研究者総覧

森田 俊吾MORITA Shungoモリタ シュンゴ

所属部署名研究院人文科学系言語文化学領域
職名専任講師
Last Updated :2024/12/28

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プロフィール情報

  • プロフィール

    フランス語を母語としない読者がフランス語の書き言葉におけるリズム要素(連続するアクセントやイントネーション、脚韻等)をどのように認識できるのか、またそれを翻訳を通じて伝えられるのかということに関心を持っています。博士論文では20世紀の詩人、翻訳者、言語理論家のアンリ・メショニックを主な研究対象としながら、近現代フランス詩のリズム(rythme)や口頭性(oralité)について研究を行いました。

    2013年から「フランス現代詩研究会」を運営しております。研究会では研究発表の他にも、読書会(参加者全員で2〜3篇の詩を味読する会)を行っています。専門・非専門を問わず、一人でも多くの方がフランス詩に触れる場を作っていきたいと考えております。

    興味のある方は下記リンクをご覧ください。

    https://poetique.github.io

     

    毎週月曜日17:00より、メショニック研究会をオンラインで行っております。興味のある方はお気軽にご連絡ください。

  • 公開用メールアドレス

    mshungogmail.com
  • 森田
  • 俊吾

学位

  • 博士(フランス文学・文明), 新ソルボンヌ・パリ第三大学, 2021年03月
  • 修士(学術), 東京大学, 2013年03月
  • 学士(文学), 上智大学, 2011年03月

研究キーワード

  • フランス文学
  • 翻訳
  • リズム
  • 話し言葉
  • オーラリティ
  • 文学理論・批評
  • 詩学
  • アンリ・メショニック
  • 韻律分析
  • 自由詩
  • 現代詩

研究分野

  • 人文・社会, ヨーロッパ文学, フランス文学

経歴

  • 2021年04月, 2023年03月, 日本大学, 文理学部, 非常勤講師
  • 2021年04月, 2023年03月, 東京大学, 大学院総合文化研究科 言語情報科学専攻, 助教
  • 2018年04月, 2020年03月, 独立行政法人日本学術振興会, 特別研究員, DC2
  • 2023年04月, 9999年, 奈良女子大学, 研究院 人文科学系, 専任講師

学歴

  • 2013年04月, 2021年03月, 東京大学大学院, 総合文化研究科, 言語情報科学専攻博士課程(満期退学)
  • 2015年10月, 2021年03月, 新ソルボンヌ・パリ第三大学博士課程, フランス共和国
  • 2011年04月, 2013年03月, 東京大学, 大学院総合文化研究科, 言語情報科学専攻修士課程
  • 2009年04月, 2011年03月, 近畿大学, 国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ四谷アート・ステュディウム
  • 2007年04月, 2011年03月, 上智大学, 文学部, フランス文学科
  • 2009年09月, 2010年06月, グルノーブル政治学院(交換留学), フランス共和国
  • 2004年04月, 2007年03月, 都立三鷹高等学校, 普通科

担当経験のある科目(授業)

  • フランス語3・4(初級), 日本大学文理学部, 2021年04月, 2023年03月
  • フランス語1・2(入門), 日本大学文理学部, 2021年04月, 2023年03月
  • 文学2, 日本大学文理学部, 2021年09月, 2022年03月
  • フランス文学テクスト論講読, 奈良女子大学, 2023年04月, 9999年
  • フランス地域文化論特殊研究, 奈良女子大学, 2023年04月, 9999年
  • フランス語I〜IV, 奈良女子大学, 2023年04月, 9999年

