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 研究院
 生活環境科学系
 生活文化学領域
准教授
井口   高志
IGUCHI Takashi

1975年生まれ

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その他の所属・職名
生活環境学部 生活文化学科
人間文化研究科 博士前期課程 生活文化学専攻
人間文化研究科 博士後期課程 社会生活環境学専攻

職歴
日本学術振興会特別研究員  2003/04/01-2006/03/31 
お茶の水女子大学文教育学部  2006/04/01-2007/03/31 
信州大学医学部保健学科  2007/04/01-2011/05/15 
奈良女子大学生活環境学部生活文化学科  2011/05/16-現在 

出身大学院
東京大学  修士  人文社会系研究科  社会文化研究  2000/03  修了  国内   
東京大学  博士  人文社会系研究科  社会文化研究  2003/03  単位取得満期退学  国内   

出身学校
東京大学  文学部  行動文化学科社会学専修課程  1998/03  卒業  国内   

取得学位
博士(社会学)  東京大学  2006/03 

免許・資格
専門社会調査士(000881号)  2006/10/01   

教員からのメッセージ
私たちの社会の中心部分は、言葉で円滑に意思疎通でき、自己コントロールできる人間像を前提に作られています。しかし、認知症の人や障害を持った人には、その前提が必ずしも当てはまりません。認知症の人たちと介護家族や支援者との関係や、その関係の中の葛藤をフィールドワークや映像資料などから探り、“様々な人たち”とともに生きる社会はいかにして可能なのかを考えています。   

研究分野
社会学 

キーワード
認知症ケア、医療社会学、フィールドワーク、社会調査、支援 

研究テーマ
「新しい認知症ケア」の展開・意義に関する臨床社会学的研究  認知症  2006-2008  本年度行ったのはこれまでの研究成果の総括と、本研究課題で行ってきた質的調査、文献調査それぞれの展開の作業である。 まず、これまで、介護家族へのインタビュー調査、介護者家族会・デイサービスへの参与観察などの質的方法を用いて行ってきた、一連の研究のまとめとして、著作『認知症家族介護を生きる』の出版の作業を行った。調査自体は本年度以前に集中的に行ったものであるが、本研究課題において行ってきた、「新しい認知症ケア」の流れについての、文献等でのリサーチ結果を盛り込んだ形で、著作の仕上げを行った。また、この著作において考察課題として残されたテーマについて、「ケアの現場-「相互行為」を見出す社会学」という論文を執筆し『ライフサイクルと死』(シリーズ死生学第3巻、東京大学出版会)に寄稿し、2008年度中に出版予定である。 以上の作業と平行して、昨年度からラポールづくりを進めてきた、九州地区にある、若年認知症の当事者や家族の作る会や、その会の活動母体となっているデイサービスへのフィールドワークを実施し、認知症の当事者、家族、スタッフから、若年認知症の人が抱える困難や、デイサービスや当事者の会が持つ意義についての情報収集・整理を行った。この調査に基づく報告や論文を現在準備中であり、2008年度中に発表を予定している。また、やはり昨年度から集中的に行ってきたのは、「新しい認知症ケア」に関する実践家たちの文章や資料の収集である。それらの資料をもとに「医療の論理とどう対するか?-「医療モデル」を批判する認知症ケア実践の再考を通じて」という論文を年度内に執筆し、『<支援>の社会学』(青弓社)の一章として2008年度中に出版予定となっている。
現代保健医療福祉における「予防」実践に関する臨床社会学的研究  ケア、認知症、臨床社会学  2008-2012  本研究は、中高齢期の医療・保健・福祉領域における「予防」志向の強まりの内実と社会的意義(功罪)、および、その志向が中高年期の人びとの生や、その支援に関わる人々に対してもたらす影響について明らかにすることを目指すものである。以上の目的に対して、具体的には、インタビュー調査などで現場の実践を明らかにするミクロな研究と、現代社会の論理の変化や財政などの動きを追うマクロレベルの研究という二つの作業を通じて明らかにしていく。
震災等の被害にあった「社会的弱者」の生活再建のための公的支援の在り方の探究  東日本大震災、高齢者  2012-2014 
ヘモフィリア患者の持つライフスキルの収集および共有と継承に関する調査研究  ライフスキル、ヘモフィリア(血友病)、薬害HIV  2012-2016 
認知症ケアの臨床・歴史社会学とケア概念の再構成  認知症ケア、臨床社会学、フィールドワーク、歴史  2013-2017 
障害のある人から学ぶまちづくり共同研究―障害のあるリサーチャーおよび学生サポーターの育成  参加型調査、障害、まちづくり  2015-2016 
「老成学」の基盤構築ー<媒介的共助>による持続可能社会をめざして  ジェロントロジー、老い、老成  2015-2019 

