研究者総覧

尾山 慎Oyama Shinオヤマ シン

所属部署名研究院人文科学系言語文化学領域
職名准教授
Last Updated :2024/04/08

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プロフィール情報

  • 尾山, オヤマ
  • 慎, シン

学位

  • 博士(文学), 大阪市立大学

研究キーワード

  • 文字 表記 音韻 万葉仮名 訓 節博士 声明 四声

研究分野

  • 人文・社会, 日本語学

経歴

  • 2013年04月, 奈良女子大学 准教授
  • 2012年04月, 2013年03月, 大阪市立大学 非常勤講師
  • 2011年04月, 2013年03月, 佛教大学 非常勤講師
  • 2010年04月, 2013年03月, 京都大学 非常勤講師
  • 2010年04月, 2012年03月, 神戸松蔭女子学院大学 非常勤講師
  • 2007年04月, 2012年03月, 大阪市立大学 特任講師

学歴

  • 2003年04月, 2006年03月, 大阪市立大学, 文学研究科, 言語文化学専攻国語国文学専修
  • 1999年04月, 2003年03月, 大阪市立大学, 文学研究科, 言語文化学専攻国語国文学専修
  • 1995年04月, 1999年03月, 大阪市立大学, 文学部, 国語国文学科

担当経験のある科目(授業)

  • パサージュ(21A), 奈良女子大学
  • 国語学概論Ⅰ, 奈良女子大学
  • 日本言語文化構造論Ⅱ, 奈良女子大学
  • 日本語学特論, 奈良女子大学
  • 日本文学史特論A, 奈良女子大学
  • 国語表現論特論Ⅱ, 奈良女子大学
  • 国語学講読Ⅱ, 奈良女子大学
  • 国語学概論Ⅱ, 奈良女子大学
  • 日本言語文化構造論Ⅰ, 奈良女子大学
  • 日本言語文化特論, 奈良女子大学
  • 国語表現論特論Ⅰ, 奈良女子大学
  • 国語学講読Ⅰ, 奈良女子大学
  • 演習指導Ⅱ, 奈良女子大学
  • 国語表現論演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 日本アジア言語文化学卒業論文演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 国語学演習Ⅱ, 奈良女子大学
  • 国語史概論Ⅱ, 奈良女子大学
  • 国語表現論演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 演習指導Ⅰ, 奈良女子大学
  • 日本アジア言語文化学卒業論文演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 国語学演習Ⅰ, 奈良女子大学
  • 国語史概論Ⅰ, 奈良女子大学
  • 日本の言語と文学, 奈良女子大学
  • 国語表現論特論, 奈良女子大学
  • 日本言語文化表現論Ⅰ・Ⅱ, 奈良女子大学
  • 国語学講読Ⅰ・Ⅱ, 奈良女子大学
  • 国語史概論Ⅰ・Ⅱ, 奈良女子大学