所属学協会

  • フランス現代詩研究会
  • 日本フランス語フランス文学会

その他

  • 東京大学フューチャーファカルティプログラム(第18期)修了, 2021年10月, 2022年01月, 【プログラムの概要】大学教員としてのキャリアを進むにあたり不可欠となる教育力の向上をめざすプログラム(総時間数 : 90 時間)
  • ブランコ・ミラノヴィッチ『資本主義だけ残った──世界を制するシステムの未来』レジュメ, 2021年10月, milanovic.pdf, https://researchmap.jp/mshungo/others/33945932/attachment_file.pdf, パスワードが無い
  • フランス語教育国内スタージュ, 2021年03月, 2021年03月, 日本フランス語フランス文学会・フランス語教育学会・フランス大使館共催のフランス語教育国内スタージュに参加。
  • ブノワ・ド・コルニュリエ『詩句の理論』──重要語句参照シート, 2017年06月, sheet.pdf, https://researchmap.jp/mshungo/others/36511134/attachment_file.pdf, パスワードが無い
  • ジョルジュ=ディディ・ユベルマン『イメージの前で』補遺:細部の問い、面の問い発表レジュメ, 2017年05月, didi-huberman.pdf, 発表資料, https://researchmap.jp/mshungo/others/31844943/attachment_file.pdf, パスワードが無い
  • テクスト解釈編──ボードレールの『アベルとカイン』読解(G. Dessons, Introduction à l'analyse du poèmeの要約), 2016年12月, dessons6.pdf, https://researchmap.jp/mshungo/others/31844945/attachment_file.pdf, パスワードが無い
  • カール・シュミット『パルチザンの理論』発表レジュメ, 2015年07月, schmitt.pdf, https://researchmap.jp/mshungo/others/31843650/attachment_file.pdf, パスワードが無い
  • カール・マルクス『哲学の貧困』(1847 年)レジュメ, 2014年, proudhon.pdf, https://researchmap.jp/mshungo/others/32892502/attachment_file.pdf, パスワードが無い

Ⅱ.研究活動実績

論文

  • 査読あり, その他, フランス語フランス文学研究, L’invention du sprung rhythm dans la poésie française, 森田俊吾, 2022年03月, 120, 3, 17, 研究論文(学術雑誌), 10.20634/ellf.120.0_3
  • その他, フランス・パリ第三大学博士課程学位論文, Henri Meschonnic, lecteur : la poétique de l'écoute dans ses critiques littéraires de 1957 à 2009, Shungo MORITA, 2020年12月05日, 学位論文(博士)
  • 査読無し, その他, Résonance générale : Cahiers pour la poétique, La voix et le recommencement : Paul Éluard et Serge Ritman, 森田俊吾, フランスの現代詩人セルジュ・マルタンは、ポール・エリュアールの詩を分析していく中で、テクストにおける子音の反復や音素の反響などの韻律的効果の重要性を見出し、強調した。しかし、両者の詩作品は、効果の目的は異なっている。本研究では、エリュアールとマルタンの詩作品において頻出する「頭韻法」の用いられ方の違いについて分析し、後者の詩の方がこの手法を詩の主題と積極的に結びつけていることを指摘した。, 2019年10月, 10, 55, 62, 研究論文(学術雑誌)