共同・受託研究実績
障害のある人から学ぶまちづくり共同研究―障害のあるリサーチャーおよび学生サポーターの育成  公益財団法人三菱財団 平成27年度社会福祉事業・研究助成  2015/07-2016/09  国内共同研究 
大学広報の研究―ニーズ把握からコンテンツ構築・発信まで―(代表:小川伸彦)  大学広報の研究―ニーズ把握からコンテンツ構築・発信まで―  2014/07-2015/03  学内共同研究 
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科学研究費採択
「老成学」の基盤構築ー<媒介的共助>による持続可能社会をめざして  基盤研究(B)一般  2015-2019 
認知症ケアの臨床・歴史社会学とケア概念の再構成    2013-2016 
震災等の被害にあった「社会的弱者」の生活再建のための公的支援の在り方の探究  基盤研究(B)一般  2012-2014 
現代保健医療福祉における「予防」実践に関する臨床社会学的研究    2008-2011 
現代社会における対人援助に関する社会学的総合研究  基盤研究(B)一般  2007-2010 
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著書
参加のための調査活動――みんなが行きたくなるカフェってどんなカフェ?  2016/09/01    33-36  森口弘美他9名     
認知症の語り ―本人と家族による200のエピソード  2016/06/01  日本看護協会出版会  288-290, 423-425  認定NPO法人 健康と病いの語りディペックスジャパン  978-4818019805   
支援 vol.6  2016/04/30  生活書院  137-143, 237-242  井口高志他30名。     
『血友病患者が日々を過ごす知恵と苦心』(ヘモフィリア患者のライフスキル調査報告書――その共有と継承、「生きなおす」声を聞く追跡調査報告書)  2016/03/31    62-71, 97-104  伊藤美樹子他22名     
現代家族ペディア  2015/11  弘文堂      978-4-335-55170-3   
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論文
「特集「領域横断性――創造的活動との接点から福祉社会を考える」に寄せて」  福祉社会学研究  その他  共著  14, 27-35  2017/05  森川美絵       
調査と参加をめぐる個人的な省察  まちづくり協働研究プロジェクトチーム(代表 森口弘美)『障害のある人から学ぶかちづくり協働研究―障がいのあるリサーチャーおよび学生サポーターの育成』  その他  単著  33-36  2016/09         
「論文の執筆と投稿に関する講演とラウンドテーブルディスカッション(2016年3月5日)」実施報告  保健医療社会学論集  学術雑誌  単著  27/ 1, 142-144  2016/07         
書評 自尊心を守るケア労働の可能な条件を探る――岡京子『ユニットケアとケアワーク―ケアの小規模化と「ながら遂行型労働」』(生活書院)  図書新聞  その他  単著  3258  2016/06         
支援の現場を訪ねて 「学校」という場の持つ意味―ジョイアススクールつなぎ(奈良市)  支援  その他  単著  6, 237-242  2016/04         
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研究発表
講演会、研究集会  認知症ケアにおける家族と生活の質  第9回福祉社会科学講座 於大分市  2017/03/01 
学会発表  認知症の「本人」の登場はいかになされ、何をもたらすのか?  第89回日本社会学会大会 於九州大学  2016/10/08 
その他  いわき市仮設住宅入居者調査の自由回答分析―震災2年後の調査から  東日本大震災後の生活状況・生活再建に関する研究―継続的な調査から(第44回 福祉社会学会研究会) 於関西学院大学梅田キャンパス  2015/02/28 
その他  「被災の影響」と「災害後の経験」に関する探索的研究―― 「震災等の被害にあった「社会的弱者」の生活再建のための公的支援の在り方の探究」調査から  国立社会保障・人口問題研究所研究会 於東京  2014/12/12 
学会発表  How New Is the Image of Those with Dementia in 21st Century in Japan? an Analysis of TV Documentary Programs in the NHK Data Archives.  ISA(International Sociological Association)world congress, WG03 Visual Sociology, Visual Images and Arts in Ageing Research, in Yokohama.  2014/07/17 
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芸術系の活動・フィールドワーク等
「みんなが行きたくなるカフェってどんなカフェ?」での連続5回のワークショップ・調査実施・最終報告会  2015/11/21-2016/03/03  フィールドワーク  共同 
描かないと福島が潰される――端野洋子さん(漫画家)に聞く  2015/09-2016/04/30  その他  共同 
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担当授業科目