所属学協会

  • 日本語学会
  • 万葉学会
  • 訓点語学会
  • 美夫君志会

Ⅱ.研究活動実績

論文

  • 査読無し, 日本語, 第17回若手研究者支援プログラム 萬葉集巻十六を読む, 上代の「漢語」―その語形と位置づけ―, 尾山 慎, 2022年03月, 1, 19, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読無し, その他, 萬葉, 書評 澤崎文『古代日本語における万葉仮名表記の研究』, 尾山慎, 2021年03月, 231, 74, 88
  • 査読無し, その他, 萬葉, 紹介 内田賢徳・乾善彦編『万葉仮名と平仮名 その連続・不連続』, 尾山 慎, 2020年09月, 230, 66, 71
  • 査読あり, 日本語, 叙説, 『般若理趣経』加点博士と字音声調再現の「わたり」について―声調再現の実態を探る端緒として―, 尾山 慎, 2021年03月, 48, 1, 15, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読無し, その他, 日本語の研究, 日本語学界の展望 文字表記(理論・現代), 尾山 慎, 2020年08月, 16, 2, 77, 83
  • 査読あり, その他, 美夫君志, 上代日本語の文章・文体と表記―読み手・書き手の観点から考える―, 尾山 慎, 2020年03月, 100, 50, 62
  • 査読あり, 日本語, 国語語彙史の研究, 木簡の表記と仮名と言葉, 尾山 慎, 2020年03月, 39, 29, 46
  • 査読あり, その他, 叙説, 理論的設定に滲みだす〝現実〟―文字・表記研究の方法論思惟片々―, 尾山 慎, 2020年03月, 47, 239, 257
  • 査読あり, 日本語, 上代学論叢, <漢語>から考える上代日本語表記論─併せて文体論─, 尾山慎, 2019年05月, 191, 214, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読無し, 日本語, 日本語の研究, 書評 奥村悦三著『古代日本語をよむ』, 尾山慎, 2018年08月, 14, 3
  • 査読あり, 日本語, 万葉語文研究特別号, シニフィアン(signifiant)とシニフィエ(signifi?)の関係から考える古代の<訓字>と<仮名>, 尾山慎, 2018年05月, 14
  • 査読無し, 日本語, 古代語の道しるべ(WEB掲載 第五回), 「疫」と「役」, 尾山慎, 三省堂wordwiseweb, 2018年02月
  • 査読無し, 日本語, 日本語学, 日本の漢字研究, 尾山慎, 2018年01月
  • 査読無し, 日本語, 奈良女子大学文学部研究教育年報, 『土左日記』の「書記論」および「表記論」と、これから, 尾山慎, 2017年12月, 14
  • 査読無し, 日本語, 古代の文字文化, 字と音訓の間, 尾山慎, 2017年07月
  • 査読無し, 日本語, 日本語学, 明治書院, 「小文字表記」という文字コミュニケーションとその「位相」, 尾山慎, 2016年06月, 35, 6, 56, 67
  • 査読あり, 日本語, 美夫君志, 美夫君志会, 万葉集仮名主体表記歌巻における単音節訓字―巻十七を中心に―, 尾山慎, 2016年03月, 92, 92, 13, 25
  • 査読あり, 日本語, 文学史研究, 大阪市立大学国語国文学研究室文学史研究会, 萬葉集「正訓」攷, 尾山慎, 2016年03月, 56, 56, 56, 67
  • 査読あり, 日本語, 国語文字史の研究, 漢字の「表意的用法」による表記とその解釈, 尾山慎, 2016年03月, 15, 183
  • 査読あり, 日本語, 國學院雑誌, 國學院大學総合企画部, 現代版「絵文字」とその機能, 尾山慎, 2015年02月, 116, 2, 1-16, 16
  • 査読無し, 日本語, 萬葉集研究, 萬葉集における用法としての文字選択とその表記-二合仮名と訓字・訓仮名の両用を巡って-, 尾山慎, 2014年10月, 35
  • 査読無し, 日本語, 叙説, 奈良女子大学, 萬葉集歌表記における「表意性」と「表語性」を巡る一試論, 尾山慎, 2014年03月, 41, 41, 1, 23