  • 査読あり, その他, Triages, J. Dewey, lecteur des poètes. De « La poésie et la philosophie » à L'art comme expérience, 森田俊吾, アーノルド、ブラウニング、シェリーといった「詩人の思考」が、デューイ哲学に与えた影響を明らかにした。ジョン・デューイが初期の詩論の中で、詩人の読解を下に提示した、詩/哲学、理論/実践、散文/詩といった分割の復元が、後年の主著『経験としての芸術』にまで貫かれた思想であることを提示した。, 2017年06月, 29, 43, 47, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
  • 査読あり, 日本語, 言語情報科学, 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻, L'obscur travailleにおける〈晦冥〉と〈明解〉の流動—アンリ・メショニックのピエール・スーラージュ論を手がかりに, 森田俊吾, メショニックの最期の詩集『L'Obscur travaille』における明暗の対比構造を、2000年に出版されたピエール・スーラージュ論『リズムと光』における光と黒の関係から読み解いた。この明暗の構造はヘラクレイトスの思想を背景に据えた流動的・不可逆的な関係性を有しており、この図式が彼の詩集と詩学を構成するものの一つとなっていることを指摘した。, 2015年, 13, 193, 209, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 査読あり, 日本語, 言語態, アンリ・メショニックにおける演劇性の概念—翻訳行為と言語内身体の上演作用の関係について, 森田俊吾, メショニックにおける翻訳行為と「演劇性(théâtralité)」の関係について、彼が導入した「逆ヒステリー」概念を手がかりにすることで明らかにした。具体的には、一般的な演劇論で想定されるような身体から発せられる言語ではなく、「言語の中にある身体性」が問題になっており、この身体性の表象が翻訳行為の核にあることを指摘した。, 2015年, 14, 167, 185, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 査読あり, 日本語, 言語態研究の現在, 翻訳の言語学に抗するために—アンリ・メショニック「翻訳の言語学から翻訳の詩学へ」における批判とその射程, 森田俊吾, これまで翻訳研究において詩の翻訳は不可能とされ論じられることはなかった。これに対しH・メショニックは、既存の翻訳理論の批判的検討を通じて「翻訳の詩学」を提唱した。彼の詩学はまだ十分に明らかにされていない部分が多いため、本論文では彼の翻訳論の検討を通じて、作者ではなく一つのテクスト主体の語りを精確に聞き取り、翻訳者という書く主体の倫理性を不断に問い直す翻訳の詩学があることを明らかにした。, 2014年, 97, 117, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
  • 査読無し, 日本語, 東京大学総合文化研究科言語情報科学専攻修士学位論文, アンリ・メショニックの「詩学」を解体する—翻訳論における三つの観点について, 森田俊吾, 2013年
  • 査読あり, 日本語, 奈良女子大学文学部研究教育年報, 昼の脚韻と夜の脚韻 : 20世紀フランス詩におけるアラゴン=ブスケの脚韻論争をめぐって, 森田俊吾, 2024年03月, 20, 39, 48, 研究論文(学術雑誌)