家族関係論 
ソーシャルリサーチ論 
家族関係論 
家族社会学 
家族社会学 
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教育実績
卒論集(2016年度)の刊行  2016/10/01-2017/03/24  前年度に作成した卒論集の続刊として刊行した。昨年度同様、ゼミの記録など、よりゼミの教育活動が見えるように工夫をし、学科の共通図書室でオープンキャンパスなどの際に閲覧できるようにした。 
卒論集(2015年度)の刊行  2015/10/01-2016/03/24  前年度に作成した卒論集の続刊として刊行した。昨年度同様、ゼミの記録など、よりゼミの教育活動が見えるように工夫をし、学科の共通図書室でオープンキャンパスなどの際に閲覧できるようにした。 
卒論集(2014年度)の刊行  2014/10/01-2015/03/24  前年度に作成した卒論集の続刊として刊行した。昨年度作成したものに加えて、ゼミの記録など、よりゼミの教育活動が見えるように工夫をし、学科の共通図書室でオープンキャンパスなどの際に閲覧できるようにした。 
ソーシャルリサーチ論における資料検索・論文の書き方に関するマニュアル作成・活用  2014/04/01-2014/08/01  社会学における社会調査を教える授業の機会を利用して、学生に対して研究の基礎的なリテラシーを身につけさせる授業を行っている。具体的には図書館の情報検索ツアーや、情報処理室を使った実習である。その授業を行う際に奈良女子大学の環境に合わせたマニュアルを作り活用している。このマニュアルはこの授業だけでなく卒論ゼミなどでも使用している。 
卒論集(2011年度~2013年度)の刊行  2013/10/01-2014/03/24  家族社会学研究室の研究活動の公開、教員の自己点検のために3年分の卒業論文をテーマごとにまとめて修正・編集をして3巻分の論文集を刊行した。 
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社会連携・国際交流活動
2016『支援』公開トークセッション「ケアする子どもと若者たち――ケアを担うということ、そして将来への不安」の開催・コーディネーター・司会  2016/07/31-2016/07/31     
福祉社会学会第14回公開シンポジウム「領域横断性――福祉と創造的活動との接点から福祉社会を考える」  2016/06/19-現在    コーディネーター・司会者 
『妻の病』上映会&伊勢真一監督とのトークショー  2016/03/18-2016/03/18  国立公民館   
論文の執筆と投稿に関する講演とラウンドテーブルディスカッション(於、大阪市立大学梅田サテライトキャンパス)  2016/03/05-2016/03/05  保健医療社会学会編集委員会  コーディネーター・司会 
新潟県福祉保健部高齢福祉保健課主催「若年性認知症普及啓発セミナー」での講演「若年性認知症の人の社会参加」およびパネルディスカッション登壇  2014/12/19-2014/12/19  新潟県民、介護サービス事業所職員、行政職員等  講演者、シンポジウム登壇者 
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所属学会
社会調査協会『社会と調査』 2017/01/01-2019/12/31  国内
査読委員 2017/01/01-2019/12/31
International Sociological Association 2013/09/01-現在  国外
日本家政学会 2012/09/15-現在  国内
関西支部役員 2012/09-2016/05/07
日本家政学会関西支部第34回研究発表会実行委員会委員 2012/06-2012/10
関西社会学会 2012/05/15-現在  国内
奈良女子大学社会学研究会 2011/10-現在  国内
運営委員 2015/04-現在
『奈良女子大学社会学論集』編集委員 2012/10-2015/04
奈良女子大学家政学会 2011/06-現在  国内
『家政学研究』編集委員 2016/04/01-現在
障害学会 2004/06/30-現在  国内
福祉社会学会 2003/03-現在  国内
第14回大会実行委員長 2016/06/18-2016/06/19
研究委員会副委員長 2015/06/30-現在
理事 2013/06/30-現在
研究委員 2013/06/30-2015/06
福祉社会学会事務局員 2003/03-2005/06
日本社会福祉学会 2002/03-現在  国内
日本保健医療社会学会 2001/03-現在  国内
日本家族社会学会 2000/10-現在  国内
『家族社会学研究』編集委員 2016/09/12-現在
関東社会学会 2000/06-現在  国内
専門審査委員 2015/12/23-2016/03/31
日本社会学会 2000/06/01-現在  国内
『社会学評論』専門委員 2016/04/01-現在
『社会学評論』専門委員 2010/12/01-2012/11/30

公開講座
奈良女子大学大学院人間文化研究科「キャリア形成のための院生自主企画」採択プログラム ポストドクター・キャリア開発事業 キャリアセミナー(職業能力開発)「ケア・支援をめぐる現状と可能性―養護・保育・介護の視点から―」  奈良女子大学大学院人間文化研究科  2013/09-2013/09 
奈良女子大学公開講座  発達障害の当事者としての体験~過去から現在・未来へ~ & イイトコサガシ・ワークショップ体験  奈良女子大学大学院人間文化研究科  2012/07-2012/07 
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