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 研究院
 生活環境科学系
 食物栄養学領域
准教授
前田   純夫
MAEDA Sumio


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その他の所属・職名
生活環境学部 食物栄養学科
人間文化研究科 博士前期課程 食物栄養学専攻
人間文化研究科 博士後期課程 共生自然科学専攻

取得学位
農学博士  名古屋大学   

教員からのメッセージ
***「食」と「微生物」・「遺伝子」との関わりに関して、
学術的にも社会的にも重要性の高い研究を行っています***

○ 人体や食生活に深く関わる細菌=バクテリアの持つ未知の諸性質や
生理・生態を明らかにすることで、未来に役立てることを目指しています。

○ 研究全体に共通する中心テーマは、
『新しい性質を持った新型バクテリアは、どのように生まれるのか?』です。
この問いを『食』『人』『生活』『環境』との接点から多面的に探究しています。

○ 最新の研究トピックスとして、
(1)『細菌細胞の抗生物質耐性化(パーシスター細胞化)の記憶現象』という
極めて興味深い新現象を発見し論文発表しました。下記リンクをご覧下さい。
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2018.01396/full
http://www.nara-wu.ac.jp/nwu/news/H30news/20180626/20180626.html
(論文全文公開中。論文pdfも無料でダウンロードできます)

 この成果は、日本経済新聞(2018/7/16)朝刊に掲載されました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO32977190T10C18A7TJM000/
朝日新聞(2018/8/25)夕刊にも掲載されました。
http://food.moon.bindcloud.jp/cn17/pg1611102.html

(2)また細菌の遺伝子水平伝播に関して、これまでの研究をまとめた総説を
国際誌に発表しました。下記リンクをご覧下さい。
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2018.02365/full
(論文全文公開中。論文pdfも無料でダウンロードできます)

○ さらに詳しくは下記の研究室HPを見て下さい。
http://food.moon.bindcloud.jp/staffdetail/pg1548851.html


***大学院生「前期課程 (修士)・後期課程 (博士)」を募集しています***

○ 上記の研究成果はすべて、大学院生を中心とした当研究室の所属学生が
意欲的に研究に取り組み、成し遂げられたものです。

○ 当研究室では、個人個人がしっかり研究成果を出せるような指導を行っており、
皆、研究室や大学院でしか体験できない様々な学習を通して、着実に成長しています。
研究成果は、国際学術誌や海外学会・国内学会や新聞等で多数発表しています。

○ 当研究室で学んだ多数の大学院修了者は、研究で培った高度な専門能力と
応用力を活かして、食品業界・医薬品業界・検査分析機関・研究機関・大学・
管理栄養士・教員など、幅広い分野で活躍しています。

○ 微生物や遺伝子の研究に興味ある人、研究を通じて高い専門能力を身に付けたい人、
国際学会への参加・発表に興味ある人、研究論文を書く能力を身に付けたい人、
博士号を取得し本格的な研究者を目指したい人、など、
意欲のある人は、前期課程からでも後期課程からでも幅広く歓迎します。

○ 他大学や他分野からの入学も可能です。秋期入学や長期履修制度などもあります。

○ 当研究室での大学院入学を希望する方・興味のある方は、まずは
下記メールまで問い合わせ下さい。

○ 連絡・問い合わせはsmaeda@cc.nara-wu.ac.jpまで   

研究分野
応用微生物学・応用生物化学 
応用分子細胞生物学 
食生活 

キーワード
微生物、遺伝子水平伝播、バイオフィルム、抗生物質耐性菌/遺伝子、
細菌(バクテリア)、大腸菌、パーシスター細胞、食品衛生、食環境、
生活環境、人体環境、食中毒細菌、など