MISC

  • その他, 言語態研究会会報, 言語態研究交流会に参加して, 森田俊吾, 2024年03月, 2, 5, 6
  • その他, 第5回「終わらない読書会─22世紀の人文学に向けて」, 『ムッシュー・アンチピリンの宣言―ダダ宣言集』を読む(コメンテーター), 2023年11月24日
  • その他, フランス現代詩研究会, フランス北部の炭鉱詩人・ジュール・ムースロンを読む(発表レジュメ・試訳), 森田俊吾, 2023年08月18日, N12_2023-08-18 17_00 (Jules Mousseron) - 担当:森田俊吾.pdf, パスワードが無い
  • その他, ふらんす, 日めくりカレンダーのように愉しむ詩(お気に入りのフランス語の本), 森田俊吾, 2022年02月, 71, 71
  • 査読無し, その他, Revue Nu(e), Le langage sert à v'ivre : la démarche vacillante dans la poésie de Serge Ritman, Shungo MORITA, 2020年10月, 72, 285, 291, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
  • その他, ユリイカ, ヒルデスハイムの薔薇を枯らさないよう, 森田俊吾, 2020年01月
  • 査読無し, その他, Revue A, Quand le papillon s'envole d'une carafe — l'enjeu de l'atelier de lecture de poésie française au Japon, Shungo MORITA, 2020年, 9, 90, 93, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
  • 査読無し, その他, Henri Meschonnic : actualités et recherches, relations et résonances, L'Orient en double : Adonis vu par Henri Meschonnic, 森田俊吾, メショニックとシリア出身の詩人アドニスに関する単行本未収録の諸論文を調査し、1980年代からの両者の関係性を明るみに出した。ここで展開されたメショニックの「慣習的なオリエント」と「固有のオリエントの発明」の区別は、その後の主著『リズムの政治学』におけるリズム論の出発点にもなっていることを指摘した。, 2019年04月, その他
  • 査読無し, その他, Henri Meschonnic : actualités et recherches, relations et résonances, La pensée déductive et le sujet du poème : l'essai comme système, 森田俊吾, メショニックの詩学の中核を成す「演繹的思考」を明らかにした。メショニックのリズム分析の核心には、「自らが聴いていないものを聴き取る」という実践があるが、具体的な思考法は究明されてこなかった。単行本未収録の対談を中心に彼の思考法に関する言及を調査したところ、ソシュールの「システム」概念を踏まえた、全体的体系における欠如(=自らが聴いていないもの)を埋める(=聴き取る)という演繹的な推理の発想があることがわかった。, 2018年12月, その他
  • 査読無し, その他, Henri Meschonnic : actualités et recherches, relations et résonances, La parabole comme « shifter » chez Meschonnic : essai de comparaison avec Barthes, Krauss et Agamben, 森田俊吾, メショニックが詩学に導入した言語学概念「シフター」(「私」「いま」「ここ」などの状況によって変化する語)の特性を、3人の批評家・思想家(クラウス、バルト、アガンベン)との比較検討を通じて明らかにした。その結果、メショニックはシフター概念を、他の論者のように、空虚な「不在」や、語りえない出来事という言語外的な理解を行うのではなく、いかなる場合においても、言説内の発話主体が関係する事態を想定していたことを明らかにした。, 2017年10月, その他
  • 査読無し, その他, Henri Meschonnic : actualités et recherches, relations et résonances, Écouter ce qui reste de la voix-poème : note sur Voix et relation de S. Martin (Marie Delarbre, 2017), 森田俊吾, 2017年10月
  • 査読無し, その他, Henri Meschonnic : actualités et recherches, relations et résonances, Style et situer : Jacob, Meschonnic, Macé, 森田俊吾, 2017年03月, その他
  • 査読無し, その他, Henri Meschonnic : actualités et recherches, relations et résonances, Meschonnic, lecteur de Nerval, 森田俊吾, バンヴェニストの「ディスクール」概念がメショニックに大きな影響を与えてきたことは知られている。しかし、メショニックが最初に用いた「ディスクール」概念が、ジェラール・ド・ネルヴァル論であったことから、メショニックにおける詩人論の重要性を強調した。このディスクールは、言語学のそれとは異なる、断言することで言葉が現実化する事態を指しているが、こうした発想は、後年のメショニックのディスクール概念にも含まれていることを指摘した。, 2016年09月, その他
  • 日本語, フランス現代詩研究会 研究ノート, もう一つの「シュルレアリスム」:イヴァン・ゴルのシュルレアリスム宣言について, 森田俊吾, 2016年06月17日, 1, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 査読無し, その他, Henri Meschonnic : actualités et recherches, relations et résonances, De l'expérience au « Dire » : Meschonnic et Dewey, 森田俊吾, アンリ・メショニックはアメリカの哲学者ジョン・デューイはじめプラグマティズムには批判的であったが、実際には両者の思想には類似点が見られる。本研究では、「リズム」と「詩人の思考」という2点に対象を限定し、両者の比較を行うことにした。その結果、デューイの「経験」experienceを、フランス語のvécuとして理解するのではなく、「生きること」vivreとして捉えることで、メショニックとデューイの思想に連続性を見出すことができた。, 2016年03月, その他
  • 査読無し, 日本語, UTCP, 【報告】Journées doctorales franco-japonaises "Et", 森田俊吾, 2014年04月, 会議報告等
  • 査読無し, 日本語, 言語態研究の現在, 遭遇する詩学, 森田俊吾, 2014年, 72, 73, 記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)