  • 査読無し, 日本語, 萬葉集研究, 訓字主体表記と略音仮名, 尾山慎, 2012年10月, 33
  • 査読あり, 日本語, 国語語彙史の研究, 萬葉集における「千遍」の訓を巡って, 尾山慎, 2012年03月, 31
  • 査読あり, 日本語, 文学史研究, 大阪市立大学国語国文学研究室, 二合仮名の定位, 尾山慎, 2012年03月, 52, 1, 14
  • 査読あり, 日本語, 国語文字史の研究, 萬葉集における地名表記と二合仮名―非固有名詞表記をもたない場合―, 尾山慎, 2011年03月, 12
  • 査読あり, 日本語, 萬葉語文研究, 二合仮名と略音仮名に両用される字母を巡って, 尾山慎, 2011年03月, 6
  • 査読あり, 日本語, 美夫君志, 美夫君志会, 萬葉集における「道」「路」「径」, 尾山慎, 2011年03月, 82, 13, 26
  • 査読あり, 日本語, 萬葉, 萬葉学会, 萬葉集における二合仮名と多音節訓仮名について, 尾山慎, 2010年09月, 207, 32, 51
  • 査読無し, 日本語, 古典語研究の焦点, 萬葉集所載地名表記における二合仮名―非固有名詞表記との関係をめぐって―, 尾山慎, 2010年01月
  • 査読あり, 日本語, 萬葉, 萬葉学会, 萬葉集における非固有名詞表記二合仮名の機能について, 尾山慎, 2009年08月, 205, 48, 66
  • 査読あり, 日本語, 文学史研究, 大阪市立大学国語国文学研究室, 古事記における子音韻尾字音仮名について―歌謡を中心に―, 尾山慎, 2009年03月, 49, 18-30, 30
  • 査読あり, 日本語, 文学史研究, 古事記における子音韻尾字音仮名について―歌謡以外を中心に―, 尾山慎, 2008年03月, 48, 48, 11-23, 23
  • 査読あり, 日本語, 萬葉, 萬葉学会, 萬葉集における子音韻尾字音仮名について, 尾山慎, 2007年06月, 198, 37-54, 54
  • 査読あり, 日本語, 文学史研究, 萬葉集における略音仮名と二合仮名―韻尾ごとの偏向をめぐって―, 尾山慎, 2007年03月, 47, 47, 22, 31
  • 査読無し, 日本語, 和歌山県所在真言宗寺院所蔵文献の国語史的研究(科研報告書), 高野山諸子院蔵博士加点『般若理趣経』について, 尾山慎, 2007年03月
  • 査読あり, 日本語, 萬葉, 萬葉学会, 萬葉集における撥音韻尾字音仮名について―連合と略音―, 尾山慎, 2006年08月, 195, 51, 70
  • 査読あり, 日本語, 萬葉語文研究, 萬葉集における二合仮名について, 尾山慎, 2006年03月, 2
  • 査読あり, 日本語, 國語と國文学, 至文堂, 萬葉集における入声字音仮名━連合と略音━, 尾山慎, 2005年08月, 82, 8, 54, 69
  • 査読あり, 日本語, 訓点語と訓点資料, 訓点語学会, 声明資料『般若理趣経』加点博士について━仁和寺本五音博士を中心として━, 尾山慎, 2005年03月, 114, 114, 77, 99
  • 査読あり, 日本語, 文学史研究, 声明資料『般若理趣経』における加点博士とその改変━国語音韻資料としての意義━, 尾山慎, 2004年03月, 44, 44, 81, 95
  • 査読あり, その他, 日本文化研究ジャーナル, 上代文献における文字論・表記論的研究の方法と課題, 尾山慎, 2022年12月, 24, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読あり, その他, 萬葉, 萬葉集における「字音語」とその認定を巡る方法について, 尾山慎, 2023年11月, 236, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読無し, その他, 文学史研究, 分節される言葉、分節する文字――書くことで発見されることばとそのしくみ, 尾山 慎, 2024年03月, 64, 1, 20
  • 査読あり, その他, 美夫君志, 古代日本語の清濁と訓仮名――萬葉集の表記論的研究にあたって――, 尾山 慎, 2024年03月, 108, 1, 16
  • 査読無し, その他, 萬葉集研究, 萬葉集の清濁表記論再考, 尾山 慎, 2024年02月, 43, 195, 236

