった。また、国際交流事業として研究協力者を韓国より招聘し、甫吉島芙蓉洞庭園を中心とした韓国における庭園発掘と整備についての研究成果を報告いただいた。平成19(2007)年度は、中国における園池の起源を探るために戦国時代の園池遺跡を調査し、宮城に園池を設けることが先秦時代に遡る可能性が高いことを明らかにした。一方、飛鳥期苑地について、飛鳥京の宮殿構造と南京の建康城の構造を比較した結果、飛鳥京の宮殿に建康城の影響が想定できた。また文献史料による島などの園池構造の比較・検討からも、飛鳥と中国南朝との関係が想定できた。すなわち、中国南朝の都城が朝鮮半島の百済に影響し、それらを通じてわが国の7世紀の都城苑地に影響したことが明らかとなった。また、飛鳥宮から平城宮に至る苑地に、南北朝期から隋唐にいたる変遷過程が反映していることを読みとることができた。, kaken
  • 奨励研究(A), 1995年, 1995年, 07710235, 平安京の都市的展開と「国風文化」の形成, 西村 さとみ, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 奈良女子大学, 900000, 900000, 本研究は、いわゆる「国風文化」の歴史的性格を問い直すために、文化の主たる創造の場となった平安京と、その外部世界との関係のありようを考察しようとする研究の一部であり、ここでは考察の前提となる史料の収集および整理を中心に行った。 「国風文化」が語られるとき、「日本」・「日本風(的)」といった言葉が自明のものとして使用されがちであるが、それは過去を現在の常識のなかに解消する結果となりかねない。つまり、「国風=日本風(的)」などと語るならば、歴史的に形成され、変容するその枠組み自体のありようを問い直す必要がある。また、当時の「日本」がいかなる集合体であったにせよ、その統合への力は、権力の中心である平安京から、単なる暴力としてではなく発せられていたと考えられる。いいかえれば、平安京における文化の創造が「日本」の存立と深くかかわっていたのであり、それゆえ、統合を可能にした、あるいはするために生み出された、平安京を中心とする世界観の考察が、「国風文化」の考察につながるのである。 史料の収集・整理は、基本的に、研究史を再検討するなかから導き出された、このような観点にたって行い、施政の場の再編、儀式の演出のありようとともに、歌枕、名所絵の成立や特定地域の景観を模した庭園の造営といった現象を、諸地域を統合する場としての平安京の象徴化の進展、それと表裏の関係にある周辺地域「ロマン化」のあらわれととらえた。この点をふまえて、当時の人々の認識のありようを、形成の過程も含めて、より具体的に描き出すとともに、なぜそのような形をとらなければならなかったのかを検討することが、今後の課題となろう。, kaken


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