書籍等出版物

  • 戦後フランスの前衛たち, 水声社, 進藤久乃; Koenig, Raphaël; 長谷川, 晶子; Manigot, Vincent, ガエル・テヴァル; マリアンヌ=シモン・及川, 2023年11月24日, 368, 253-280, 309-324, 日本語, その他, 4801007554
  • バルザックの『サラジーヌ』について : セミナーのための未刊のノート, 水声社, 桑田, 光平; 石川, 典子; 金谷, 壮太; 河野, 美奈子; 佐藤, 園子; 福井, 有人; 村中, 由美子; 森田, 俊吾, ロラン・バルト, 2023年01月, 423p, 日本語, その他, 9784801004900
  • Zum Rhythmuskonzept von Henri Meschonnic in Sprache und Translation, Universitätsverlag Hildesheim, Shungo MORITA, Henri Meschonnic et langues étrangères. La créativité et l'intempestivité dans la traduction, 2021年10月, 420, 233-245, その他, 査読あり, その他, 9783487158518
  • Les Éditions Tarabuste, une fabrique de la poésie libre, Tarabuste, Shungo MORITA, Commémorer, rythmer : pour une "petite" commémoration ou sur "d'étranges liens" avec Philippe Soupault, 2019年05月, 180, 81-91, その他, 査読あり, その他, Les Éditions Tarabuste, une fabrique de la poésie libre, 国際共著している, 9782845874237
  • 抒情の変容 : フランス近現代詩の展望, 幻戯書房, 廣田, 大地; 中野, 芳彦; 五味田, 泰; 山口, 孝行; 森田, 俊吾; 中山, 慎太郎, フランス現代詩における抒情詩と叙事詩の交叉点―ジャン・フォランの詩をめぐって, 2024年06月, 357p, 日本語, その他, 9784864882989