学問的にも社会的にもユニークで重要性のある研究を行っていきたいと考えています。 

研究テーマ
○ 細菌細胞のpersister cell(一時的抗生物質耐性細胞)とその記憶現象:  細菌細胞が、ある種の細胞状態を『記憶』できることを最近発見し、その興味深いメカニズムと現象の普遍性に関して、多面的に研究を進めています。  2015-  http://www.nara-wu.ac.jp/nwu/news/H30news/20180626/20180626.html
○ 細菌間遺伝子水平伝播の新機構解明:  従来から教科書的に知られていた『形質転換』機構に新たな様式があることを発見し、さらに研究を進めています。  2001-  https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2018.02365/full
○ バイオフィルム中での細菌細胞の生理:  バイオフィルム中の細菌細胞は、液体培養の細胞とは異なる様々な生理機能を発揮することが明らかとなってきています。上記研究テーマでのパーシスター細胞や遺伝子水平伝播もその例です。  2001- 
○ 食環境中の細菌に関する新側面からの研究:  食環境中の細菌には、未だ知られていない側面も数多く、それらが食品衛生や食中毒に密接に関わっていることを、従来見落とされていた新視点から研究しています。   
○ バイオテクノロジー食品の社会的受容:  遺伝子組換え食品やゲノム編集食品などのバイオテクノロジー食品が、社会的に受容されるための条件について、食べ物の歴史的視点から考察を試みました。  2003-2005 
http://food.moon.bindcloud.jp/staffdetail/pg1548851.html  (研究室HP)   

共同・受託研究希望テーマ
下記のテーマ関連で共同研究が可能です。また一般向けから専門者向けまで広いテーマでの講演・講義も可能です。ご連絡ご相談はメールで(smaeda@cc.nara-wu.ac.jp)。         
○ 食環境における抗生物質耐性菌/遺伝子に関する研究         
○ 細菌の遺伝子水平伝播の制御:         
○ バイオフィルム制御:         
○ バイオテクノロジー食品の社会的受容:         
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科学研究費採択
○ 細菌のパーシスター細胞化の『記憶』現象の機構解明:(研究代表者)  基盤研究(C)一般  2019-2022 
○ 細菌細胞の『記憶』現象の解析:Persistence 高発現の記憶現象発見を糸口に:(研究代表者)  萌芽研究  2015-2017 
○ 大腸菌の遺伝子水平伝播の新機構解明と普遍性検証:(研究代表者)  基盤研究(B)一般  2013-2016 
○ 腸内細菌叢のプロバイオティクス化を目指したファージによる生体内遺伝子導入の試み:(研究代表者)  萌芽研究  2012-2014 
○ 細菌コロニーバイオフィルム中で特異的に起こる新規な遺伝子水平伝播現象の解析:(研究代表者)  基盤研究(C)一般  2007-2009 
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著書
The Hepatocyte Review, Chapter 18: Mechanisms of Active Cell Death in Isolated Hepatocytes  2000/12  Kluwer Academic Publishers  251-267頁       
食物科学概論、6.3 バイオテクノロジーと食物  2003  朝倉書店(2014年改訂)         
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論文
Bacterial memory of persisters: Bacterial persister cells can retain their phenotype for days or weeks after withdrawal from colony–biofilm culture  Frontiers in Microbiology  学術雑誌  共著  9, 1396  2018/06  Saki Miyaue, Erika Suzuki, Yoko Komiyama, Yu Kondo, Miki Morikawa and Sumio Maeda    10.3389/fmicb.2018.01396   
Horizontal Plasmid Transfer by Transformation in Escherichia coli: Environmental Factors and Possible Mechanisms  Frontiers in Microbiology  学術雑誌  共著  9, 2365  2018/10  Haruka Hasegawa, Erika Suzuki, and Sumio Maeda    10.3389/fmicb.2018.02365   
Natural Escherichia coli strains undergo cell-to-cell plasmid transformation  Biochemical and Biophysical Research Communications  学術雑誌  共著  481, 59-62  2016  Akiko Matsumoto, Ayuka Sekoguchi, Junko Imai, Kumiko Kondo, Yuka Shibata, and Sumio Maeda       
Competence development and horizontal plasmid transfer in natural Escherichia coli strains  Microbes in the spotlight: recent progress in the understanding of beneficial and harmful microorganisms  学術雑誌  共著  468-473  2016  Akiko Matsumoto, Ayuka Sekoguchi, Yukako Murakami, Junko Imai, Kumiko Kondo, Yuka Shibata, and Sumio Maeda       
Bacteriophage P1vir-induced cell-to-cell plasmid transformation in Escherichia coli  AIMS Microbiology  学術雑誌  共著  3/ 4, 784-797  2017  Chiaki Sugiura, Saki Miyaue, Yuka Shibata, Akiko Matsumoto, Sumio Maeda       
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担当授業科目
食品微生物学 
生活環境バイオセイフティ制御論 
生活環境バイオセイフティ制御論演習 
微生物学 
食品衛生学 
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所属学会
日本農芸化学会 -現在  国内
日本分子生物学会 -現在  国内
日本生化学会 -現在  国内
日本微生物生態学会 -現在  国内