MISC

  • 日本語, 漢字文化研究 : 漢検漢字文化研究奨励賞受賞論文集, 日本漢字能力検定協会, 漢検漢字文化研究奨励賞 佳作 訓字主体表記と略音仮名, 尾山 慎, 2013年, 4, 15, 28
  • 査読無し, 日本語, 奈良女子大学文学部研究教育年報, コロナ禍下 2020年度の一回生担任を振り返って, 尾山 慎, 2022年03月, 18

書籍等出版物

  • 二合仮名の研究, 和泉書院, 尾山慎, 2019年02月, 日本語, 査読無し, その他
  • 朝倉日本語ライブラリー漢字, 朝倉書店, 尾山慎; 鳩野恵介; マシュー; ジスク他, 分担, 2017年10月, 日本語, 査読無し, その他
  • 古代の文字文化, 竹林舎, 尾山慎, 分担, 2017年04月, 日本語, 査読無し, その他
  • 萬葉集研究 第三十五集, 塙書房, 尾山慎, 分担, 2014年10月, 211-240, 日本語, 査読無し, その他
  • 萬葉集研究 第三十三集, 塙書房, 尾山慎, 分担, 2012年10月, 129-153, 日本語, 査読無し, その他
  • 国語語彙史の研究31, 和泉書院, 尾山慎; 蜂矢真郷, 分担, 2012年03月, 127-146, 日本語, 査読無し, その他
  • 国語文字史の研究12, 和泉書院, 尾山慎; 今野真二, 分担, 2011年03月, 17-36, 日本語, 査読無し, その他
  • 古典語研究の焦点, 武蔵野書院, 尾山慎; 屋名池誠, 分担, 2010年01月, 91-116, 日本語, 査読無し, その他
  • 上代日本語表記論の構想, 花鳥社, 尾山 慎, 2021年, その他, その他
  • 万葉集の基礎知識, KADOKAWA, 上野, 誠; 鉄野, 昌弘; 村田, 右富実, 歌と文法, 2021年04月, 453p, 日本語, その他, 9784047037021
  • 日本語の文字と表記 学びとその方法, 花鳥社, 尾山 慎, 2022年12月, その他, その他