講演・口頭発表等

  • 森田俊吾, 日本フランス語フランス文学会, フランス現代詩におけるソネと自由詩—ギュヴィックの短詩をめぐって, 2022年10月22日, 2022年10月22日, 2022年10月23日, その他, guillevic.pdf, パスワードが無い
  • 森田俊吾, ポエティック研究会, 玩具の贈与論──シャルル・ボードレール「貧者の玩具」を読みながら, 2022年04月10日, その他, 2022_04_10 ポエティック研究会.pdf, パスワードが無い
  • 森田俊吾, フランス抒情詩研究会, 「取るに足らないもの」が歌い出すとき―ジャン・フォラン『時の使い途』(1943)における事物とリズムの関係について, 2022年03月21日, その他, 2022_03_21 抒情詩研究会 (1).pdf, パスワードが無い, 神戸大学 鶴甲第一(国際文化)キャンパス
  • 第18回 東大院生・教職員によるミニレクチャプログラム, 文学作品における「私」 ~国語の文章読解と文学鑑賞の違いはどこにある?~, 2022年03月08日, その他
  • 森田俊吾, 第55回フランス現代詩研究会, アンドレ・フレノーを読む, 2021年07月29日, その他, frenaud.pdf, パスワードが無い, オンライン
  • 森田俊吾, 日本フランス語フランス文学会, 英詩のリズムからフランス詩のリズムへ :メショニックのG・M・ホプキンズ解釈をめぐって, 2021年05月22日, その他, 2021年5月仏文学会.pdf, パスワードが無い
  • 森田俊吾, Henri Meschonnics Rhythmuskonzept in Übersetzung und Übersetzungsforschung, L'atelier de traduction : Henri Meschonnic et les langues étrangères, 2019年10月04日, その他, mshungo-hildesheim.pdf, 発表資料, Nathalie Mälzer/Marco Agnetta, ドイツ・ヒルデスハイム大学, 国際会議
  • 森田俊吾, Journée d'étude : "La voix : un impératif ? Enjeux et expériences en théorie et pratique des littératures", Ressouvenir en avant ou projeter les prophéties dans le passé : la répétition impérative dans la poésie au XXe siècle, 2019年06月07日, その他, Université de Paris 3, 国際会議
  • 森田俊吾, フランス現代詩研究会, フランス現代詩における脚韻:アラゴン、カスタン、メショニックの場合, 2018年10月26日, 日本語, rime.pdf, 1940年前後に発表されたルイ・アラゴンの一連の詩論・脚韻論は、フランス詩において過去のものとみなされた脚韻の復権を目指すものであり、その後のトルバドゥールの再評価、パリを中心としたフランス詩壇への反省といった議論を呼び起こすことになった。これらの脚韻論の再検討を行うことで、フランス現代詩において、忘れ去られたものとみなされている「脚韻」がどのような位置を占めていたか、その一端を明らかにした。, 国内会議
  • 森田俊吾, Les éditions Tarabuste, 30 ans et plus : la fabrique d'une poésie libre, Commémorer, rythmer : Tarabuste trente ans, 2018年03月09日, その他, パリ, 「記念祭」commémorationの周期法則に関するピエール・ノラの研究を基に、その周期から逸脱するリズムの運動の存在を指摘し、それを「小さな記念祭」という呼称でもって考察した。この2つ の記念祭の関係が、メショニックがフィリップ・スーポー論の中で言及した「客観的忘却」と「主 観的忘却」の関係と等しいことを証明した。
  • 森田俊吾, Séminaire « Écritures de la modernité », Survivance ou le symptôme du sujet-poème : autour d'Atlas ou le gai savoir inquiet de Georges Didi-Huberman, 2016年06月10日, その他, huberman.pdf, ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『アトラス、あるいは不安な悦ばしき知識』をガストン・バシュラールの「アトラス・コンプレクス」との対比から論じ、詩作品における「アトラス」が持つ効果を、この語が登場する詩の分析(ハインリヒ・ハイネ、ジョアシャン・デュ・ベレー、ジュール・シュペルヴィエル、ステファヌ・マラルメ)を通じて考察した。, 国際会議
  • 森田俊吾, Le rythme aujourd’hui : pratiques et théories avec Meschonnic, Henri Meschonnic, lecteur de Ronsard et de Nerval : une réflexion sur la notion de « discours » dans la poésie., 2016年05月11日, その他, nerval.pdf, フランス・パリ第3大学, バンヴェニストの「ディスクール」概念がメショニックに大きな影響を与えてきたことは知られている。しかし、メショニックが最初に用いた「ディスクール」概念が、ジェラール・ド・ネルヴァル論であったことから、メショニックにおける詩人論の重要性を強調した。このディスクールは、言語学のそれとは異なる、断言することで言葉が現実化する事態を指しているが、こうした発想は、後年のメショニックのディスクール概念にも含まれていることを指摘した。, 国際会議
  • 森田俊吾, 日本フランス語フランス文学会, 不安のリズムと詩的機能 ― アンリ・メショニックのリズム論における精神分析の位置付け, 2014年10月25日, 日本語, psycho.pdf, 発表資料, 広島大学, 1970年代から1990年にかけてのメショニックの精神分析に対する位置づけを検討した。メショニックは、詩を詩的機能やレトリックと結びつける一部の精神分析家とバンヴェニストに対する批判を行っていたが、こうした批判は、単なる否定的なものではなく、詩の効果によって覆い隠された無意識的な主体の持つリズムを、認識するために必要な作業として位置づけられることを示した。, 国内会議
  • 森田俊吾, 叙述態研究会, 「沈黙」とフランス現代詩の問題──中田健太郎『ジョルジュ・エナン──追放者の取り分』, 2014年10月03日, 日本語, histoire.pdf, 中田健太郎『ジョルジュ・エナン──追放者の取り分』で言及される詩人イヴ・ボヌフォワをめぐる観念論的思考・本質主義的傾向を軸に、フランス現代詩における「詩と哲学」をめぐる問題の一端を検討した。そこではアンリ・メショニックとアラン・バディウのハイデガーの捉え方を比較することで、こうした問題が「詩の言葉の特権化」ならびに「神格化」に起因することを指摘した。, 国内会議
  • 森田俊吾, 第9回表象文化論学会(パネル発表), アンリ・メショニックにおける演劇性の概念──新たなる声としての「オラリテ」を翻訳するために, 2014年07月06日, 日本語, resume-cit.pdf, 発表資料, 熊木淳, メショニックにおける「オラリテ」の概念を「演劇性」の観点から捉え直すことで、この概念が孕む身体性について明らかにした。メショニックは言語が有機体であるという前提に基づいて、言語の中に身体があると仮定した。この「言語内身体」こそがリズムであるが、この身体が言語に負荷を与える様態のことをメショニックは「オラリテ」とし、さらにこれを「逆ヒステリー」とも呼んでいたことを指摘した。, 国内会議
  • 森田俊吾, UTCP:第1回フランス現代詩研究会, アンリ・メショニック、L'obscur travaille (2012), 2014年05月30日, 日本語, obscur のコピー.pdf, 発表資料, 桑田光平, メショニックの最期の詩集『L'Obscur travaille』における明暗の対比構造を、2000年に出版されたピエール・スーラージュ論『リズムと光』における光と黒の関係から読み解いた。この明暗の構造はヘラクレイトスの思想を背景に据えた流動的・不可逆的な関係性を有しており、この図式が彼の詩集と詩学を構成するものの一つとなっていることを指摘した。, 国内会議
  • 森田俊吾, Et : Journée doctorale franco-japonais, « Et » dans la poésie d'Henri Meschonnic : une lecture de Et la terre coule, 2014年03月20日, その他, アンリ・メショニックの詩集 Et la terre coule の « et » に着目し、この直前の出来事が何であったか、という問題に取り組んだ。実はこの詩集の題名それ自体が、かつてメショニック本人が翻訳した『イリアス』の試訳の抜粋であり、ヘブライ語聖書の翻訳者でもあった彼が、翻訳を介してギリシア的な « et/kai » をヘブライ的な « et/vav » との対比の中でどのように捉えていたかを考察した。, 国際会議
  • 森田俊吾, シンポジウム「遭遇する詩学─リズム・翻訳・文化」, アンリ・メショニックにおける「翻訳の言語学」批判とその射程, 2014年01月11日, 日本語, poster.pdf, 森田俊吾, メショニックの最初期の翻訳論の再検討を行った。これまでの研究では、この論考は、翻訳学者ユージーン・ナイダの批判論文として受け止められてきた。たしかに、その批判は前半部の趣旨であるが、後半部にまで目を向けると、翻訳論における科学性一般への批判へと広がりを持っている。このことを、彼の著作全体を通じて明らかにした。, 国内会議
  • 森田俊吾, 『戦後フランスの前衛たち──言葉とイメージの実験史』 (水声社)出版記念イベント, それはなぜ「詩」と呼ばれるのか? ──視覚詩・音声詩・パフォーマンス詩の歴史と今, 2023年12月16日, 2023年12月16日, 2023年12月16日, その他, 『戦後フランスの前衛たち──言葉とイメージの実験史』 (水声社)出版記念イベント (配布用).pdf, パスワードが無い, 進藤久乃, 國學院大学
  • 森田俊吾, 関西マラルメ研究会創立20周年記念シンポジウム, 誰がマラルメを「解毒」するのか ──20 世紀フランス詩における W. ホイットマンとマラルメの運命, 2023年12月11日, その他, マラルメ.pdf, パスワードが無い, 神戸大学
  • 森田俊吾, 日本フランス語フランス文学会 秋季大会 ワークショップ第一部 異種混淆的文芸誌としての『レフェメール』, 異質な言語との出会いの場 ──1960年代フランスにおけるホプキンズ受容の一環としての『レフェメール』, 2023年10月29日, その他, gakkai.pdf, パスワードが無い, 日本フランス語フランス文学会, 九州大学伊都キャンパス