講演・口頭発表等

  • 尾山慎, 第17回 奈良女子大学若手研究者支援プログラム「萬葉集巻十六を読む」, 上代の「漢語」―その語形と位置づけ―, 2021年08月29日, 日本語
  • 尾山 慎, 表記研究会, 上代の訓字と仮名──仮名への連続性をさぐる─, 2019年01月, 日本語, 清泉女子大学
  • 尾山 慎, 奈良女子大学第14回若手研究者支援プログラム, 訓字をとおしてみる上代の<仮名>, 2018年08月, 日本語, 奈良女子大学
  • 尾山慎, 都城制研究会, 萬葉集の「ミチ」, 2017年02月, 日本語, 国内会議
  • 尾山慎, ならを拓く, 萬葉集はなぜ読める――漢字に託された日本語――, 2016年12月, 日本語, 奈良県東京事務所
  • 尾山 慎, 美夫君志会, 萬葉集仮名主体表記歌巻における単音節訓字について―巻十七を中心に―, 2015年06月, 日本語, 国内会議
  • 尾山 慎, なら学東京講座, 萬葉集と漢字, 2015年02月, 日本語, 国内会議
  • 尾山慎, 徳島御室青年会研修会, 仏典と訓読, 2015年02月, 日本語
  • 尾山 慎, 上代研究会, 仮名主体表記における単音節訓をめぐって, 2015年01月, 日本語, 国内会議
  • 尾山慎, 新潟漢字同好会講演会, 萬葉集と漢字―古代日本語の文字・表記―, 2014年11月, 日本語, 国内会議
  • 尾山慎, 真言宗御室派徳島青年教師会研修会, 仏教と日本漢字音, 2014年09月, 日本語, 国内会議
  • 尾山慎, 皮留久佐學志會, 『般若理趣経』加点博士と字音声調の「わたり」について―日本人による声調再現を探る端緒として―, 2014年03月, 日本語, 国内会議
  • 尾山慎, 上代研究会, 萬葉集における用法としての文字選択とその表記, 2014年01月, 日本語, 大阪市立大学, 国内会議
  • 尾山慎, 真言宗御室派神奈川支所教学講習会, 仏教と日本語学, 2013年11月, 日本語, 真言宗御室派神奈川支所, 国内会議
  • 尾山 慎, 奈良女子大学若手研究者支援プログラム「―注釈と受容―『遊仙窟』を中心として」, 遊仙窟研究の現在―国語学―, 2013年08月, 日本語, 奈良女子大学古代学学術センター, 国内会議
  • 尾山慎, 国語語彙史研究会, 千遍の訓を巡って―チヘニとチタビ―, 2011年04月, 日本語, 国内会議
  • 尾山慎, 萬葉学会, 二合仮名と多音節訓仮名, 2009年10月, 日本語, 国内会議
  • 尾山慎, 東アジア日本語教育・日本文化研究学会, 二合仮名表記における語分節との対応について―助辞表記を含む場合を中心に―, 2008年10月, 日本語, 国際会議
  • 尾山 慎, 萬葉学会, 萬葉集における子音韻尾字音仮名について, 2006年10月, 日本語, 国内会議
  • 尾山慎, 第18回 萬葉語学文学研究会, 萬葉集における二合仮名について, 2005年08月, 日本語, 国内会議
  • 尾山 慎, 東アジア日本語教育・日本文化研究学会, 陽声韻字音仮名の運用について, 2005年08月, 日本語, 国際会議
  • 尾山慎, 第91回 訓点語学会(全国大会), 声明博士にみる国語音韻の特徴について―『般若理趣経』加点博士を中心として―, 2004年11月, 日本語
  • 尾山慎, 萬葉学会, 万葉集における字音語とその認定を巡る方法論について, 2022年10月16日, その他
  • 尾山 慎, 2023年度ひと・ことばフォーラム連続研究会 新しい「文字・表記」の世界, 日本語の文字と表記 古代から現代へ―研究の視座と課題, 2024年02月04日, その他
  • 尾山 慎, 日本歴史言語学会, 日本語文字表記史の課題と研究方法, 2023年12月16日, その他
  • 尾山 慎, 大阪市立大学国文学会総会, 書くことが成り立たせた「言葉」 ──日本語史・文字表記史研究の新たな視座として──, 2023年07月30日, その他