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 研究活動スタート支援, 2021年08月, 2023年03月, 21K19977, シュルレアリスム以後のフランス詩における〈口語性〉の研究, 森田 俊吾, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援, 東京大学, 3120000, 2400000, 720000, 本研究は、第二次世界大戦以降のフランス詩人たちを主な研究対象とし、これまで研究・改良を行ってきたアンリ・メショニックのリズム分析手法を用いて、彼らの詩作品を分析することによって、その時代の詩における話し言葉やリズムの重要性を明らかにするものである。自由詩が主体となった現代詩におけるリズム要素 (統語法、隣接強勢、発声時の強勢、音素連鎖、句 読法、改行等) をメショニックの分析手法を用いることで、旧来の韻律法に比べて、詩的テキストにおけるオーラルな側面を浮かび上がらせるのに適した分析手法である。上記の研究計画の下、本年度は1930-40年代を代表する現代詩人のうち2人を扱い、研究成果を得ることができた。 ・アンドレ・フレノーの研究とその成果発表(フランス現代詩研究会2021年7月例会、2021年7月29日開催):フレノーの詩は、J=P・サルトルが「絶望ではなく、非-希望から作られた詩」と評したように、とりわけ実存主義との関係から哲学的に解釈されてきた。本発表では、彼の詩をワークショップ形式で読むことを通じて、彼が使用する特殊な統語論的配置によって表現される語り口があることを指摘した。 ・ジャン・フォランの研究とその成果発表(抒情詩研究会、2022年3月21日開催):フォランの詩は、既存の研究で「非人称的抒情」と評される通り、一人称がほとんど登場しない散文的な性質を持つ詩が多い。本発表では、彼の詩における子音連鎖に着目することで、彼のオーラルな側面を浮き彫りにした。また、ボードレールからヴァレリーへと至る「純粋詩」という傾向に対置される形で、フォランがボシュエ以来の「純粋雄弁」の復権を目指していたことも発見し、彼のオーラリティへの関心を裏付けるものとなった。 これに加え、メショニックのリズム分析手法そのものに関する論文を執筆し、日本フランス語フランス文学会の論集に掲載された。, kaken;rm:books_etc;rm:presentations
  • 特別研究員奨励費, 2018年04月, 2020年03月, 18J11093, 〈意味産出としてのリズム〉分析手法の確立-メショニックのリズム論を中心に, 森田 俊吾, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 東京大学, 2100000, 2100000, 0, 前年度に行ったメショニックの全著作の網羅並びに彼の分析技法の批判的検討を踏まえ、今年度は最近の韻律学・リズム論研究を用いたメショニックのリズム分析手法の改良を行った。この結果、これまで可視化されてこなかったフランス詩におけるリズム要素を十分に分析できるようになった。分析に想定以上の時間がかかったため、解析作業を効率化していくことが今後の課題として残されたが、フランス語を母語としない学習者でも認識可能なリズム要素の可視化モデルの方向性を一定程度以上示すことができた。 具体的には本研究は以下の二つの作業を経て達成された。 1. 「メショニックの詩分析手法の改善:パウル・ツェランのドイツ詩における「単音節」の分析を通じて」:メショニックのツェランの詩分析手法における不十分な点を指摘し、分析手法を再検討することで改善を図った(2019年4月-9月) 2. 「補強された分析手法の適用:ステファヌ・マラルメのソネにおけるリズム要素の再分析」:改良されたメショニックの分析手法を実際の詩作品の分析に用いることで新たな読解可能性を示した(2019年9月-3月) 上記二つの作業によって、メショニックのリズム分析において不十分な点を洗い出すことができ、また複数の詩作品で、これまで注目されてこなかった効果を浮き彫りにすることができた。これにより、新たな角度からの読解可能性を示すことができた。しかし、個々の事例の分析には想定していた以上に多くの時間を要した。詩作品中の全アクセントの連続や子音の反復といったリズム要素のスクリーニング作業はすべて手作業で可視化していく必要があったためである。より多くの事例に適用できる分析モデルを提示するためには、解析作業の分担ないしは解析ツールの開発を行うことが今後の課題として残された。, kaken;rm:published_papers
  • 2018年04月, 2019年03月, 研究代表者, H.メショニックのリズム論における政治的射程-世界言語フォーラムでの活動を中心に, 森田俊吾, 日本学術振興会, 若手研究者海外挑戦プログラム, 1400000, 1400000, 0, 競争的資金, url
  • 2014年01月, 研究代表者, 遭遇する詩学─リズム・翻訳・文化, 森田俊吾, 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻, 卓越した大学院拠点形成支援補助金, 250000, 250000, 0, 競争的資金, url

Ⅲ.社会連携活動実績

1.公的団体の委員等(審議会、国家試験委員、他大学評価委員,科研費審査委員等)

  • 日本フランス語フランス文学会関東支部 編集委員, 2022年03月, 2023年03月
  • 紀要『言語情報科学』編集委員, 2021年04月, 2023年03月
  • フランス現代詩研究会, 運営責任者, 2013年04月, 9999年


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