受賞

  • 漢検漢字文化研究奨励賞「佳作」, 漢字能力検定協会, 尾山慎, 2014年03月
  • 万葉学会 奨励賞, 尾山 慎, 2008年10月
  • 新村出賞 研究奨励賞, 尾山 慎, 2007年11月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 漢字による日本語表記の史的研究 仏教声楽の節博士と日本語音韻についての研究, 0, 0, 0, 競争的資金
  • 基盤研究(C), 2019年04月01日, 2022年03月31日, 19K00645, 古代日本語における表記体と表記環境にみる<萬葉仮名>と<仮名>との相関, 尾山 慎; 佐野 宏; 吉岡 真由美, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 奈良女子大学, 3900000, 3000000, 900000, 上代日本語における表記研究において、文字論と表記論が重要であることはこれまでも指摘されてきたが、仮名の実態をみるためには、訓字との比較、語の単位で統計調査をとるべきことの有意性が明らかになった。また日本語の語種の一翼を担う漢語について、語形も字音で取り入れることも広義に訓読の一形態と捉え、倭語で受容する狭義の訓読と並行的に捉える有効性を指摘できた。これにより漢語を大別して、語形としての漢語と、表記上の漢語とし、この漢語受容が、すなわち字音仮名の成立、運用に大きく関わっていることを見通した。以上の研究成果は、単著『上代日本語表記論の構想』(花鳥社2021)にまとめて発表済みである。, kaken
  • 基盤研究(C), 2017年04月01日, 2020年03月31日, 17K02796, 上代日本語の語彙体系と意義記述方法の再構築, 乾 善彦; 蜂矢 真郷; 尾山 慎; 佐野 宏; 内田 賢徳, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 関西大学, 3640000, 2800000, 840000, 『時代別国語大辞典 上代編』の全体を逐一見直すことによって、40年前に成立した本資料を現在の水準における基礎資料として利用するために、最新の研究成果に基づいて改訂する方法を提示した。『時代別』は「上代語概説」「辞書部分」「付録」「索引」からなるが、それぞれの逐一の検討と改定案の提示は、最新の上代語の研究方法を構築するための基礎資料のあり方を提示することでもあり、新たに付け加えられるべきことがらが、これからの基礎資料となることを明らかにした。, kaken
  • 基盤研究(C), 2015年04月01日, 2018年03月31日, 15K02566, 古代日本語の表記体形成と用字法制限の研究, 佐野 宏; 尾山 慎; 毛利 正守; 土居 美幸, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 京都大学, 4420000, 3400000, 1020000, 「万葉仮名」は漢字を日本語の音節の表記に用いたものである。語の音節ごとに漢字を充ててゆくことを多くの書き手がそれぞれに行うと漢字の選び方は区々になると予想される。ところが、語の単位で観察すると、単語ごとに用いる漢字(仮名字母)は存外に固定的で文字列全体でまとまりを作っていることがわかった。さらに単語ごとに固定的になる仮名字母と、とくに固定的でない仮名字母があり、後の平仮名と片仮名という仮名の二類のあり方と関連するものと考えられる。, kaken
  • 基盤研究(C), 2020年04月01日, 2023年03月31日, 20K00645, 古代日本語の訓詁と表記体の研究, 佐野 宏; 蜂矢 真郷; 尾山 慎; 乾 善彦; 内田 賢徳, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 京都大学, 3640000, 2800000, 840000, 主として訓点資料(日本書紀古訓を含む)を中心とした訓詁による表記体分析(表記に対応する語彙と語構成の検討)を進めた。訓字表記の傾向を観察し、その固定性や典拠語のあり方を記述する中で思わぬ発見があった。たとえば、「沈」「鎮」はいずれもシヅムと訓じられるが語頭アクセントが異なり、シタ・シモ「下」の語構成とも相俟って「沈」と「鎮」のシヅムは語形成上は別語であるとみられる。この一連の検討の中で、アクセントの表示という観点から表記を観察する視点が得られた。万葉集では音節単位の変字法を含めても、語の仮名表記が二次的表語性を獲得する中で固定的な文字列による「語の表記体」を形成する傾向にある。その場合、アクセントと仮名字母選択が相関するか否かの検証が必要である。とくに日本書紀歌謡で確認できる「仮借」由来の借音仮名群、単音節の借訓仮名群がアクセントとの相関の有無の検証は計画にはなかったが、新視点として今期に得られた結果である。仮にアクセントに対応した仮名表記があれば、より「仮借」的であるといえようし、原音声母と無関係に清濁に両用するのはより「仮名」的であるということになる。加えて、日本書紀、古事記、萬葉集の「語の表記体」を観察すると、借音仮名にあって「妣」のように清濁仮名の両用例が散見される。「妣」は木下正俊(1965)「手火の清濁」(『萬葉』56)の指摘があるが、橋本四郎(1959)「「ことば」と「字音假名」―上代語の清濁を中心に―」(『萬葉』30号)が指摘したように表語性との関わりから課題が多い。アクセントや清濁の表記は語の表記体中の「仮名」であることを示す点で、仮名の用法から仮名の文字への転換の指標になるのかもしれない。今期は学外調査が十分に行えない環境であったが、Zoom、slackを活用して一定の成果を得ることができた。, kaken
  • 若手研究(B), 2014年04月01日, 2017年03月31日, 26770161, 古代日本語表記における音訓両仮名の標準化と衰退及びその相関についての研究, 尾山 慎, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 奈良女子大学, 2860000, 2200000, 660000, 訓仮名認定の恣意性を回避するため、そもそもの文字と訓の定着度、頻用による常用化について、用例数を計測するだけではない方法を模索した。そのひとつとして、音仮名の連続中に存在する孤立的な訓仮名を追跡し、かつその字母が音(オン)としてどのように使用されるかなどを詳細に調査し、訓仮名の認定を行っていった。これにより訓仮名にも多様性があることが判明し、たとえば訓字の定着的使用が前提になるといった想定は、もちろん当然ではあるけれども、その訓字の定着度をそもそもどう計るのかということに立ち返って研究する必要性が判明した。従来の訓仮名認定および研究はこの点で更新される必要がある。, kaken
  • 基盤研究(C), 2012年04月01日, 2015年03月31日, 24520513, 古代日本語における「訓読」と「仮名の形成」の相関について, 毛利 正守; 尾山 慎; 佐野 宏, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 皇學館大学, 4810000, 3700000, 1110000, 本研究の目的は、東アジア漢字圏に位置しておりながら、もともと自分たちの書記する文字を持たなかった古代の日本において、中国から将来した漢語を受容することによって、どのように書記における日本語を獲得、生み出していったかということを解明するものである。漢語を訓読することによって日本語へと転換させていった過程の解明に、日本語と同じような語順をもつ中国少数民族のナシ族の口頭言語と書記言語の言語規範を調査するという新しい観点からの方法を用いて研究を進めた。, kaken
  • 若手研究(B), 2009年, 2011年, 21720161, 古代文献における子音韻尾字音仮名を中心とした萬葉仮名の研究, 尾山 慎, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 大阪市立大学, 3120000, 2400000, 720000, 古代の漢字による日本語表記において特徴的な仮名文字である略音仮名と二合仮名を取り上げて、その動向を追跡・考究した。この研究を通じ、仮名が一字一音節を指向するという従来漠然と知られてきたことをより一層確実に裏付けた。本研究は、単に仮名の使用度数の統計や文字列上の位置を測るだけのものではなく、ある語や文をどのようにして書くのかという、古代の言語活動の、書記に関わる側面のその根本を子細に描出しうるものである。, kaken

Ⅲ.社会連携活動実績

1.公的団体の委員等(審議会、国家試験委員、他大学評価委員,科研費審査委員等)

  • 萬葉学会, 編集委員, 2017年03月, 9999年
  • 2011年, 学協会


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